結婚詐欺師 [ドラマ]
今月は4本の新作が放送されるWOWOWが制作したドラマW。3週目の今回は、乃南アサ原作の「結婚詐欺師」です。タイトルから分かるように、ある結婚詐欺師を追っていく物語である。時間は115分ということで、2時間ドラマよりは長く(CMをカットしたら90分ちょっとですから...)、映画1本分という感じである。(WOWOWの放送は、途中にCMが入らないから、途中で白けることが無いのが良い所でもあります。)
物語は、結婚詐欺師の男・橋口と、それを追う刑事・阿久津、そして被害に遭う女性たちが絡む物語である。橋口は、ゲームソフトの会社を経営していると言っていて、複数の女性を罠に掛けている男である。4年前に一度詐欺で逮捕されて、刑務所に入っていたが、出所してから再び結婚詐欺をしている男である。戸籍上は妻がいるが、出所してからは妻の元には一度も帰っていない。物語はホステスの女性が橋口を捜して欲しい、と警察に依頼した所から始まる。話を聞いた明津は、橋口は結婚詐欺師だと気づく。警察が動き出したことを知らず、橋口は新たなターゲットの女性・曽田に迫っていた。
更に橋口は日本舞踊の家元、小料理屋の女将も金づるとしていて、詐欺を働く。また、曽田からお金をだまし取ると、新たなターゲットとなる江本美和子に迫る。が、美和子は阿久津の学生時代の恋人だった...
先週のようなサイコ的な要素もなく、緊張感のあるサスペンスというものでもなく、また派手な所も一切なく、阿久津の人間臭い一面(イジイジしたところ、昔の恋人とはいえ、「詐欺師」だとは言えない苦悩がにじみ出ている。)が物語を引っ張っていく。
尚、本作では、結婚詐欺のターゲットとなる女性の一人(曽田)を星野真里さんが演じていたが、曽田は橋口の子供を身籠もり、籍を入れるということで、「結婚したから詐欺じゃない」と言ったが、確かにその通りなんですよね。(しかし、夫婦生活が始まるかと言えば、そうはいかないことになりましたけど...)
1週目は派手な感じのする物語で、2週目はサイコ・サスペンスということで、それぞれ強力な特徴があったが、3週目の今回は特にこれという特徴がなかったという感じだったが、強力な特徴がないというのが特徴の人間ドラマでした。
ところで、4週連続放送のクイズの答えをメモしておくと、今回は「元恋人」。選択肢は最初のものでした。→来週の放送後に応募しようと思います。(4つの答えが揃わないと応募できないので、現時点では応募できませんし...)
↓原作はこちら
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