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「WE'RE NO ANGELS」(1989) [映画(洋画)]

表題の作品は1989年のアメリカ映画「俺たちは天使じゃない」である。言うまでもなく、先に取り上げた1955年の同名タイトル作品のリメイク作である。ただ、リメイクと言っても、物語を大幅にアレンジしていて、サスペンスの要素が織り交ぜられたコメディ作品である。また、主演のデ・ニーロは製作総指揮も兼ねている。

作品データを記しておくと、時間は107分、原作はロナルド・マクドゥガル、製作総指揮はロバート・デ・ニーロ、監督はニール・ジョーダン、脚本はデヴィッド・マメット、撮影はフィリップ・ラズロ、音楽はジョージ・フェントンである。そして出演は、ロバート・デ・ニーロ、ショーン・ペン、デミ・ムーア、ホイト・アクストン、ブルーノ・カービイ、レイ・マカナリー、ジェームズ・ルッソ、ウォーレス・ショーン、たちである。

カナダ国境近くのアメリカのある刑務所。そこに服役していたネッドとジムは、殺人犯ボビーの死刑執行に立ち会うことになる。その時ボビーは看守たちを撃ち殺して逃亡を図り、ネッドとジムも一緒に逃亡する羽目になる。近くの町に逃げ込んだは、国境を越えるために神父と身分を偽るが、丁度新しい2人の神父が来ることになっていた教会の神父と間違われ、ネッドとジムは修道院に。2人は何度も国境を越えてカナダに逃げることを企てるが、上手くいかなかった。やがてネッドは聾唖の娘を持つモリーに心を奪われていく。やがて、この町にも刑務所からの追っ手がやってきたが...

基本的な設定はオリジナルと同じであるが、オリジナル作品では異質の世界だったところを修正し、「神父」ということを前面に押し出した物語にしたことで、スケールを大きくした本作は、テンポも良く、楽しい作品に仕上がっている。コメディ作品ではあるが、ギャグを中心に据えるのではなく、サスペンスやアクションが先にあって、笑いを誘う要素としてのコメディ部分がある。ということで、オリジナル版とは同じ原作を使っているの?と思うぐらい、上手く物語が進んで行く。また、デ・ニーロとS.ペンのコンビもなかなか愉快で楽しい所を見せてくれる。

リメイク作品は不評なことが多いが、本作はオリジナル版を越えたリメイク作品(大幅にアレンジしているので、純粋なリメイクではないですが...)である。オリジナル版を見ていたら見ておきたい作品である。(逆に、本作を見たからオリジナル版を、とは言いません。)

 

俺たちは天使じゃない

俺たちは天使じゃない

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD

↓一応、オリジナル版の方もピックアップしておきます。

俺たちは天使じゃない (1955)

俺たちは天使じゃない (1955)

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • メディア: DVD


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