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東京少女・山下リオ#2「私が欲しいもの」 [ドラマ]

今回の物語は「私が欲しいもの」という物語です。脚本は「恋日・3rd.5話 ~またあえる日まで」以来となる中江有里さん。派手さは全くないが、なかなか良い脚本を書くので、楽しみにしています。で、今回もこれまでの「恋日」と同様に、いい感じの物語でした。(派手さは無いけど、「恋日」と同じような雰囲気(但し、ラブ・ストーリーではなく、友情を確認し合った物語ですけど...)に浸れる物語でした。)

また、主人公の名前は「リオ」と同じであるが、前回は「渡辺」だった苗字が、今回は「」になっていました。「ケータイ刑事」や「恋日」などの丹羽P作品ではお馴染みの脚本家の先生の苗字が続きますね。(こうなると、この後は「加藤」と「林」といった所になるのでしょうか?)

今回の物語に、「キューティーハニー THE LIVE」の剣持ユキ(=シスター・ユキ)が出ていましたね。エンド・クレジットで「竹田真恋人」という名前で気づいき、改めて見たら、カフェでリオと話している3人の中の1人として、確かに出ていました。(最初に見た時は気づかなかった。)

高校に進学した泉リオ。入学から1ヶ月が過ぎたが、新しい制服にまだ慣れないでいた。そんなリオは、あるカフェで、中学時代の同級生たちと会って、色々と愚痴を話している。リオが進学した高校は名門校であり、厳しいことでも知られている学校だった。リオは特にその学校を選んだ理由は無く「家から一番近かった」と言っていた。そんな中、小野田ユキの名前が出た。中学時代、リオと仲の良かったユキだったが、今は連絡していなかった。

リオは携帯にメールが届いたと言って携帯を3人に見られないように開くが、先日ユキに集まろうという内容のメールを送ったが、返事が無かったことで傷ついていて、そのメールを削除していた。

帰宅したリオは、鍵を開けて中に入る。(「ただいま。ママ、いないの?」と言っていたが、いたら鍵は掛けていないと思いますよ。それに「いないの?」と尋ねて「いません」という答えが返ってくるはずはありませんし...)で、福島のおばさんが急逝したので、両親はそちらに行ったという置き手紙を見つける。また、夕飯代も封筒に入って置かれていた。封筒の中を見ると、樋口一葉(言うまでもなく5000円)だったということで「豪勢だ」と行って喜んでいた。

自室でリオは、先日買った服を着て、鏡で自分の姿を見るが、母が似合っていないといったことを気にしていた。自分で「似合っている」と言い聞かせると、近所のスーパーに買い物に行く。で、レジで「麻婆茄子なら、ネギを入れた方が美味しいですよ」とレジ係の女性から声を掛けられた。(→「麻婆豆腐」ではなくて「麻婆茄子」だったが、こういう所は「セピア編」のことを意識しているのでしょうね。一応、「麻婆豆腐の素」を買っていたが茄子も買っていました。)これに「えっ?」とリオ。すると被っている帽子のつばを上げて「久しぶり」と言うレジ係。彼女はユキだった。

待ち合わせをして、二人は話をする。ユキは先日のメールのことを謝る。ユキは殺りたいことがあって、通信制の学校に通い、昼間はスーパーでバイトをしている、と語るのだった。

夜、夕飯を作っているリオ。ネギを包丁で切っているが、見るからに危なっかしい手つきです。で、料理をするのを止めて、お湯を沸かしてカップラーメンを食べることにした。

部屋でファッショなしを見ながら友達と電話をしているリオは、今日、ユキと会ったことを話題にする。すると、ユキの父の会社が倒産したこと、そのためにユキは入学が決まっていた高校に行けなくなったことを知った。

翌日、リオはユキの真意を知ろうと思い、再びスーパーに行ってユキの様子をチェックしていた。そしてユキに声を掛けて、バイトが終わる時間を確かめる。

ユキのバイトが終わってから、二人は一緒に歩いている。リオは今日も両親は帰ってこないと行って、ユキを家に招いた。

キッチンにいる二人。リオは包丁で茄子を切っているが、やはり、見るからに危なっかしい手つきだった。それを見たユキは「貸して」と言って茄子を切る。で、結局、ユキが料理を作った。(茄子ソースのパスタ)で、二人は食べながら思い出話を始める。そんな中、リオは「今日、泊まっていかない?」と誘った。(ここでAパート終了。経過時間は12分を回った所でした。よってBパートは14分弱ということになります。)
風呂から上がってきたユキ。リオは昨日着ていた服のことを「あれ、いいと思う?」と尋ねる。これに「どうしてそんなこと聞くの?気に入ってるから着てるんでしょう?」とユキ。リオは「私もお風呂行ってくる」と言って逃げるようにお風呂に行った。

