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「ORPHEE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1949年のフランス映画「オルフェ」である。(英語タイトルは「ORPHEUS」)詩人であるJ.コクトーがギリシャ神話のオルフェウス伝説を大胆に解釈した作品である。今では珍しくないが、当時は斬新なトリック撮影を使った映像は現在でも輝く物である。

作品データを記しておくと、時間は112分、白黒作品である。原作、監督、脚本はジャン・コクトー、製作はアンドレ・ポールヴェ、撮影はニコラ・エイエ、音楽はジョルジュ・オーリックである。そして出演は、ジャン・マレー、マリア・カザレス、フランソワ・ペリエ、エドアール・デルミ、ジュリエット・グレコ、マリー・デア、ジャン・ピエール・メルヴィル、ロジェ・ブラン、たちである。

詩人オルフェは、ある日、行きつけのカフェで、王女と呼ばれる女性がやってきて、連れの詩人・セジェストがオートバイにはねられて死んだので、運ぶのを手伝わされる。そして到着した場所で王女はセジェストを生返らせて鏡の中に姿を消す。それ以来、オルフェの心は王女の美しさの虜となる。妻・ユウリディスの待つ家へ帰ったオルフェは虚ろになる。彼の夢枕に王女が立つが、それには気づかないオルフェ。そんな中、ユウリディスがオートバイにはねられて死んでしまう。オルフェは鏡を通って死の国へ出掛ける。そこでは裁判が行われていて、オルフェは二度と妻を見ないという条件でユウリディスを連れ帰ることが許される。しかしユウリディスは再び夫の愛を取戻せないことを知ると、わざとオルフェを自分の方に向かせ、自ら姿を消した。そこに友人たちが押し寄せてきて、オルフェはなぶり殺しにされる。死の国に行ったオルフェは王女と会うが、王女は、生の世界に彼を連れ戻すことこそ正しいと悟ると、妻・ユウリディスと共に現世に帰す...

本作は有名な作品であり、しかも元となったギリシャ神話の方も有名な物語であるので、本作はしっかりと見ておくべき作品である。現在のトリック撮影(特撮)とは全く違う所も、現在では見所の一つである。じっくりと味わって鑑賞しましょう!

 

オルフェ

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