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東京少女・山下リオ#4「タイマン少女」 [ドラマ]

今回の物語は、山下リオ主演の4本目、最後の作品となる「タイマン少女」です。タイトルと次回予告からは「不良少女とよばれて」というような作品にならないかという期待があったのだが、蓋を開けてみたら「恋日・3rd.~アダルトな恋」のようなコメディ作品でした。(監督が「アダルトな恋」と同じ掘監督ということもあって、ラストのキャスト&スタッフの所は同じような演出でしたね。)

今回の主人公の名前は、「浅田リオ」ということで、3話までのようにBS-i作品に関係した人の苗字ではなく、日本女子フィギュア・スケートのトップ選手たちの苗字を使っていました。

また、任侠映画の世界が出てきたと思えば、「男はつらいよ」に通じる所を持ってきたり、スポ根ドラマという部分もあったり、ということで、これまでの3本とは全く違う世界の作品となっていました。(こういう幅広いジャンルの作品を楽しむことが出来るのが嬉しい所でもあります。)
それにしても、主演の山下リオ以外は全員高校生に見えないのだが、それを承知の上で、女子高生のツッパリ物語にしてしまうというのも面白い所でした。で、三輪ひとみさん、これだったら2代目・小銭形パイもいけるかと...(いや、「イエデン刑事」は打ち切りになったんでした...)

浅草寺雷門の近く、女子高生・ブリッコ少女・浅田リオが不良女子高生に「見慣れない顔だな」と絡まれている。(それよりも「見慣れない頭をしている」と突っ込む方が面白い。→聖子ちゃんカットをしているリオでした。)そこに鞄が飛んできて、救われるリオ。リオを助けたのはツッパリ少女・荒川ヒロコだった。(ソロバンで撃退しました。→「イエデン刑事」の次は「ソロバン刑事」ということで三輪さんに、というのも悪くないかも...)ヒロコにも「見かけない顔、つうか、見かけない頭」と言われるリオは、去っていく後ろ姿のヒロコを見て「カッコイイ~」と惚れたのだった。

私立浅草雷門高等学校。リオは転校生として、初日を迎えていて、新しいクラスで紹介されていた。そこにヒロコがやってきた。ヒロコはこのクラスの生徒であって、リオはヒロコのクラスメートになったのだった。屋上のプール・サイドで休んでいるヒロコの所にリオが近づいて行くと、今朝助けられたことのことのお礼を言う。それに続いて「折り入ってお願いが...」と言うリオは「あっしをヒロコさんの舎弟にして下さい」と言って見得を切る。が、ヒロコは「お子様にはお子様ランチ、ツッパリにはツッパリの仁義ってもんがあんだよ。ブリッコはブリッコらしく、お家に帰ってブローでもしてな」と相手にしなかった。連むのは嫌いだと言うヒロコにリオは益々憧れた。

リオはヒロコの後をつけ回す。が、やはり相手にしないヒロコ。そんな所に、今朝、ヒロコにやられた不良が今朝のお礼参りに追いかけてきた。これにヒロコは「逃げるぞ」と言って逃げ出す。リオも一緒に逃げる。そんな中、自販機の前を通りかかったリオは「ヒロコさん、ちょっと待ってて下さい」と言って、自販機に。(追われているのを忘れているというか、度胸があるというか...)で、お茶を買ったリオだったが、ヒロコはそこにはいなかった。(って、当然です。)

ヒロコは雷門の前にいて、リオは追いつく。で、1つをヒロコに渡す。で、リオは前の学校でパシリをしていたことを話す。前の学校は合羽橋学園というツッパリだらけの学校で、番長の安藤ミエコのいる学校だった。で、ヒロコは一度は撒いたが、しつこく追いかけてくる朝の相手が追ってくるのを見かけると、リオに「あいつとタイマン張ってみな」と言うが、リオは逃げ出してしまった。

リオを追いかけるヒロコ、更に追いかけてくる朝の不良少女。不良少女がソロバンを投げると、ヒロコを直撃し、それから不良少女の仲間との3対1の乱闘に。リオは見ているだけだったが、形態を取り出すと「警察さんですか、ヘルプお願いします」と助けを求めた。

