篤姫#14 [ドラマ]
今回は、時代の方は激しく動いたが、篤姫の周囲では動きがなくてゆったりとしていた物語でした。(但し、最後にどでかいことがありましたけど...)
母・英姫に御台所になれない、と激しく言われたことから、篤姫の江戸での(青春の)日々はイライラが募るばかり。が、そんな中でも青春ドラマというように、色々とやってくれる篤姫でした。母に会えるまで座り込みをするというのは、篤姫らしいところであり、そのペースにすっかり巻き込まれて篤姫に従う幾島とのコンビというのは面白い所でした。→第2クールに突入しても篤姫の青春ドラマという雰囲気は消えませんね。
母。英姫が顔を隠している理由を知った篤姫は「そーいうことか」と漏らしたが、「そーか、そーいうことか。謎は解けたよ、ワトソンくん」と言ってくれたら更に楽しくなったんですけどね...
家祥が将軍となり、家定と名前を改め、ペルリが再びやってきて、日米和親条約を締結、下田と凾館を開港というように時代は大きく動いたが、いよいよ幕末に向かって色んな事が起こることになるのは日本史で学んだ通りであるが、主人公・篤姫はまだ歴史のうねりに完全に呑み込まれていないということもあって、これらのことはまだよそ事のようでした。ということもあって、もっと端折っても良かったのでは...
斉彬が江戸にやってきて、久しぶりの対面となる。で、ここからが今回の物語の見せ場で、今和泉の父が亡くなったということを篤姫に告げた斉彬。父・忠剛の遺言で、篤姫には伝えるな、と約束したのに、その約束を破って篤姫に伝えた斉彬。が、篤姫も成長していましたね。昔のお転婆於一だったら、「どうして?」と色々と問い詰めたであろうが、父・忠剛の気持ちと斉彬の気持ちを理解して涙した、というのにはちょっとウルウルくる所でした。
実の父の死を知ったということで、篤姫も時代の荒浪が襲いかかったものの、混乱の時代という雰囲気は全くなく、あくまでも篤姫の青春ドラマという展開だったが、このような大河ドラマらしくない雰囲気はいつまで続くのでしょうかねぇ...?
今週も、北原佐和子演じる藤野が幾島を叱咤する所で、ああ、この後(藤野は)直ぐに殺されて...という2時間ドラマの展開がまたも頭をよぎっていました...本当に幕末を舞台にした物語なの?と思った所でした。
次回は、西鄕が篤姫の周りで動き出し、薩摩に残っている尚五郎がまたもピエロぶりを発揮してくれそうです。が、来週13日の放送は、いつも「篤姫」を見ているBS-hiの放送時間(18:00~18:45)に、いつも見ている別の民放BSデジタル局の某番組が特別に放送時間を移して放送されるため、後ろ15分が被ってしまいます。裏技を使って対応する予定であるが、いつもは19:30にUPしているが、これが少し遅れることになると思います。(20:00までにはというつもりですけど...)
近世日本国民史開国日本〈1〉ペルリ来航以前の形勢 (1979年) (講談社学術文庫)
- 作者: 平泉 澄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1979/03
- メディア: 文庫
近世日本国民史 開国日本 2 ペルリ来航およびその当時 (2)
- 作者: 徳富 蘇峰
- 出版社/メーカー: 講談社
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