ゴルゴ13#1 [アニメ]
連載開始から40年になる「ゴルゴ13」が初のTVアニメ化(これまでに、実写映画や劇場版アニメ、OV作品は製作されている。)ということで、第1話をチェックしました。関西では土曜深夜の放送であるが、その翌日の日曜深夜にはBS-JAPANでの放送もあるので、次回からはどちらで見ることにしましょうかねぇ...
実写映画は、高倉健と千葉真一が演じているが、やはり原作漫画の持っている雰囲気とは異なってしまうが、アニメだと、原作漫画そのままの雰囲気となるので、絵的には悪くない。問題は誰が声を担うかということだが、舘ひろしが声優初挑戦ということになった。(悪くは無いけど、特別良いというものでもありませんでした。ちょっと雰囲気が違うという感じもしました。)
ゴルゴ13、本名はデューク東郷。凄腕の孤高のスナイパーである。(漫画を読んでいなくても、これぐらいは誰でも知ってますよね。)
第1話はハイジャック犯人の狙撃を依頼される、という物語。FBIに逮捕されていたゴルゴ13だったが、CIAが現れて釈放された。が、それはゴルゴ13に狙撃を依頼するためだった。軍事機密の密売人であるクエードが海外に逃亡するために(アメリカの)国内便をハイジャックした。飛行機は、現在エルパソ空港に着陸していて、給油中だった。しかし、滑走路にいるということで、普通の位置からの狙撃は無理で、2km先からの狙撃が必要だった。犯人は爆弾を用意しているため、1発で仕留めなければならない。それで、CIAはゴルゴ13に狙撃を依頼したのだった。ゴルゴ13の要求である4時間という時間を飲み、CIAは何とか時間稼ぎをしようとするが、それも限界があって、ゴルゴ13の到着前に飛行機は離陸しようとする。苦肉の策として、離陸しようとする飛行機のタイヤを撃ってパンクさせて時間稼ぎをしようとする。時間稼ぎは成功したものの、飛行機の位置は更に狙撃に困難な位置に移動してしまった。そんな所に準備を整えたゴルゴ13が空港にやってきた。最所に依頼を受けた時と飛行機の位置が変わっていることは既に承知のゴルゴ13。特注ライフルを構え、2km先から1発でハイジャック犯・クエードを仕留めた。
第1話はどういう形の物語となるのか注目していたが、やはり「凄腕」ということを描く物語となっていて、デューク東鄕のキャラを掘り下げて描くというものではありませんでした。まあ、既に名前が知れ渡っているので、最初からそういう描き方が出来るので、そうなるとは思ってましたけど...
物語の方は、「ゴルゴ13」のイメージを壊すことなく、凄腕のスナイパーということをしっかりと描いていて、悪くない物語だった。マイペースで黙々と依頼された仕事の準備を整え、確実に仕留める。それなりに緊張感もあって、特に「?」と思う所は無かったので、まずは合格です。(が、特筆する所も無かったのもまた事実ですけど...)
が、OPとED主題歌は「ゴルゴ13」の雰囲気から完全にかけ離れたものであって、実に酷いものであった。こんなのだったインスト・ナンバーのほうがまだ良い。(バックのアニメの方は悪くないですが...)ここだけは直ぐに改善して貰いたいところである。が、最近のアニメは1クールで終了というのがパターンだし、2クール以上続いても、主題歌は直ぐに変わるのが主流である。よって、手が入れられないままで、直ぐに終了ということになるのだろうが、雰囲気が合っていない主題歌によっていきなりテンションが下がってしまうのだけに、オン・タイムで見ないで、録画したものを後から見て、主題歌の部分は飛ばす、というのが正解ですかね...
(4/14追記)
BS-JAPANの放送の方が、スポンサーの数が多く、2面に渡って出たのと、「テレビをみるときは…」という字幕が冒頭にかなり大きな文字で出たが、TV大阪の放送は、スポンサーは3社1面だけ&「テレビを…」という字幕が出なかったということなので、基本的にTV大阪の放送で見ることにして、BS-JAPANでの放送は、録画ミスをした時の予備ということにしようと思います。また、次回以降、記すかどうかは「?」です。
↓原作漫画の最新刊はこちら
↓いくつか
- 作者: さいとう たかを
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 1997/04
- メディア: コミック
↓映像化作品
コメント 0