ケータイ刑事銭形海28話(3rd.2話・感想)+29話(3rd.3話)予告 [ケータイ刑事]
二段構成で記している「銭形海」。放送後の最初は、いつものように簡単な感想と次回予告について、思ったことをそのまま記しています。今回の物語は3rd.2話(通算では28話)の「吸われる魂! ~血を吸うカメラ殺人事件」である。今回は色々とパロディを盛り込んだ内容であり、「雷の悪夢」(「雷・2nd.8話」)や「恋日・3rd.19話」の「アダルトな恋」というパロディ作品の監督を務めてきた掘監督らしい所が出ていた物語でした。「キンメダイ・オブ・チョイトイ」というのは「インリン・オブ・ジョイトイ」を、「間黒腹蔵(まぐろ・ふくぞう)」というのは「笑うセールスマン」の喪黒福造が元ネタであるというのは実に簡単に分かる所でした。また、写真家のハマーチーこと浜地ノブヨシは「釣りバカ日誌」の浜崎伝助を意識しているのは分かるが、その風貌は'70'sのジョン・レノン(「Love & Peace」)を彷彿させていましたね。(あのメガネは絶対にJOHNを意識している。)また、「浜地」→「ハマチ」(魬・出世魚の「鰤(ぶり)」)、「間黒」→「マグロ」(鮪)、「キンメダイ」→「金眼鯛」というように、見事に魚の名前で苗字が統一されていました。
TVシリーズでは初登場となる松山さんであるが、何だかんだで高村さんや岡野さんとキャラが被ってますね。(というより、五代さんを含めたこれまでの相棒の3人のキャラを足して「2」で割ったぐらい(「3」ではなくて「2」で割ったという所がポイントです。少なくともそれぞれの濃さは1/3にはなっていませんから...)でしょうか。)これに関しては、『愛のメモリー』をはじめ、持ち歌を歌わせていくのでしょうが、今回は『カンのメモリー』がやたらと出てきていましたね。(『愛のメモリー』のネタもちゃんとありましたけど...)
それにしても、「海・3rd.」の雰囲気は「泪・2nd.」の前半(高村さんが初登場して間もない頃)に似ているように感じます。「泪・2nd.」の時も「ケー刑事」に初登場という高村さんが登場し、高村さんは弾けていて、コミカル色が強くなっていくという所、そしてコンビの方も、泪ちゃんがリードして高村さんを操縦しているという所が、「海・3rd.」の海ちゃんと松山さんの関係と重なります。(何だかんだで「泪」を意識しているのは、今では当然なんでしょうかねぇ。同じ緑リボンの次女だし、「銭形泪」は今では「ケー刑事」のスタンダードですから...)そして、マツが「俺は人を殺してしまった...」と言って壊れる所は、高村さんの最初の頃の壊れ方に似ていましたし...
マツが珍推理を語るというのも、シリーズではお約束だが、今回マツが語った珍推理は長かったですね。でも、色々と知っている知識をアピールしようとして、纏まらなくなって、兎に角、語り続けていれば何とかなるかも知れない、という感じがしました。海ちゃんも途中で遮らずに最後まで聴くというのは、辛抱強いですね。→あっさりと「自殺だ」と持っていかないということで、これまでの3人との違いは(今のところは)あるようですが...
「血を吸うカメラ」の説明で、イエメン王国の…、という下りで、海ちゃんとマツがそれぞれ扮していたけど、「雷・2nd.」の雷お姉ちゃまのように、妹の海ちゃんのコスプレが見られるというのは嬉しい所ですが、海ちゃんのキャラの揺れということは相変わらず続いていますね。尚、色黒いマツだったら、アラブの王族の衣装を着ても、違和感は全く感じませんでした。
笑わせてくれたのは「世界の車窓だ」という写真集でした。車窓そのものを撮影した写真ばかりの写真集ということで、タイトルに偽りがない事だけは確かですけど...→「アメリカの」「ロシアの」「韓国の」という写真は、どう見ても日本の列車(新幹線とか中央線快速)にしか見えなかったですけど...
ところで、最近では高性能なデジタル一眼レフ・カメラが登場し、フィルム・カメラの方は影が薄くなってきているが、写真家のハマーチーがコンパクトカメラを首からぶら下げている所は面白い所でもありました。(借金があるというハマーチーだったら、最新のデジタル一眼レフ・カメラは買えないのかも...?)
ところで、第1話では相棒の写真を撮影していなかった海ちゃんだったが、今回はしっかりと(泣きそうな顔の)マツの写真を撮影していました。で「忙しいおじさまだなぁ~」と締めていたのは1話でのやり残しを少しずつ消化しているという事なんでしょうか?
次回は、3rd.3話(通算では29話)の「ザバーンザバーンは異国の香り! ~プリンセス暗殺計画」という物語です。今までのシリーズでは(ゲストは除いてレギュラー出演者に限る)、柴田太郎さんの金剛地さんが柴田太郎と柴多太郎という二役を演じて、そのツーショットというものが「泪・2nd.3話」であったが、銭形を演じる人の二役で、そのツーショットがあるというのは「シリーズ初」ですね。→「そっくり」ということがトリックに活かされることだと思いますが...(そうでなかったら、わざわざ二役とする意味がないですし...)まあ、人件費削減策の一貫という考えも出来なくはないですけど...→詳しくは火曜日にUPする方で述べますが、「成人の日」で月曜が祝日なので、公式HPの更新は火曜日になるはずなので、「追記」として後から記すつもりです。(→「成人の日」ということで「成人式」ですが、今年は泪の黒川芽以さんが成人式を迎えることになります。おめでとうございます。)
鑑識メモの方は、「魬(はまち)」が登場したが、ネタに走って、「ハマチ」が出世魚だということには全く触れませんでした。が、柴田さんらしいと言えばそれまでですが、「グキッ」と音がして腰を痛めるというオチは柴田太郎さんでもあっただけに...
そして、これに続く着ボイスDLのお知らせのコーナーは、前回は「正月の挨拶」ということだったのでなかったが、今回は「松山さんには内緒です」という台詞が出てくるものが初登場となりました。
その後、インフォマーシャルで海ちゃんが登場したが、またも同じもの(「声ちぇき!」の宣伝)でした。まさか1つしかないのか、それとも一ヶ月単位で変わっていくのかも?
↓この頃の作風になっていますね。
↓元ネタ関係を
月刊インリン・オブ・ジョイトイ 2 (2) (SHINCHO MOOK 92)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/07
- メディア: ムック
笑ウせぇるすまんココロの超秘密―喪黒福造に狙われない生き方・55
- 作者:
- 出版社/メーカー: 銀河出版
- 発売日: 1993/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
↑ この頃のJOHNを絶対に意識していますね ↓
JOHN LENNON ”THE NEW YORK YEARS”
- 作者: ボブ・グルーエン
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/09/21
- メディア: 大型本
釣りバカ日誌 71 大間の休日の巻 (71) (ビッグコミックス)
- 作者: やまさき 十三
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/08/30
- メディア: コミック
寅さんとハマちゃんに学ぶ助け方・助けられ方の心理学―やわらかく生きるための6つのレッスン
- 作者: 石隈 利紀
- 出版社/メーカー: 誠信書房
- 発売日: 2006/11/20
- メディア: 単行本
ハマちゃん&スーさん大漁キャンペーン 釣りバカ日誌 全18巻セット
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: DVD
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