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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その31) [ケータイ刑事]

今回のボンドガールと「ケー刑事」ゲスト・キャラのテーマは「音楽関係者」をテーマとする。「音楽関係者」というと、歌手は勿論、演奏者、作曲家、作詞家というように結構幅が広くなる。また、見方によっては前回の「芸」に繋がる部分もある。が、あくまでも「音楽」に関係する人物ということに限定する。登場いただくのは、4代目ボンドのデヴュー作「リビング・デイライツ」のボンドガールのカーラと、「銭形愛・3話」の浅沼麗子、「銭形零・1st.11話」の愛沢なゆた、「銭形海・2nd.1話」の青井みどり宝積有香子です。(その他にも「ケータイ刑事」では「音楽関係者」は登場しているが、それらはまた別の機会に。(男性陣でもありますから...))

007」:カーラ・ミロビィ。シリーズ第15作「リビング・デイライツ」のボンドガール。この作品は4代目・ティモシー・ダルトンのボンド・デヴュー作でもある。また、複数のボンドガールが登場することが定着していた中で、久しぶりにただ一人のボンドガールとして登場し、ボンドとのロマンスは純愛路線を貫いた。彼女はチェリストである。愛人であるKGBのコスコフ将軍からはストラディヴァリウスを買って貰うなどの深い関係にあったが、コスコフ将軍の陰謀によってコスコフを狙うスナイパー(実は空砲)に仕立て上げられて利用された。とっさの判断でボンドが彼女を殺さなかったことから、色々なドラマに発展していくことになった。(ボンドからは、「コスコフが迎えに来た」と言われて、ボンドの援助でKGBから逃れることが出来た。が、タンジールでコスコフからボンドに欺されている、と告げられ、ボンドを窮地に追い込むことになる。が、アフガニスタンではボンドと一緒に始末されそうになった。で、完全にボンドの側に付くことになった。)ただ、愛人と言っても、常時側にいるような愛人ではなく、普段はチェリストとして各地の公演で演奏活動を行っている。音楽家(芸術家・チェリスト)ということで、音楽に関することに関しては色々と明るいが、それ以外のことに関しては疎い所がある。そのため、コスコフ将軍にとったら欺すのは簡単だった。

ケータイ刑事」:浅沼麗子。「・3話」に登場した作詞家の先生である。彼女の付け人の同居している女性が殺害されたということで、(最初は)捜査に協力し、ストーカーがいたことを口にするも、実は、殺害された付き人は彼女のゴーストライターとして作詞をしていて、次第に要求がエスカレートしたことから殺害したのだった。魚が嫌いという一面がある。また、彼女の犯行を察し、身替わりになろうとして自白するという彼女のファンまでいた。

ケータイ刑事」:愛沢なゆた。「・1st.11話」に登場したタンゴ界のトップ・ダンサーである。(ダンサーであるが、タンゴの世界では踊は切り離せないものです。)ショーの最中に彼女の婚約者であるパイプドアの社長(元ネタは当然、当時のライブドア社長のH。すっかり忘れ去られるようになりましたね。)が殺されるという事件が発生。悲劇の被害者を装っていたが、やはり真犯人は彼女だった。本気で愛したら命まで欲しくなったということで殺したが、彼女には共犯者がいて、その共犯の男・光沢はなゆたを愛し続けることを誓っていた。

ケータイ刑事」:青井みどり。「・2nd.1話」に登場したピアノ教室の先生であり、作曲の方も行っている。数年前からスランプとなり、曲が書けなくなっていた。そして家政婦の海原なみが作った曲を、いずれデヴューさせるという約束で、自分の曲として発表していた。(が、その約束を守らなかった。)で、約束を果たさないことから恨みを持った家政婦のなみに殺害されることになった。

ケータイ刑事」:宝積有香子。「・2nd.1話」に登場したピアノ教室のクイーンである。ピアノ教室の青井先生の家政婦の事件に巻き込まれて、その家政婦に先生を殺した犯人として仕立てられて殺害されてしまった。(全くの無実です。)一応、クイーンの歌(「私はクイーン」)を歌うという見せ場はあったものの、犯人に利用されて殺されるという悲劇のクイーンでした。

宝積有香子については、「クイーン」ということは描かれていたが、それ以外については殆ど劇中で描かれていないので、述べることが出来ないが、「クイーン」という「ケータイ刑事」の華であることから、名前を記しておくことにした。(以下の「類似点」については、宝積有香子は除外している。)

今回取り上げた4人(カーラ、浅沼麗子、愛沢なゆた、青井みどり)は音楽に関係する人物であるが、音楽の何処に関係しているかはみんなバラバラである。が、この4人は「詐欺(欺し)行為」に全員が関係している。浅沼麗子と青井みどりは、同じように他人の作ったもの(詞/曲の違いはあるが、殺ったことは同じである。)を自分の作ったものとして世に出していたということで、「詐欺行為を行った人物と言うことになる。また、愛沢なゆたは、おもむろには「詐欺」ということは行っていないが、ショーの最中に観客がいる中で、自分に好意を持っている男を使って殺人を犯し、自分は舞台上にいるというアリバイがある所を観客に見せたということで、これはショーの観客を「欺した」と言ってよいことになる。ということで、「ケータイ刑事」の方の3人は全てがその「欺しを行った側の人間ということになる。一方、カーラはコスコフ将軍の「詐欺行為」に利用されるだけ利用された「欺し」の被害者ということになる。(スナイパーに仕立て上げられたが、その時ボンドが射殺することもできたが、そうなっていたら完全にコスコフの詐しの犠牲者になってる所であった。)

ということで、「欺す側」「欺される側」という違いがあるが、「音楽関係者」は「詐欺(欺し)行為」に何らかの形で関わっているというのは、またまた面白い所であり、驚くべき類似点ということになる。尚、「欺される側」の人間ということを考えると、宝積有香子は真犯人によって利用されたということで、一応、「欺された」と言ってもいいでしょうね。

ちなみに、殺人の真犯人が問い詰められた際、「殺っていない」と言って惚けるのは当然のこと(砂緒に最初から「私が殺りました」と言う犯人はいない。)であって、これは「欺し」とは言わずに「嘘」と言います。(「嘘」も「欺し」の一つではあるが、「詐欺」のような「計略」までは含まれておらず、単に「真実ではない事」であるので、別物とする。)

次回は来年ということになるが、ボンドガールと「ケータイ刑事」のゲストキャラについては、まだネタがあるので、「ボンドガールとゲストキャラにおける類似点」というお題で続けていきます。誰が登場するかはお楽しみに。

 

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