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TwellV・神宮前名画座「BACK TO BATAAN」 [映画(洋画)]

今週の神宮前名画座は、1944年の「バターンを奪回せよ」でした。(EPGでは「パターンを奪回せよ」となっているが、原題は「BATAAN」となっていることからも「バターン」ですね。)これは太平洋戦争のフィリピンにおけるバターン奪回までのゲリラ戦を描いた戦争映画である。尚、製作は太平洋戦争中の1944年であるが、日本公開は1966年になったということで「幻の作品」と言われているが、戦争中に敵国の製作した映画であり、しかも内容は日本が敗れていくものであるだけに、22年という時間があったとは言え、よくぞ公開した物ですね。
 


ところで、この神宮前名画座は古い作品ばかり放送しているので、白黒放送が多いのだが、今回はカラーでの放送でした。が、今回の作品は製作時は白黒であったため、後に着色処理が行われ、それを放送したと言うことになる。古い作品を着色処理するというのは、技術としたら凄いことであるが、同時に塗り絵のように色がベタっぼくなるという欠点もある。今回はそういう処理がされたが放送されたために、映像の方がボケ気味だったのがちょっと不満でした。→着色処理をしていないオリジナルの白黒バージョンを放送してくれたら良かったのに...



作品データを記しておくと、1944年のアメリカ映画で、時間は95分、白黒作品である。原作はイーニアス・マッケンジーとウィリアム・ゴードンの2人、監督はエドワード・ドミトリク、脚本はベン・バーズマンとリチャード・ランドーの2人、撮影はニコラス・ムスラカ、音楽はロイ・ウェッブである。そして出演は、ジョン・ウェイン、アンソニー・クイン、ボーラ・ボンディ、フェリー・フランケリ、リチャード・ルー、フィリップ・アーン、ローレンス・ティアニー、たちである。



物語は、真珠湾攻撃から日本軍は破竹の勢いで進軍していて、フィリピンも日本軍がほぼ手中にしていた。コレヒドール島のアメリカ軍基地も陥落寸前であった。そんな中、バターン陥落も時間の問題と見たアメリカ参謀本部は、ジョゼフ大佐に退却への道を遮断されたフィリピン将校や、現地民間人からなるゲリラ隊の指揮を命じた。ゲリラ戦を展開して反撃の機会を狙う中、日本軍の独立式典に奇襲を加えることを計画し、それが成功するが...



フィリピンも太平洋戦争の戦闘が行われた場所であるが、ミッドウェイやガダルカナル、硫黄島、沖縄での戦いは色々と語られ、またそれを題材にした映画も有名な作品があるが、フィリピンとなるとあまり語られることがないだけに、貴重な作品でもある。但し、戦時中の作品なので、100%鵜呑みにするというのも問題はありますけど...



来週は、1943年作品の「サハラ戦車隊」の放送で、その次は1951年の「太平洋作戦」と、戦争映画が続きます。

 
 

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