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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その19・再改訂版) [ケータイ刑事]

2007/10/5付けで記し、2007/11/2付けで、「ゲストキャラにおける類似点」のテーマとして「双子」ということで記したが、その後、「ケータイ刑事」にもう一組双子が登場していたということに気づいたので、「再改訂版」ということにして、改めて記します。(「改訂版」をベースに、加筆を行うことにしました。よって、同じ文章が半分以上占めていますが...)

「ゲストキャラにおける類似点」の6回目となる今回のテーマは「双子」です。(兄弟、姉妹ではなくて双子ということに限定する。)→物語の設定上は「双子」というと色々と面白いストーリーを期待することが出来るが、実写作品では演じる役者の問題があって、難しい所がある。(兄弟姉妹ならば似て無くても何とかなるが、双子となると... ただ、一卵性双生児ならば似るが、二卵性双生児ならば似ていなくても不思議ではない。ただ、そうするのならば「双子」と設定する意味が無くなってしまいますけど...)

「007」に登場する双子は1組だけ(「オクトパシー」)であるが、「ケータイ刑事」には3組の双子が登場している。内2組は「双子」らしく外見はそっくりであるが、もう1組は「一卵性双生児」という設定であるが、「使用前使用後」ということで、一人はダイエットによって(外見が)別人のようになっちゃって、とても双子だなんて思えない。(そのため、「双子」ということを忘れていました。)登場順にそれぞれについて述べていくことにする。

007」:ミーシカ&グリーシカ。シリーズ第13作の「オクトパシー」に登場した殺し屋である。二人ともナイフを使い、巧みなナイフ投げはサーカス団員として身を隠すのにはもってこいである。二人は、卵形の宝飾品のを証拠品として奪った009をベルリンで殺害している。その後、009の後任として任務に当たったボンドを狙うことになるが、グリーシカはボンドとの格闘中に自分のナイフをボンドに投げられて絶命し、ミーシカはドイツのアメリカ軍基地内のサーカス興業(実は核爆発を起こす計画のカムフラージュ)で、核爆弾を巡る戦いの際、人間大砲で命を落とした。(二人ともボンドによって倒され、ボンドは無事に任務を遂行して核爆発を防いだ。)尚、演じたのはデイヴィッド・メイヤーとトニー・メイヤーである。

ケータイ刑事」:日本橋仙太(せんた)&雷人(らいと)。「・2nd.3話」に登場した波動砲研究所でワープ装置の開発を行っていた研究員である。兄・雷人が開発したワープ装置の公開実験の際、弟・仙太を実験台に使ったが、これは研究資金を得るために、仙太に掛けた保険金を受け取るための策略であって、マジックのようなタネを使って実際は開発されていないワープ装置の実験を利用して仙太を殺した。それを海王星団が狙っている、と言って巧みに騙そうとした。(結局、ちゃんの活躍によって逮捕された。)尚、演じたのは並木史朗で二役を演じた。(この物語には柴多太郎(しば・たたろう)が登場した。劇中で「ツインカム柴田」と言っているが、この柴田太郎と柴多太郎の2人は双子ではなくて従兄弟である。)

ケータイ刑事」:細井美々華(びびか)&華奈(かな)・「・2nd.2話」に登場した双子で、姉・美々華はダイエットによってスリムな身体になったと言っているダイエット・クイーンである。(実際は整形でした。)一方、姉・美々華のマネージャーをしている妹・華奈は太っていて、とても姉妹にも見えない。ましてこの二人が「一卵性双生児」という設定である。(当然、別の人(宝積有香、尾上博美)が演じている。→姉妹ならともかく、双子を全く似ていない別人が演じるというのも「ケータイ刑事」ならではである。)尚、美々華の整形前はソックリだったということになっている。

美々華は自らが広告塔となって、ダイエット水「赤坂の雫」(実はただの水道水)を販売して大儲けをしていた。(完全な詐欺です。)マスコミがインチキだということを報道し、美々華の元に詰め寄るが、美々華はマスコミ対策として「赤坂の雫」だけを飲んで一週間過ごすと宣言し、それを始める。が、その美々華は殺害予告の通りに殺されてしまった。実は、インチキ・ダイエット水を売り続ける美々華を止めようとした妹・華奈の犯行であった。殺害方法は、「赤坂の雫」(ただの水道水ですが...)が入ったペットボトルということがシニカルであり面白い所でもあった。