リオはベッドに、ユキは床に敷いた蒲団の中にいる。ユキが「リオ、寝た?」と声を出す、「起きてるよ」と返すリオ。ユキはリオが自分に言いたいことがあると察知していて尋ねるが「別に」とリオ。ユキはさっき、リオが洋服のことを尋ねた時から変だと感じていて、それを口にする。が、リオは無視。すると「違うんだよ、もお~。リオはもっと違う子だった」と話し出す。「脳天気で自信たっぷりな女の子」と言うユキ。リオは滅茶苦茶に言われていると感じていたが腹が立たないと言う。するとユキは蒲団から起き出してリオのベッドに腰を下ろし、「本当に脳天気」と言う。リオも起き上がり、服のことを語り始めた。

先日買ったばかりだが、ママに「変だ」と言われ、それから切るのが嫌になっていた。昨日はママがいなかったから着てみたが、あんまり自信がなかった。本当はあの洋服が本当に欲しくて買ったが、ママに悪く言われただけで、着たくなくなった。自分のきたい服すら自信を持って選べない、バイトしたくてもママたちに反対されると思っただけで諦めている。高校もパパが今の学校が良いと言ったから決めた、と自分の気持ちを語った。そして「自分では何も決められないし、自分がどうしたいのかも分からない」「自分に自信がない」と胸につかえていたことを全て話し「だからユキが羨ましい」と言った。

ユキはこれに「違うよ、違うんだよ」と言って、父の会社が潰れたこと、体調を崩した父を母が看病しているので自分は働いている、と正直に言うと「リオに憧れられられるもんじゃないよ」と言う。更に、スーパーでリオを見た時、声を掛けようか迷い、リオには見られたくなかった、と続ける。しかしユキは「それじゃあ、今の自分を恥ずかしいって思っている事じゃない」「家の事情で学校に行けなくなったのは確かだけど、そのお陰でやりたいこと見つかったんだもん」と言うと、将来建築家になりたいと言い、自分の家を自分で建てるのが夢だと語り、「私はリオが羨ましい」と言う。

リオは「ユキにどんなことがあっても、友達だよ、私たち」と言うと、「ありがとう」とユキ。そして自分もリオと同じだと言って、自分も優柔不断だと言う。そして、いつリオに本当のこと話そうかと迷っていた、と言う。リオは「話してくれてありがとう」と返すと、笑顔を見せるユキ。リオも吹っ切れたようで笑顔を見せる。で「もう、寝ようか」とリオ。

ベッドにリオ、蒲団にユキは戻り、リオが照明を消して寝ようとする。が、二人とも思い出したように笑い始めるのだった。リオはユキの気持ちを知って、自分の気持ちを知ったようだった。

朝、リオが目覚めると、蒲団は既に畳まれていた。キッチンで牛乳を飲んでいたユキ。(バイトがある、と言っていた。)ユキは「昨日はありがとう」と言うと、リオも「こっちこそ、泊まってくれてありがとう」と返す。ユキは「また、来てもいい?」と尋ねると、リオは笑顔で「うん」
玄関でユキは「その服さあ、リオに似合ってるよ」と言うと帰って行こうとする。リオは呼び止めて「今日さあ、また買い物行くから」と言うと「うん」とユキ。

部屋の掃除をしているリオ。リオはユキと話したことで、自分は何かをしてもらうより、何かをしてあげることが好きなのかも知れない、と分かった。

その日、ユキのバイトしているスーパーに買い物に行ったリオは、買ってきた食材で餃子を作り始める。で、その写真をユキにメールで送った。そのメールを見てユキは笑っていた。

リオは両親が帰ってきた時の笑顔を想像した。玄関チャイムが鳴った。リオは鏡を見て「よし」と言うと玄関に出て「おかえりなさい」と笑顔で両親を迎えた。

エンディングはやはり、山下リオが歌う『イケナイ恋』が流れました。

親友と何も隠さずに本音を語り合うことで、お互いを理解し合い、自信を取り戻し、友情を深め合うという、高校生の良い物語でした。「恋日」と同様に、派手な所は全くないが、心にジーンとくる物語でありました。

次回の物語は「さよならスケッチ」という物語です。次回予告では空手で瓦割りをしていたという所があり、喫茶店のマスター(柴田束志の大掘さんです。)に愚痴をこぼしていたり、彼氏(?)に対して...というように、感情がむき出しになっていましたね。今回とは随分と違うキャラのようで、楽しみです。尚、公式HPが更新されたら、後から追記をする予定でいます。

今回の「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせは、内容は前回と同じであるが、映像は別のものになっていました。→最後まで何処が出てくるのか、楽しみです。

 

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