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SEVEN YEARS IN TIBET(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1997年の映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」である。この作品は実在の伝説の登山家・ハインリヒ・ハラーの実体験を元にした作品であり、若き日のダライ・ラマと伝説の登山家・ハインリヒ・ハラーの交流を描いた人間ドラマである。ドラマだけでなくて美しい景色も見所の一つである(但し、ヒマラヤではなくてセットが組まれたのは南米・アンデス山中である。)と共に、今ひとつ知られていないチベットについても色々と教えてくれる作品である。

作品データを記しておくと、時間は136分、原作はハインリヒ・ハラー、監督はジャン・ジャック・アノー、脚本はベッキー・ジョンストン、撮影はロベール・フレース、音楽はジョン・ウィリアムズである。そして出演は、ブラッド・ピット、デヴィッド・シューリス、B・D・ウォン、マコ、ダニー・デンゾンパ、ジャムヤン・ジャムツォ・ワンジュク、インゲボルガ・ダクネイト、ジェツン・ペマ、ヴィクター・ウォン、ラクパ・ツァムチョエ、リック・ヤン、たちである。

1939年、ナチス統制下のオーストリア。登山家のハラーは、身籠もった妻・イングリッドがいるにも関わらず、ヒマラヤ山脈の最高峰のナンガ・パルバットを目指して旅立って行く。が、第二次大戦が勃発し、一行はイギリスの植民地のインドで捕らえられ、戦犯の捕虜収容所に送られてしまう。ハラーは無謀な脱走を何度も試みるが、その都度、すぐに連れ戻されていた。そんな中、故国のイングリッドから離婚届けが届いた。やがて、収容所から脱走することに成功し、過酷な自然環境の中でサバイバル逃亡生活を続け、2年を経てチベットのラサに辿り着く。やがて、若きダライ・ラマの家庭教師となるハラーは、英語や地理などを教えながら、深い友情と魂の交流を重ねていくことになる。それによって利己的だったハラーも心が変化していく。が、中華人民共和国の成立と共に、そんなハラーもチベットに別れを告げなければならなくなった...

ドラマとしても重厚なものがあり、ブラピも大人の演技をしていて、たっぷりと心の交流を見せてくれる。じっくりと味わい、色々と学ぶ所の多い作品である。

また、本作の音楽を担当しているのはジョン・ウィリアムズということで、その重厚な人間ドラマの雰囲気を一段と盛り上げてくれる。当然、サントラ盤も注目ということになる。で、その期待通りのスケールの大きなサウンドを聴かせてくれている。サントラ盤の収録曲は以下の全14曲である。『Seven Years In Tibet』『Young Dalai Lama And Ceremonial Chant』『Leaving Ingrid』『Peter's Rescue』『Harrer's Journey』『Invasion』『Reflections』『Premonitions』『Approaching The Summit』『Palace Invitation』『Heinrich's Odyssey』『Quiet Moments』『Regaining A Son』『Seven Years In Tibet (Reprise)』。

本作は、映画とサントラ盤の両方をじっくりと堪能したい作品である。

 

Seven Years In Tibet: Original Motion Picture Soundtrack

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  • アーティスト: John Williams
  • 出版社/メーカー: Sony Classical
  • 発売日: 1997/09/30
  • メディア: CD

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セブン・イヤーズ・イン・チベット〈ニューマスター版〉

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