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URBAN COWBOY(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1980年のアメリカ映画「アーバン・カウボーイ」である。ロデオ・マシーンに熱中する若者の恋愛模様を描いた青春ラブ・ストーリーである。また、オーディションで選ばれたデブラ・ウィンガーが好演を見せてスターになるきっかけとなった作品でもある。(彼女と言えば「愛と青春の旅だち」が忘れられません。)派手な所もなく、ごく普通のラブ・ストーリーである。が、音楽の方は「ロデオ」ということもあって、カントリー系を中心とした選曲になっていて、こちらの方は大注目である。

作品データを記しておくと、時間は135分、原作はアーロン・レイサム、監督はジェームズ・ブリッジス、脚本はジェームズ・ブリッジスとアーロン・レイサムの2人、撮影はレイ・ヴィラロボス、音楽はラルフ・バーンズである。そして出演は、ジョン・トラヴォルタ、デブラ・ウィンガー、スコット・グレン、マドリン・スミス、バリー・コービン、ブルック・アルダーソン、クーパー・ハッカビー、ジェームズ・ギャモン、たちである。

テキサスの田舎町で育った若者・バドが、ヒューストンの叔父・ボブを頼って都会に出る。で、職を得て、あっという間にとか衣生活に馴染むバド。ある夜、叔父夫婦に連れられて行った町の名物バー・ギリーズでシシーという美しい娘と出会い、恋に落ちる。直ぐに結婚し、新婚の2人はギリーズのロデオ・マシーンに夢中になる。そんな二人は仮釈放で刑務所から出てきたウエスという男と巡り会ったことから生活が変わっていく。ウエスはシシーに目を付け、バドは気が気でなくなり、仕事で足を踏み外し、骨折してしまう。で、仕事もクビになってしまう。で、当てつけにパムという金持の娘と同棲生活を始める。そして、ウエスの鼻をあかすために、ギリーズで行われるロデオ大会の優勝を目指すことにする。そんな中、叔父・ボブが仕事中の事故で亡くなってしまった。ボブの葬儀で久しぶりに再会したバドとシシーだったが、元の鞘に収まらない二人。やがてロデオ大会の日がやってきた。バドとウエスは最終ラウンドまで勝ち残っていた。ロデオ・マシーンを全力で操る二人。優勝したのはバドだったが...

J.トラヴォルタ主演と言うことから「サタデー・ナイト・フィーバー」を連想させる所があるのだが、本作出演当時は波に乗っていた時期でしたね。若者が熱を上げるものがあるということでは「サタデー・ナイト・フィーバー」に近い所もあるが、ここぞという強烈に印象に残る所が無いのは、映画としたら辛い所である。(日本では馴染みの低い「ロデオ」ということもあると思われる。)それよりも、劇中に登場する音楽の方がキニナル作品である。

本作サントラ盤は、当時の蒼々たる顔ぶれのアーティストたちが集まったオムニバス形式になっている。後にこういう形のサントラ盤が大ヒットして、続々とこういう形のサントラ盤が生まれることになるが、本サントラ盤はそういった'80'sのサントラ盤の走りになったということも出来るアルバムである。カントリー系を中心とした当時のヒットメーカーたちのオムニバス盤と言っても良い内容になっていて、映画と完全に切り離しても、これだけでも多いに存在価値のあるアルバムである。

そのサントラ盤の収録曲は以下の全18曲である。(曲名の後の括弧内にアーティスト名を記しておく。)『Hello Texas』(JIMMY BUFFETT)、『All Night Long』(JOE WALSH)、『Times Like These』(DAN FORGELBERG)、『Nine Tonight』(BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND)、『Stand By Me』(MICKEY GILLEY)、『Cherokee Fiddle』(JOHNNY LEE)、『Could I Have This Dance』(ANNE MURRAY)、『Lyin' Eyes』(EAGLES)、『Lookin' For Love』(JOHNNY LEE)、『Don't It Make Ya Wanna Dance』(BONNIE RAITT)、『Devil Went Down To Georgia』(CHARLIE DANIELS)、『Here Comes The Hurt Again』(MICKEY GILLEY)、『Orange Blossom Special / Hoedown』(GILLEY'S URBAN COWBOY BAND)、『Love The World Away』(KENNY ROGERS)、『Falling In Love For The Night』(CHARLIE DANIELS BAND)、『Darlin'』(BONNIE RAITT)、『Look What You've Done To Me』(BOZ SCAGGS)、『Hearts Against The Wind』(LINDA RONSTADT / J. D. SOUTHER)。

中心になっているのはカントリー系であるが、カントリーの範疇だけではなく、A.O.R.系のアーティストや、'70's後半に大ヒットを放ったバンドも参加していると言うことで、受け入れやすい構成のアルバムになっている。

この中から筆者は、LINDA RONSTADTとJ. D. SOUTHERのデュエット曲をお薦め曲ということにするが、EAGLES、BOZ SCAGGS、B. SEGERという辺りはロック系がお好きな方に、JOHNNY LEE、KENNY ROGERS、DAN FORGELBERG、ANNE MURRAY、BONNIE RAITTという辺りはカントリー系がお好きな方に、ということで、たっぷりと聴くことが出来るだけに、じっくりと聴いてもらいたいところである。(映画はともかく、サントラ盤は是非お手元に...)

 

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