警察(浅草署)の前。リオが「姐さん、オツトメご苦労さんでした」とヒロコを迎えた。で、土下座をして「私に喧嘩の仕方を教えて下さい」と頼み始めるリオ。場所が場所だけに、ヒロコも根負けをした。話をしている内に「明日から特訓してやる」と、舎弟にすることを認めた。これに「頑張ります」とリオ。(ここでAパート終了、経過時間は12分半弱でした。Bパートは13分半強になります。)

翌日、ブリッコ姿ではなく、ツッパリ姿でリオが登校してくる。(やはり'80'sの不良を意識しているリオでした。)気合いが入っているリオは、その日からヒロコの特訓についていく。→その特訓って、身体を鍛える特訓であって、ボクシングを意識したものですね。ランニング、生卵を飲む、腹筋、階段のウサギ跳びなど。生卵は「ロッキー」だし、浅草寺を走っているリオに子供たちが着いていくというのも「ロッキー」シリーズにありましたね。

数日後、ヒロコは「お前のタイマン・デビュー戦、決めてきてやったぞ」とリオに告げた。合羽橋学園の安藤ミエコに果し状を送ったのだった。これにリオは「デビュー戦にいきなりチャンピオンを持ってくるなんて、どういうつもりですか...」と尻込みしてしまうが、ヒロコは「安藤とタイマン張って、女を上げたれ」と人ごとだと思って楽しんでいた。するとリオは「私、キャンセルします」と言って安藤にメールを送ろうとする。が、「人の恩を仇で返そうって言うのか」とヒロコ。(「すんごい久しぶりに字を書いて果し状送った…」と続けて言っていたのには笑わせてくれました。)リオを説得してタイマンを張らせようとするが「私はまだ死にたくありません」とリオ。ヒロコはタイマンの時間と場所を告げ、「来なければ舎弟取り消し、絶交だぞ!」

リオは近くの公園でどうしようか悩んでいた。が、そこは合羽橋公演で、安藤の子分・ユカリとカズエに見つかってしまうリオ。で、絡まれたリオ。

翌日、リオは学校を休んだ。ヒロコはリオにタイマンの時間が迫っていることを携帯で伝えるが「今日のタイマンはキャンセルでお願いします」とリオ。何とか説得しようとするヒロコだったが、リオは「もう、そんなことどうだっていいんです。やっぱり私は弱い人間なんです」。これにヒロコは「バッカヤロー!そんならもう絶交だ!」と怒る。リオは「結構です。私、舎弟願いも取り消します。短い間でしたがお世話になりました」と言うと電話を切ってしまう。ヒロコは「ドタキャンかよ~」と頭を抱えてしまった。

ヒロコは合羽橋公園にやってきた。手には「果し状キャンセル願い」をしていた。そこに、安藤たちの声が届いてきた。子分のユカリとカズエがリオをボコボコにしたので、今日は来ないと言い、安藤たちは笑っていた。

安藤の頭に鞄が飛んできた。ヒロコが立ちはだかり「てめえらみたいカスは、あたしがまとめて全部相手してやるよ」と言うと、「果し状キャンセル願い」を破り捨て、安藤とのタイマンをリオに代わって春子とにした。

その頃リオは自室で、部屋に飾った不良少女グッズを片付けようとしていた。そこに携帯に着信があって電話に出る。電話はヒロコからで、安藤たちに追いかけられて逃げているヒロコが逃げながらかけてきたのだった。そして「悪いけど、あんたのタイマン勝負、あたしがもらった」と言うヒロコ。が、続いて「痛ってぇ~」と言う声を上げて土手を転がっていく。そして安藤の子分のユカリとカズエがヒロコの元にやってきてボコボコにするのだった。

リオはヒロコとのことを思い出していた。「やっぱりダメ」と諦めようともするが、ヒロコの言葉を思い出すと意を決した。そして、鏡に向かって座り、ブローを始めるのだった。

ヒロコは顔にアザを作りながらもユカリとカズエを倒した。が、満を持して安藤がヒロコに襲いかかってきた。ジャイアント・スイングからサソリ固め、そしてパンチとやりたい放題の安藤。(演じているのが元クラッシュギャルズのライオネス飛鳥ということなので、これらのプロレス技も納得です。)ボコボコにやられたヒロコに「雷門校の荒川も大したことないな」と安藤。ヒロコはそれでも立ち上がろうとするが、そこに「ちょっと待った!」とリオの声がした。