ケータイ刑事」:小槻山彦(やまひこ)&海彦(うみひこ)・「・2nd.3話」に登場した物理学者の兄・山彦と弟・海彦の兄弟である。兄・山彦は「別名・インチキ超能力者バスター」(このネタは「・3rd.10~12話」の春舞台にも出てきます。)と名乗り、自称超能力者たちのインチキを暴くために日夜色んなイベントに顔を出しているという(結構お暇人な)男である。弟・海彦は、資産家だった父が昨年泣くなり、莫大な財産を相続することになるも、父の遺言によって初めて双子の兄・山彦がいること知り、遺産の分け前が減るのが嫌で、自称・超能力者の海老沢ほたるを仲間にして兄を殺害し、海老沢ほたるも消した。→ある意味、冷酷な男であって、性格や考え方は殺し屋には向いているのかもしれない。(但し、体格的には殺し屋に向いているのかと言われれば疑問が...)

で、ちゃんの活躍で双子であり、彼が仕組んだトリックを見破られて逮捕された。尚、演じたのは二役とも三波伸一であり、劇中では父・三波伸介の持ちギャグも披露していた。

「ケータイ刑事」の3組の双子は、「」と「」に登場した双子には色々と共通点があるが、「」に登場した双子は「ケータイ刑事」らしい設定でもあり、「双子」という設定だと必ず縛られてしまう思い込みを見事にぶっ壊してくれるだけの強烈なインパクトがある「双子」である。(単に「双子」にしなくて、ただの姉妹でも通用する。→普通の物語ならば「姉妹」にする所であろうが、それを「双子」にしてしまうのが「ケータイ刑事」の「ケータイ刑事」たる所である。)

で、「」と「」の双子は、共に2nd.3話(通算では16話)に登場したという偶然なのか狙ったのか分からない様な共通点であるのも面白手所である。。更に「」と「」は緑リボン・次女というのも共通ですし...

両作とも登場キャラクターの数はかなり多いが、「双子」は上記の4組だけ(のはず)である。(「007」は21作「カジノ・ロワイヤル」まで、「ケータイ刑事」は「銭形海・3nd.12話」まで。)

共通点は、いずれの双子もが悪事に加担していると言うことである。(「007」では殺し屋であるし、「ケータイ刑事」では双子の片方がもう一方を殺害している。)また、職業としても、「007」ではサーカスを隠れ蓑にしているし、「ケータイ刑事」では研究家、タレント(ダイエットクイーン)、学者というように、いずれもが華のある職業である。(普通のサラリーマンとかお店をやっているという平凡なものではない。)そして華のある職業に相応しく、特定の能力が高いということになる。(「007」では運動能力が、「日本橋兄弟」と「小槻兄弟」は頭脳が、「細井姉妹」はタレントして。)

また、「007」では2人とも、「ケータイ刑事」では片方が主役であるボンド/銭形に、倒され/逮捕されているということで、しっかりと主役が栄えるように活躍してくれた。(「007」では2人とも倒され、「ケータイ刑事」では1人はもう1人に殺され、1人は逮捕されているので、1人は死んではいないですが...)

双子には一卵性と二卵性がある。一卵性の場合は2人は同性になり、外観は必ず似るが、二卵性では男女となる(異性になる)場合もあり得るし、同性であっても似るとは限らない。(「整形」とは言え、細井姉妹が似ても似つかない養子をしているという発想は実に面白い所である。)今後は異性の双子が「ケータイ刑事」には登場することもありそうな気がするが、「双子」ならでは(そっくり)という所を大いに発揮して貰いたい所である。

※最初はかなり類似点があると思ったが、一部に忘れていたキャラがいたことで、「双子」ということでは類似度は殆ど無かったということになってしまったが、「双子」という希な設定を上手く使っているということは「007」も「ケータイ刑事」も流石である。

 

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