ケータイ刑事銭形雷39話(2nd.13話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
BS-iの再放送枠(毎週日曜日朝10時)に合わせて書いている「銭形雷[裏ネタ編]」。今回の物語は2nd.13話(通算では39話)の「BS-i初!まさかオペラ!? ~犯人はあなただ!殺人事件(後編)」である。ということで、大詰めが一段と近づいてきました。前回はゲストから「宝塚歌劇団」について述べたが、今回は冒頭にオペラ座の写真が前回に引き続いて登場していることから、「オペラ座」について記すことにする。また、パリのオペラ座以外にも、「オペラ座」という言葉がタイトルに入っている有名な映画/舞台と、音楽アルバムについても記しておきます。
尚、BS-iの本放送時に記した記事は「ここをクリック(本放送)」、MBS放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。
オペラ座:フランス・パリにある国立の歌劇場の通称である。パリ・オペラ座とも呼ばれている。その歴史は古く、1671年にルイ十四世によって創設された王立音楽舞踏アカデミーがその起源である。1875年に現在の劇場が完成した。(14年の歳月がかかって建設された。)ガルニエが設計したことから「ガルニア宮」とも呼ばれている。フランス革命200年を記念するということで、フランス革命の勃発の地であるバスティーユ広場の西側の旧バスティーユ駅跡地に新たな劇場(オペラ・バスティーユ)が完成した。で、新劇場は、「バスティーユ・オペラ座」または「新オペラ座」と呼ばれている。現在、オペラの公演はこの新しい劇場(バスティーユ・オペラ座)で上演されていて、旧オペラ座(ガルニエ宮)ではバレエと小規模オペラ、または管弦楽コンサートを中心とした公演に利用されている。
オペラ座の怪人:有名なミュージカル作品であり、世界中で現在も上演されている作品である。また、これまでに何度か映画化されている。1910年にフランスの小説家であるガストン・ルルーによって発表された小説であり、これが大評判になり、映画化、ミュージカル化されることになった。古い所では、1925年のアメリカ映画がある。監督はルパート・ジュリアン、エリオット・クローソンとレイモンド・シャロックが脚本を書き、ロン・チェイニー、メアリー・フィルビン、ノーマン・ケリーらが出演している。本作のクリスチーヌが怪人の仮面を背後からはぎ取るシーンは映画史上に残る名シーンとして知られている。尚、本作は当然のことながら、白黒のサイレント映画である。
1943年のアーサー・ルービン監督、クロード・レインズ、スザンナ・フォスター主演作は初めてカラー作品として製作された作品である。
1979年のアメリカ映画(デレク・サヴェージ監督、アーク・ヨボービアン、ダイアン・デイヴィス主演)はガストンの原作を翻案した作品である。この作品の原題は「PHANTOM OF THE THEATER」であり、「オペラ座の怪人」ではなく「劇場の怪人」である。(邦題は「オペラ座の怪人」となっていますけど...)
その後の作品も、同じ原作の映画化作品であるが、それぞれ強い個性のある作品である。1989年のドワイト・H・リトル監督、ロバート・イングランド主演の作品はミュージカルよりも原作に近い内容であり、1998年のダリオ・アルジェント監督、ジュリアン・サンズ、アーシア・アルジェント出演作はイタリア映画界の底力を発揮した作品であり、映画音楽の巨匠の一人であるエンニオ・モリコーネが音楽を担当していて、このサントラ盤の評価はとても高い。また、残酷な描写も強く、過激な作品でもある。そして2004年のジョエル・シューマカー監督、ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム主演作は1986年のミュージカル版をベースにした作品である。
ミュージカル版は1986年にロンドンで公演され、1988年からはニューヨークでも上演されるようになった。(共に、現在までロングランが続いている。)日本でも1988年から劇団四季が公演を行っていて、断続的にであるが、長期公演は続いている。
オペラ座の夜:1975年に発表されたイギリスのロック・バンド・QUEENの4枚目のアルバムである。発売から30年を記念して、2005年11月には本アルバムの30周年アニバーサリー・エディションというCDとDVDのセットになった2枚組の本アルバムがリリースされるなど、'70'sのブリティッシュ・ロックだけでなく、音楽史上に残る歴史的名盤である。(人類が生み出した偉大な文化遺産の一つである。)当然のように、全英チャートで1位を獲得(QUEEN初の1位を獲得したアルバムとなった。)、アメリカでもBillboardで最高位4位、1976年の年間アルバム・チャートでは8位にランクインしたいる。また、シングル・カットされた『Bohemian Rhapsody』は9週連続で全英1位を独走、全米でも最高位9位を記録して、1976年のBillboard年間シングル・チャートの18位にランクインした名曲である。
収録曲は以下の全12曲である。(括弧内は邦題である。)『Death On Two Legs』(「デス・オン・トゥ・レッグス」)、『Lazing On A Sunday Afternoon』(「うつろな日曜日」)、『I'm In Love With My Car』(「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」)、『You're My Best Friend』(「マイ・ベスト・フレンド」)、『'39』(「'39」)、『Sweet Lady』(「スウィート・レディ」)、『Seaside Rendezvous』(「シーサイド・ランデヴー」)、『The Prophet's Song』(「預言者の唄」)、『Love Of My Life』(「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」)、『Good Company』(「グッド・カンパニー」)、『Bohemian Rhapsody』(「ボヘミアン・ラプソディ」)、『God Save The Queen』(「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」)。
このアルバムはロック・ファンであれば当然聴いておかなければならないアルバムであるが、ロックは苦手という方も、一度は聴いておいても損をしないアルバムである。
オペラ座の怪人 コレクターズ・エディション (初回限定生産)
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2005/08/26
- メディア: DVD
オペラの怪人 (ベスト・ヒット・コレクション 第9弾) 【初回生産限定】
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2007/08/09
- メディア: DVD
- アーティスト: サントラ, エミー・ロッサム, ミニー・ドライバー, パトリック・ウィルソン, ジェラルド・バトラー
- 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/01/19
- メディア: CD
- アーティスト: 劇団四季ロングラン・キャスト, 劇団四季ミュージカル・オーケストラ, 上垣聡, 山口祐一郎, 鈴木京子, 石丸幹ニ
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1992/09/26
- メディア: CD
A Night at the Opera [12 inch Analog]
- アーティスト: Queen
- 出版社/メーカー: Parlophone
- 発売日: 2005/11/21
- メディア: LP Record
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