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PINK CADILLAC(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1989年のアメリカ映画「ピンク・キャデラック」である。この作品は「ダーティハリー5」のバディ・ヴァン・ホーン監督とイーストウッドが組んだアクション・コメディ作品である。(イーストウッドのコメディ作品は珍しいですね。)逃亡犯を追跡している賞金稼ぎがある女性を捕まえたことから巻き込まれる騒動を描いた作品である。娯楽作品のツボをしっかりと抑えていて、色々と楽しませてくれる1本である。

作品データを記しておくと、時間は122分である。製作はデヴィッド・ヴァルデス、製作総指揮はマイケル・グラスコフ、監督はバディ・ヴァン・ホーン、脚本はジョン・エスコウ、撮影はジャック・N・グリーン、音楽はスティーヴ・ドーフである。そして出演は、クリント・イーストウッド、バーナデット・ピータース、マイケル・デ・バレス、ジェフリー・ルイス、ティモシー・カーハート、ジョン・デニス・ジョンストン、ジミー・F・スキャッグス、ビル・モーズリイ、マイケル・チャンピオン、ジェームズ・クロムウェル、フランシス・フィッシャー、ジム・キャリー、たちである。(ジム・キャリーが端役で出演しているのはポイントの一つである。)

プロの賞金稼ぎであるトム・ノワックは、ある日ニセ札所持で逮捕されて、今は保釈中の身であり、生後8ヶ月の赤ん坊を連れて行方をくらませた人妻・ルー・アン・マクグィンを追うことになる。彼女の持っていたニセ札は、実は前科者の夫・ロイが所属する狂信的な白人主義組織「純血団」の援助識名として密造されたものであった。彼女は当局から組織の1人とみなされ、更に紙幣偽造の汚名をきせられたことに腹をたて、ロイの愛車であるピンク・キャデラックに飛び乗り、離婚裁判で有名なネバダ州リノにやって来ていた。が、その車のトランクの中には、組織が用意した本物の4万ドルが隠されていた。しかし彼女はそれもニセ札と思い込んでいて、まずは大儲け使用と考える。しかしその前にトムに捕まってしまう。ルー・アンを追う純血団のリーダー・アレックスとウェークロスは、彼女の赤ん坊を誘拐して、金を帰すように迫ってくるが...

コメディ・タッチで描かれていることが物語を重いものにすることなく楽しませてくれている。如何にもアメリカ映画らしいお楽しみが用意されているのも、軽い気持ちで見ることが出来る。このあたりは、映画のことをよく分かっているイーストウッドといったところでもある。

また、こういう楽しい作品は、サントラ盤も一緒に楽しむと、より面白くなる。特に派手な曲がある訳でもなく、極普通の映画のサントラ盤であるのだが、のんびりとした中にも華があるという感じになっていて、これは映画を楽しむ中でも楽しくなる所でもある。

サントラ盤の収録曲は以下の全10曲である。『Never Givin' Up On Love』『There's A Tear In My Beer』『If It Wasn't For The Heartache』『Card Carryin' Fool』『Any Way The Wind Blows』『Reno Bound』『Beneath The Texas Moon』『Rollin' Dice』『Drive All Night』『Born Under A Bad Sign』。

これぞ、という目立った曲も無いが、サントラ盤らしく、上手く纏まったアルバムとなっている。ちょっとしたときのBGMとして流すのに良いアルバムでもある。一度は耳にして貰いたい所である。

 

Pink Cadillac

Pink Cadillac

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1989/05/18
  • メディア: CD

↓映画のDVDはこちらです。

ピンク・キャデラック

ピンク・キャデラック

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/10/06
  • メディア: DVD


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