リオは普通の丈のスカートのセーラー服に聖子ちゃんカットで現れた。「そのタイマン勝負、そこから先は私が頂戴いたします」と宣言する。が、ヒロコは「もう遅いよ、こいつはあたしが倒す」と言うがリオは「ヒロコさん、ツッパリの仁義を破ってごめんなさい。このタイマンは自分の為じゃなく、ヒロコさんを助けるために戦います」と返す。それを耳にした安藤は「何言ってんだ、おめえ」とリオの方に歩を進めてくるが、怯まないリオは「この外道が!」と叫んだ。で、安藤とのタイマンが始まる。

リオは安藤に向かって目をつぶって両腕を振り回しつつ叫びながら走って行く。安藤はパンチの構をする。それを見たヒロコは側に落ちている小石を拾うと安藤に軽く投げる。で、安藤の右腕に小石が当たると、思わず振り返る安藤。そこにリオの腕がラリアットとなって安藤の喉元に入った。安藤は吹っ飛び、リオが買った。で、「成敗」と口にするリオだった。

リオとヒロコが一緒に歩いている。元の姿に戻ったリオは、「ツッパリの格好をしなくても強くなる方法が分かったんです」と言い「大事なのは友情の仁義」と言う。で、見得を切るリオ。舎弟は解消、ダチでいいじゃない、と言うことを伝えると、ヒロコも納得だった。

『イケナイ恋』をバックにキャスト、スタッフのクレジットが出るが、この部分は完全に「アダルトな恋」と同じで、ちょっとしたミュージカル・タッチになっていて、名前の出し方も同じような手法を使っていました。

次回からは5月になるということで、主演は水沢エレナにバトンタッチとなって、タイトルは「東京少女・水沢エレナ」(5月は土曜日が5回あるので、全5回です。)になります。ロゴは名前の所は変わったが、基本的に同じなので、OPは山下リオが水沢エレナになるのは当然であるが、OPの音楽は同じでしょうね。但し、主題歌は『イケナイ恋』から変わることになります。最初の物語は、前後編となる「君の歌」と言う物語で、その「前編」です。歌手になることを夢見るエレナが上京してきたが...という物語。次回予告で流れていた曲が主題歌だと思われるが、アコースティック調で良い雰囲気のある曲ですね。(5月が楽しみです。)

今回の「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせの映像は、画像処理をした浅草寺でした。まあ、浅草寺だろうとは予想していたが、来月も画像の方は毎回変わってくれるのでしょうね。

今回の物語はコメディ作品ということで、前回までがシリアス路線で良い内容の物語が続いていたが、それらとは全く違う世界の作品となった今回の物語。これは1話完結のオムニバス作品集ならではという所であって、こういう作品も時々あると楽しくなってきます。演じる方も幅が出るだけに、将来もより楽しみになりますし... 兎に角、先陣を切っての4月の4話の主役を務めた山下リオにはお疲れ様でした、と声を掛けておきます。次に見るのは7代目ケータイ刑事としてか、それとも別の姿なのかは分からないが、いずれにしても次の出演作品が楽しみです。(去年の「カルピス・ドラマスペシャル」で主演を務めたから、今年はこれにはでないでしょうし...)

 

↓こういう作品を思い出しました。

男はつらいよ 49巻セット+特典ディスク2枚付

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  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: DVD

仁義なき戦い

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  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD
ロッキーDTSコンプリート・コレクション

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

恋する日曜日 アニソンコレクション DVD BOX 2

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
 

クラッシュ・ザ・ベスト 1983~1988

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: VHS

翔べ!クラッシュギャルズ

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: VHS

メモリアル・コレクション~クラッシュ・ザ・ベスト

  • アーティスト: クラッシュギャルズ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント株式会社
  • 発売日: 1990/11/07
  • メディア: CD
 
↓こうはならなかったですね。そう言えばこれにはトミーも出演していました。 
大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女とよばれて 前編

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  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • メディア: DVD
大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女とよばれて 後編

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  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • メディア: DVD
↓一応こういうものも...
図説 浅草寺―今むかし

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 金龍山浅草寺
  • 発売日: 1996/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

雷門江戸ばなし

  • 作者: 浅草寺日並記研究会
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 1986/01
  • メディア: 単行本
浅草散歩ガイド―shitamachi

浅草散歩ガイド―shitamachi

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 生活情報センター
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 単行本

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