「REBECCA」 [映画(洋画)]
表題の作品は1940年のアメリカ映画の「レベッカ」である。この作品はヒッチコック監督がアメリカに渡り、最初の作品である。アカデミー作品賞と撮影賞を受賞しているゴシック・ロマンに満ちた物語で、恋愛ドラマとして十分楽しめる作品である。
作品データを記しておくと、時間は131分、白黒作品である。原作はダフネ・デュ・モーリア、製作はデヴィッド・O・セルズニック、監督はアルフレッド・ヒッチコック、脚本はロバート・E・シャーウッドとジョーン・ハリソンの2人、撮影はジョージ・バーンズ、音楽はフランツ・ワックスマンである。そして出演は、ローレンス・オリヴィエ、ジョーン・フォンテイン、ジョージ・サンダース、ジュディス・アンダーソン、グラディス・クーパー、レオ・G・キャロル、ナイジェル・ブルース、たちである。
イギリスのコーンウォル海岸近くにマンダレイという荘園を持つマキシム・デ・ウインターは、モンテカルロで知り合ったアメリカ娘と結婚して帰邸した。彼は美しい先妻・レベッカを失っていて、二度目の結婚であった。家政婦のデンヴァー夫人は、レベッカへの熱愛から新夫人を召し使い扱いするばかりで、レベッカの居間は生前のままにしていて、家はレベッカが支配しているような状況だった。新夫人はマキシムの心にはレベッカがいると悟り、絶望して身を投げようとするが、難破船があったという合図の花火に救われた。で、海底に沈んでいたレベッカのヨットと、レベッカの死体が発見される。で、レベッカの子音について、再度審議されたが、自殺と判定される。が、マキシムは新夫人に事実を打ち明ける...
物語の方は、ヒッチコック作品であれば、サスペンスを期待してしまうが、サスペンスという感じがない。が、ヒッチコック作品はサスペンスだけではなく、恋愛映画もあり、本作は恋愛映画に入ることになる。謎が明るみに出ていく展開は、ヒッチコックらしさがあるものの、サスペンスという演出が控えられているということで、本作の評価は低いが、それは期待するものが間違っているためである。(恋愛映画と捉えたら、酷評されるようなものではない。)
ヒッチコック作品にもこういう作品があって悪くない。もっと評価されて言い作品だと思いますけど...(ご覧になって、自分の目で判断しましょう。)
↓廉価版もあります。
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