篤姫#4 [ドラマ]
今回の物語は、藩主となった斉彬がお国入りするところから始まる。そして於一が斉彬と対面するということで、これまでのホームドラマが大きく動くことになる物語であったはず。が、1年という長尺のドラマということもあるのか、その大きな動きの前半という感じの物語でしたね。しかし、ホームドラマという作品世界に波風が起こったと言うことで、今後の描き方の変化を含めてどうなるのか楽しみとなりました。(次回がいよいよということになりますね。)換言すれば、今回は1月の総決算とでも言ったらいいのか、青春ロードを走っている於一ということを出した物語でした。
まず、斉彬が家臣たちの前で「面を上げぃ」と言った所であるが、藩主が家臣に言っているというよりも、遠山の金さんが御白洲で言っているように感じてしまったんですけど...
また、於一の方は色々と銭形愛とダブった所が次々とあった。(しかも、17歳ということならば、愛ちゃんと同い年でもあるだけに...)
父の話をこっそり聞いていた於一、愛ちゃんも五代さんの言動を影からチェックしていたことがありました。挨拶の稽古で怒られている所でも、言葉尻を捉えて返す所も愛ちゃんそのまま。真っ直ぐな所も愛ちゃんにもあったが、愛ちゃんのように世の中を斜めに見ていないのが於一であるという違いはある。それにしても、完全に銭形愛が被っている於一の青春物語という雰囲気に満ちていました。
そして、遂に斉彬と対面となった於一(今回の物語と言うよりも、序盤の最初のヤマ場ですね。)。赦免がないことを問い詰めるが、斉彬にはしっかりとした考えがあったことを知り、後になって問い糾したことを後悔する。愛ちゃんだったら、相手が考えることよりも一枚も二枚も先のことまで考えているため、後から後悔するなんてことはあり得ないが、於一は愛ちゃんではないという所を感じた所でした。
斉彬は於一に興味を持ち、「また会いたい」と言っていたのと、於一に縁談話が届くということで、お転婆・於一の青春物語も一応は今回までということになるのでしょうね。兎に角ここまでは「大河ドラマ」という雰囲気を全く感じない(それだけ於一にとっては平穏な時代と言うこともありますが...)のだが、いつまでもそういう訳にもいかないでしょうし...
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