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ケータイ刑事銭形零1話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

BS-iの再放送枠に合わせて「銭形雷[裏ネタ編]」を記していたが、その再放送も終了したということで、今度は本家四姉妹の作品について、「[裏ネタ編]」を記していくことにしました。(「[裏ネタ編]」を記す場合、色々と調べると自分の勉強にもなりますので...)で、ちゃんからというのが順番としては正しいのだが、それでは面白くないので、末っ子・四女のちゃんから始めようと思います。(よって、日曜日の1本目は、やっぱり「ケータイ刑事」ということになります。→放送中ではないから、週に2本ということもあり得るかもしれません。)

ということで、第1話は「天才中学生刑事登場! ~世界最大の難問・モリマーの最終定理殺人事件」という物語である。で、ちゃんには数学のネタが随所に出てくるが、今回は「円周率」(最初に「遠州理津」と変換候補が登場してしまった...)と、劇中に登場する「モリマーの最終定理」の元ネタである「フェルマーの最終定理」について、そしてこれらだけだと頭がこんがらがってしまうでしょうから、ちゃんが使った電卓から「7セグメント・ディスプレイ」について記すことにします。(内容について、完全に理解しているわけではなく、概要を知識として知っておくだけで十分でしょう。)

尚、MBSの放送の時に記事は「ここをクリック(MBS)」、BS-iの再放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。

円周率」:数学における定数の一つであり、「π」で表される。難しく言うと、平面幾何学における円の周の長さと直径の比を意味している定数である。これは無理数であって、「a/b」という有理数では表すことの出来ない数字である。(小数点以下、無限に続く数字である。)時々、円周率を○桁まで暗唱したというような話を耳にすることもあるが、現在では小数点以下1兆桁を越える所まで計算されている。

一般には「3.14」という近似値で覚えられている。一時期、小学校ではこれを「3」にするというような教育内容の改訂が行われたが、やはり「3.14」ぐらいは覚えているべきである。

一応、ここに、円周率を記しておくことにするが、何処までもという訳にもいかないので、小数点以下200桁(丹羽Pが夏帆ポンに100桁まで暗記するように、と言っていたので、その倍ということにしておきます。)まで記しておくことにする。(10桁毎にスペースを入れておきます。)

π=3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510 5820974944 5923078164 0628620899 8628034825 3421170679 8214808651 3282306647 0938446095 5058223172 5359408128 4811174502 8410270193 8521105559 6446229489 5493038196 …

繰り返すが、一般的には「3.14」で十分である。が、「3.14159265358979323846」というように、小数点以下20桁まで覚えていたら、それなりに博があるとされるでしょうね。(だからと言って、特に恩恵があるということもないですけど...)

フェルマーの最終定理」:3 以上の自然数nについて、x^n+y^n=z^nとなる0でない自然数(x,y,z)の組み合わせがない、という定理のことである。尚、n=2の場合はこれを満たすものは無数に存在する。(例えば、(x,y,z)=(3,4,5)、(6,8,10)、…)これの証明は約360年にわたってされなかったことから「フェルマーの大予想」とも言われていたが、1994年になって、イギリスの数学者・アンドリュー・ワイルズによって証明された。そのため、「フェルマー・ワイルズの定理」とも言われる。これにはドラマがあり、1993年に発表した時には、その内容に驚愕させたが、後の査読で、致命的な誤りが一ヶ所あることが判明した。で、その修正に難航したが、1年後の1994年にそれを克服する新たな証明を行った。(その証明については、チンプンカンプンなので、ここには記しません。興味がある方はご自分で探して下さい。)

尚、フィールズ賞(ちゃんも「M2」で受賞していましたね。)の受賞資格には40歳以下という規定があるため、40代の前半であったワイルズは受賞することは出来なかったが、彼の功績が評価されて、異例の特別賞を受賞している。

フェルマーは17世紀のフランスの数学者であり物理学者である。(1601年~1665年)上記の最終定理の他にも、「フェルマーの原理」(光は一番短い時間で到達できる経路をとって進む。)を発見していることでも知られている。

7セグメント・ディスプレイ」:数字を表示するために開発されたものであり、「8」の字状に7つのパートから構成されている。これによって「0」~「9」の数字を表示する。また、小数点を表示する点がセットになっていて「8セグ」の場合もある。

「16進数」を表示するために「A」から「F」までも表示することが出来る。で、アルファベットを表示させることも出来るが、いくつかの文字はそのままでは7セグ・ディスプレイに表示させることは出来ない。(D,K,M,Q,R,T,V,W,X,f,k,m,p,s,v,w,x,y,z)また、そのまま表示したら数字と判別できない文字もある。(8とB、2とZ、5とG)。ということで、アルファベットの表示は、大文字を使う場合と小文字を使う場合があり、表示できない文字については一部を変形させることでAからZまでの26文字の判別が可能になっている。

これを改善するために、「8」の字に「X」と「I」の6つのセグメントを組み合わせた13セグメント、更に7セグの素子の一部を複数に分割した14セグメントや16セグメントのディスプレイも後に開発されている。14/16セグ・ディスプレイを使うと、一部の文字を変形することなく、アルファベット26文字の表示が可能である。しかし現在では、後に開発されたドットマトリクスのディスプレイに取って代わられている。とはいっても、数字しか表示しない普通の電卓であれば、7セグ・ディスプレイで十分である。

この物語に登場した「1831」と「13404538051」を7セグ・ディスプレイに表示して逆さにすると「hEBI」、「ISOBEShOhEI」と読むことが出来るというものの他の例としては「993」が「EGG」、「663」が「Egg」、「07734」が「hELLO」というものがある。(他にも色々と作ってみては如何?)

 

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↓「円周率」ということで

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↓「フェルマーの最終定理」について

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