「NAKED SPACE」 [映画(洋画)]
表題の作品は1983年の映画「レスリー・ニールセンの裸の宇宙銃(スペースガン)を持つ男」である。日本では劇場未公開であり、TVで放送された時は「裸の宇宙銃を持つ男」というタイトルで、ビデオ化された時には「SFエイリアン天国」というタイトルになったいきさつがある。内容は「裸の銃を持つ男」シリーズと同様の映画のパロディがたっぷりとあるドタバタ・コメディ作品である。ある意味では「裸の銃を持つ男」シリーズの原点とも言うことが出来るが、「裸の銃を持つ男」のザッカー兄弟たちは本作には絡んでいない。(当然ながら、あのドレビン警部は登場しない。)
作品データを記しておくと、時間は91分、製作はマーク・ハガード、製作総指揮はマイケル・S・ランディスとアルバート・スチュワート、監督と脚本はブルース・キンメル、音楽はデヴィッド・スピアーである。そして出演は、シンディ・ウィリアムズ、レスリー・ニールセン、ゲリット・グレアム、パトリック・マクニー、ロン・クロウスキー、ブルース・キンメル、たちである。
宇宙船めまい号の船内で、ある星で採取したゼリー状の生物が恐ろしい生物に変貌してしまった。謎のその異星人とクルーたちが実にお馬鹿な攻防を繰り広げていく...
ニールセンは宇宙船めまい号のジャームズ船長を演じているが、キャラクターは後の「裸の銃を持つ男」のドレビン警部と同じである。また、本作のベースにあるのは映画「エイリアン」であり、これを中心としたヒットした映画のパロディ・ネタが多数登場する。しかも、ミュージカル仕立てを意識していると共に、宇宙船内での物語ということで特撮も使われているが、それがチープなものであって、これも大いに笑わせてくれる。ということで、パロディ映画として求められる要素がしっかりと出てくる作品であって、何も考えずに笑った楽しむことの出来る大いなるおバカ映画である。
↓DVD化はされていません。(ビデオです。)
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