AC/DC『HIGH VOLTAGE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1976年にリリースされた彼らの世界デビュー・アルバムである。また、1975年に母国オーストラリアで発表された1st.アルバムと同名タイトルであるが、オーストラリアで発表されていた同名アルバムと2nd.アルバム「T.N.T.」の2枚のアルバムを編集して新たに発表しなおしたものである。アメリカで300万枚のセールスを記録したが、これは後に売り上げが伸びたために記録したものであり、リリース当時はBillboardのアルバム・チャートで最高位146位を記録したに過ぎなかった。
オーストラリア以外ではデビュー・アルバムということになったが、2枚のアルバムから選りすぐった選曲となっていることもあって、内容の方は充実している。そしてここから彼らの伝説が始まることになるのである。
収録曲は以下の全9曲である。『It's A Long Way To The Top (If You Wanna Rock 'N' Roll)』『Rock 'N' Roll Singer』『The Jack』『Live Wire』『T.N.T.』『Can I Sit Next To You Girl』『Little Lover』『She's Got Balls』『High Voltage』。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『It's A Long Way To The Top (If You Wanna Rock 'N' Roll)』『The Jack』『T.N.T.』『Can I Sit Next To You Girl』『She's Got Balls』『High Voltage』。1st.アルバムで既に30年以上前のアルバムであるが、ライブでお馴染みの曲があるというのも嬉しい所である。
2枚のアルバムからの選曲ということもあって、ベスト盤とまでは言わないが、それに近い雰囲気が少なからずあって、クオリティの方は普通のスタジオ・アルバムよりも高い。(元の2枚のアルバムも出来の良いアルバムですけど...)最初から突っ走っていて、聴いていても気持ちが良くなる。
また、B.ジョンソンになってからの彼らも良いのだが、やはり伝説のボーカリストであるボン・スコットのボーカルを堪能できるというのも嬉しい所である。しっかりと聴いておきたいアルバムである。
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