「A NIGHTMARE ON ELM STREET PART 4: THE DREAM MASTER」 [映画(洋画)]
表題の作品は1988年の映画「エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃」である。前年の第3作に続いて製作されたシリーズ第4弾である。今回のヒロインは超能力を持ったアリスとなり、これまでの3作から少し路線が変わってくる。また、フレディの方も、焼き殺されたのに、またも甦り、その能力も一段とパワーアップして、モンスターぶりを大いに発揮することになった。
作品データを記しておくと、時間は93分、監督はレニー・ハーリン、脚本はブライアン・ヘルゲランドとスコット・ピアースの2人、撮影はスティーヴン・ファイアーバーグ、音楽はクレイグ・セイファンである。そして出演は、ロバート・イングランド、ロドニー・イーストマン、リサ・ウィルコックス、アンドラス・ジョーンズ、ダニー・ハッセル、チューズデイ・ナイト、トイ・ニューカーク、ブルック・バンディ、ケン・サゴーズ、ブルック・ゼイス、ニコラス・メレ、リネア・クイグリー、たちである。
フレディから難を逃れたクリステンだったが、彼女はフレディに殺されるという悪夢に悩まされるようになっていた。そんな中で、あのフレディが甦り、彼女の友人たちがその血祭りに上げられていく。そして、クリステンも惨殺されてしまう。が、夢制御が出来るアリスを引きずり込み、ターゲットはアリスの友人たちになる。で、アリスは友人たちの仇を取るためにフレディに立ち向かうことを決意するが...
本作からは「対決」と言うことが前面に出て、「ホラー映画」ではなくて、完全に「モンスター映画」になってしまい、終盤は「アクション映画」と言ってもおかしくないものになっている。シリーズ作品ということで、フレディがどういうキャラクターであるかが分かっているからいいものの、第1作と比べると随分と雰囲気が変わったものである。SFXにも力を入れていて、ここに「不死身のモンスター」ということになって、いよいよ「13日の金曜日」と共に'80'sを代表するモンスターになったのもまた事実である。
また、レニー・ハーリンは後(1990年)に「ダイ・ハード2」の監督として抜擢されることになり、大ヒットを記録して監督としての名前を売ることになる。彼の持ち味であるダイナミックなアクションはこの本作監督時から特徴が出ている。(但し、最近はこの演出も飽きられてしまい、低迷していますが...)ストーリーの方は今ひとつであるのだが、後のR.ハーリン監督のことを考えたら、チェックしておきたい作品である。
エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター最後の反撃 スペシャル・エディション
- 出版社/メーカー: アミューズソフト販売
- 発売日: 2004/03/26
- メディア: DVD
↓レニー・ハーリン監督と言えば、やっぱりこれです。
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