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ゴーオンジャー#4 [特撮]

今回は緑と黒の炎神が現れて仲間になるまでの物語。一応、1年続ける作品と言うことでは、初期エピソードらしいものとなっていた。また、今回は本作の目玉の一つでもある敵の女幹部・ケガレシアが初めて前線に出てきたというのもポイントであった。で、前回と同様に、今回も『青い鳥が逃げた/彼女の情景』のMAXI SINGLEをBGMとして記していくことにする。

実に分かりやすい展開で物語が進んで行く。新たな炎神がやってきたということから回収に向かうゴーオン・メンバーたち。敵さんもそれを阻止しようとして現れる。また、第三者という立場の子供が絡み、お約束とは言うものの、一旦はゴーオン・サイドでは無い方の手に渡る新たな炎神たち。で、それを取り戻すための戦いという、本当に分かりやすい物語である。

そして、その中に定番と言うことの出来るネタが散りばめられている。今回は、初めて前線に姿を現したケガレシアがこれに該当する。兎に角、敵・幹部が最初に姿を現した場合は、強い所をたっぷりと見せなければならない。最初から弱かったらこういう物語は絶対に盛り上がらなくなってしまうだけに、ケガレシアというキャラの今後をも決めてしまうことにもなる重要な登場でした。

とは言っても、あの格好では激しいアクションは最初から無理だというのは分かっている。鞭とCGによる技で圧倒するというのは仕方のないところである。が、これぞ戦隊の女幹部らしいところをしっかりと出していた。また、いきなり「おばさん」と言われて「乙女でおじゃる」と自己アピールしたのも悪くない。これに鞭を振るう、蒸気や光線技を使うというオーソドックスなものが絡み、敵幹部としたら一応は合格レベルに達している。

が、いくつか物足りない点も同時に感じることになった。それはやはりアクションの出来る女幹部が欲しい、ということである。コスプレ幹部で見た目の怖さ、存在感を持たせても、それには限界がある。また、公家言葉を使うのもアイデアとしたらいいのだが、今ひとつ「怖さ」が無い。やはり「マスクマン」のフーミン、「ファイブマン」のザザのようなアクションが出来る女幹部が欲しくなる。(メレもアクション・シーンでは着ぐるみになっていたので、満足できるものではない。)これは敵組織の構成に関わることになるが、やはり最初から敵組織には、ある程度の物量投入が欲しい所である。(「メタルダー」のようなレベルまでしは言いませんが...)

更に、酷すぎて見ていられなかったのがCGを使った描写である。急に解像度も悪くなり、映像の方が霧に包まれたようにボケてしまい、これではテンションも下がるだけである。ビデオ合成が導入された頃、「宇宙刑事」シリーズでは解像度に問題があることを逆に利用して「マクー空間」とか「不思議時空」という特殊空間に移動したことにして上手く対処していたが、そういう工夫でもしないと、とても見ていられるようなものではない。これでは「ハイビジョン制作」ということが逆に足を引っ張ることになるだけである。→ハイビジョン制作作品でも、CGを使っていることを気づかせないようなレベルの作品が実際に作られているだけに、あまりにも酷すぎる東映ヒーロー作品のCGは目立つだけである。

ひょっとしたら、製作費を抑えるために予算を削って、ショボいシステムを使っているのか???もしそうだったら「ハイビジョン制作」に拘る必要はなく、従来の製作体制に戻すというのも一つの方法である。(とりあえずは地上アナログ放送がある間はそれで凌ぐのも一つの出である。)

物語が面白くなりそうな所を見せているだけに、CGの酷さが全てを白けさせている現状は実にもったいない。このままではCGが酷いということで「駄作」に陥ってしまう可能性もある。まあ「特撮氷河期」の真っ直中にいる現状を考えたら、もがき苦しんでいるということを象徴していることでもあるのだが...

で、何だかんだで新たな炎神を仲間にしたゴーオン・メンバーだったが、今回の物語では、青と黄の存在感が殆ど無くなっていた。特に青はいてもいなくても気づかなかったんじゃない???という存在感のなさは、今回が緑と黒をメインにした物語とは言っても、始まったばかりでは今後に課題を残すだけである。

ということで、BGMとして流している『青い鳥が逃げた』の曲名の言葉を少しずつ変えていき、「青い人が逃げた」→「青い人はいない」→「青は空気」ということに...

※今回は木曜の昼にUPするつもりだったのが、「必殺商売人」にはじき飛ばされる形になっちゃいました。とりあえず週遅れにならずに済んだが、ゴーオンジャーって今ひとつ存在感が薄いんですよね...

 

青い鳥が逃げた

青い鳥が逃げた/彼女の情景

  • アーティスト: オノ・アヤコ,コモリタミノル,渡辺なつみ,小野綾子
  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2002/11/13
  • メディア: CD

Jericho...

Jericho...

  • アーティスト: オノ・アヤコ
  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2003/07/09
  • メディア: CD

↓一応こういうものを

炎神戦隊ゴーオンジャー 1 (1) (講談社のテレビ絵本 1423 スーパーV戦隊シリーズ)

炎神戦隊ゴーオンジャー 1 (1) (講談社のテレビ絵本 1423 スーパーV戦隊シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 単行本


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