TwellV・神宮前名画座「BACK TO BATAAN」 [映画(洋画)]
ところで、この神宮前名画座は古い作品ばかり放送しているので、白黒放送が多いのだが、今回はカラーでの放送でした。が、今回の作品は製作時は白黒であったため、後に着色処理が行われ、それを放送したと言うことになる。古い作品を着色処理するというのは、技術としたら凄いことであるが、同時に塗り絵のように色がベタっぼくなるという欠点もある。今回はそういう処理がされたが放送されたために、映像の方がボケ気味だったのがちょっと不満でした。→着色処理をしていないオリジナルの白黒バージョンを放送してくれたら良かったのに...
作品データを記しておくと、1944年のアメリカ映画で、時間は95分、白黒作品である。原作はイーニアス・マッケンジーとウィリアム・ゴードンの2人、監督はエドワード・ドミトリク、脚本はベン・バーズマンとリチャード・ランドーの2人、撮影はニコラス・ムスラカ、音楽はロイ・ウェッブである。そして出演は、ジョン・ウェイン、アンソニー・クイン、ボーラ・ボンディ、フェリー・フランケリ、リチャード・ルー、フィリップ・アーン、ローレンス・ティアニー、たちである。
物語は、真珠湾攻撃から日本軍は破竹の勢いで進軍していて、フィリピンも日本軍がほぼ手中にしていた。コレヒドール島のアメリカ軍基地も陥落寸前であった。そんな中、バターン陥落も時間の問題と見たアメリカ参謀本部は、ジョゼフ大佐に退却への道を遮断されたフィリピン将校や、現地民間人からなるゲリラ隊の指揮を命じた。ゲリラ戦を展開して反撃の機会を狙う中、日本軍の独立式典に奇襲を加えることを計画し、それが成功するが...
フィリピンも太平洋戦争の戦闘が行われた場所であるが、ミッドウェイやガダルカナル、硫黄島、沖縄での戦いは色々と語られ、またそれを題材にした映画も有名な作品があるが、フィリピンとなるとあまり語られることがないだけに、貴重な作品でもある。但し、戦時中の作品なので、100%鵜呑みにするというのも問題はありますけど...
来週は、1943年作品の「サハラ戦車隊」の放送で、その次は1951年の「太平洋作戦」と、戦争映画が続きます。
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