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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その47) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「宇宙と社長」である。普通に考えたら、どういう関係があるのか疑問に思うところであるが、こういうとんでもないものの組み合わせというアイデアが「ケータイ刑事」と「007」に共通しているのである。→「傑作」という作品は、やはり類似点があるということである。

今回登場してもらうのは、「ケータイ刑事」からは「・1st.3話」に登場した亀山良夫社長、「007」からは「007は二度死ぬ」に登場した大里化学の社長の大里(ミスター・オーサト)と、「ムーンレイカー」に登場したヒューゴ・ドラックスの2人である。(ドラックスは正確に言えば会社の「社長」ではなくて「オーナー」ですけど...)

ケータイ刑事」:亀山良夫、80歳。「・1st.3話」に登場したゲスト・キャラである。(但し、殺される被害者である。)15年前の寒い夜のこと、事業に失敗続きだった亀山社長の夢枕に宇宙人が立ち、「スッポンを原料にして健康食品を作れば成功する」と告げられた。その時、商売が成功した暁には、毎朝、日の出に向かって感謝の祈りを捧げろ、と言い残して宇宙人は消えた。それで彼は健康食品「スッポンパパ」の商品化を行った。すると宇宙人の言葉通り、「スッポンパパ」は大ヒット商品となり、現在の地位を築いた。それ以来15年にわたって、亀山社長は宇宙人の言葉に従って、感謝の祈りを一日も欠かさず、毎朝行っていた。といういきさつのある彼は、宇宙人の存在を信じていた。よって、「宇宙」に繋がる要素を持っている男である。

そんなある日、亀山社長は体中の血が全て抜き取られた変死体で発見された。高村さんは「キャトルミューティレーション」と言っていた。(結局は違ったのですが...)

宇宙人の存在に関しては、現在の地球の科学力では、その存在を肯定することも出来ず、否定することも出来ない状況である。(確率論で考えると、存在するだろう、という結論を導き出せるが、あくまでも推論であって、存在を証明することは出来ない。→地球人も宇宙に存在する星の地球にいることから、「宇宙人」だと言うこともできるので、広義に解釈したら「宇宙人は存在する」ということになりますけど...)よって、ここでは宇宙人の存在に関しては言及しないが、亀山社長は宇宙人の存在を信じていた。

宇宙人相手に商売しているとか、宇宙人を宣伝に使っている訳でもなく、また、彼自身が宇宙に飛びだしたと言うこともないが、彼自身は成功したのは宇宙人のお陰だと思っているので、何はさておき「宇宙」に関する要素を持っている男である。

007」:大里。シリーズ第5作「007は二度死ぬ」に登場したキャラクターである。彼は大里化学という日本企業の社長であり、スペクターの幹部でもある。(但し、スペクター幹部のナンバーは不明。)大里化学は、スペクターにロケット燃料用の液体酸素を供給することを行っていたが、これは表向きのことである。実は、スペクターのボス・ブロフェルドの命令を受けて、米ソの間で核戦争を起こさせようとして、米ソ両国のロケットを捕獲するための秘密のロケット基地を火山の下に建設した。(表向きはカルデラ湖にしか見えない湖がカムフラージュしていたが、そんなスケールの大きな秘密基地でした。)

彼は「あっ、そう」と言うのが口癖であり、多くの部下を抱えていて、ブロフェルドの命令に従って作戦を進めていた。そんな中、ブロフェルドからボンドを暗殺するように命じられ、それを実行しようとするが、失敗して基地に戻ってきた。するとブロフェルドは失敗の責任を取らせるということで、あっさりと射殺されてしまった。(最期はあまりにも簡単であった。)

大里社長はロケット燃料を取り扱っていたということで、宇宙に飛びだしていった訳ではないが、宇宙関連の事業を行っていたので、彼も「宇宙」に関係する要素を持っている男である。

007」:ヒューゴ・ドラックス。シリーズ第11作「ムーンレイカー」に登場したキャラクターであり、敵の親玉である。彼の所有する会社・ドラックス・インダストリーは、スペースシャトルの開発や製造から、宇宙飛行士の訓練まで行っている巨大産業を手掛ける会社である。(宇宙関連事業であるのは言うまでもない。)彼は、知力、体力に優れた若者だけを、一時的に宇宙ステーションに移住させ、その間に全人類を抹殺する猛毒ガス(ウラリではありません)を地球に散布して人類を抹消し、宇宙ステーションに移住した人間によって新しい世界を築き上げ、自らはその創造主になるという野望を持っていた。

6機のスペースシャトルと宇宙ステーションまで築き上げている大富豪である彼は、着々と野望を実現しようとしていた。そんな中、スペースシャトルに不具合が発生したことから、イギリス空軍が輸送中のアメリカのスペースシャトルがジャックされるという事件が起こり、ボンドが調査に乗り出した。で、彼の野望に気づいたボンドは、やはり調査のために潜り込んでいたCIA工作員・Dr.グッドヘッドと共に、人類抹殺という野望を食い止めるために動く。最期は、宇宙ステーションでのボンドとの対決に敗れ、エアロックを解除され、真空の宇宙空間に放り投げ出されて散った。

彼はスペースシャトルに乗って宇宙ステーションに行ったので、「宇宙」に行った男である。しかもその宇宙に投げ出されて最期を迎えたので、彼はずっと宇宙にいることになる。ということで、最も「宇宙」と繋がっているキャラクターである。

「宇宙と社長」というとんでもないテーマとした今回であるが、形は違うものの、こうも「宇宙」に繋がる社長がいるということが凄い所である。普通に「社長」と言っても、世界的な大企業から、町中の個人経営の社長まで、実に様々な社長が世の中にはいる。しかも、それぞれの会社の年商を見ても、上の方と下の方では何桁も違っている。それなのに、「ケータイ刑事」と「007」には「宇宙」というキーワードで繋がる社長が揃っているのは驚くべき所である。「宇宙関連事業」といえば、最先端の技術と莫大な資金が必要とであり、「007」の世界に登場するのは分かるが、そんな「宇宙関連事業」に携わっていない社長が「宇宙」に繋がっている所が「ケータイ刑事」の面目躍如といったことになる。(普通に考えると、別に「宇宙人」がどうのという社長にしなくても良いですから...)→「ケータイ刑事」には「宇宙」に繋がらない「社長」もたくさん出てきているのは言うまでもない。

また、会社と言っても業績の方は良い所と悪い所があって、中には設立時からずっと赤字が続いていて、いつ潰れてもおかしくないという会社まで存在している。そんな中、今回取り上げた3人の会社は、全て業績が好調であるという共通点がある。また、この3人には、役割は少し違う所があるものの、全員に使用人がいる。(個人経営の社長ではそこまではいないですし...)亀山社長にはお抱えの運転手とメイドがいるし、ドラックスには、用心棒も兼ねた使用人・チャンがいる。また、大里社長にはスペクター幹部でNo.11のヘルガ・ブラントが表向きの秘書として側にいて、それ以外にも用心棒を抱えている。ということで、「業績好調」と「使用人がいる」「全員死亡」(死に方は三者三様ですが...)という共通点がある。

一方、違いについては、この3人では共通点よりも違いの方が多いのも事実であるが、兎に角共通することが複数あるということの方が驚くべき所であり、こういう所にも「傑作」である「007」/「ケータイ刑事」だということを感じさせてくれる所である。

次回も「ゲストキャラにおける類似点」というテーマを続けます。今のところは「銭形海」のゲスト・キャラに関係するテーマを続ける予定でいます。

 

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