キミ犯人じゃないよね?#4 [ドラマ]
今回の物語は、「主役と放送局が間違っている」と思わせる内容で、「ケータイ刑事」ネタのオンパレードでした。(同時に、改めて「ケータイ刑事」が如何に面白い作品かということを再認識させてくれました。)しかも、「銭形愛」から「舞」「泪」「零」「雷」、そして「銭形海」までの6作全てからネタを出してくるというやりたい放題の林先生でした。(「恋する日曜日・ニュータイプ」と「金田一少年の事件簿」からのネタもありましたけど...)しかも今回はゲストに柴田束志の大掘こういちさんが登場ということだったので、何気なく「恋する日曜日・3rd.10話 ~41歳の春」状態が頭をよぎり始めました。(残念ながら、柴田束志に繋がるネタは無かったですけど...)そしてトドメは丹羽Pの名前のネタ(「キングアンドリウ」)が出てきたという所でした。どうやら柴田太郎さんの富士見署への異動の裏に隠された極秘計画は着実に進んでいますね...
再登場となった「ささやき刑事」が口にした「匂う、悪の香」で「銭形愛」をしっかりとカバーしていて、凶器のナイフが見えないというのは「愛・1話」(これは記念すべき「ケータイ刑事」の第1話です。→もはや伝説の物語です。)今後、「うずく、悪の予感」「潤む、悪の雫」「増せり、悪の数字」「よどむ、悪の天気」「寄せる、悪のさざ波」も出てきたら楽しいのですけど...
柴田さんが「結婚」と「血痕」を掛けた駄洒落は「舞・9話」から。そしてさくらが劇団に入ってレッスンしている所は「舞・1話」を思い出させてくれました。
冒頭の劇団の舞台というのは「泪・1st.4話」からだし、劇団名が「かんじんかなめ」というのは二朗さんの劇団「ちからわざ」を何となく意識しているようです。(本作の主役、貫地谷さんと要さんの苗字を仕込んでいるが、これも完全に「ケータイ刑事」テイストです。)また、浜田山が警察で取り調べを受けているところは、真犯人ではない男が取り調べを受けていて、そこでネタを披露する「泪・1st.5話」のシチュエーションでもある。
死体移動ということで「零・1st.9話」が頭をかすめ、舞台がチラッと出てくるということでは「零・1st.11話」のエッセンスがありました。また、さくらが口にした「あなたしか考えられないんです」という台詞は零ちゃんが「M1」で言ったものが印象に残っている。
離れたビルの屋上から殺人の様子を目撃するというのは「雷・2nd.3話」であるし、「瞬間移動した死体」というのも同じ物語のネタである。しかし、「雷・2nd.3話」は夜に目撃したのだが、本作では真っ昼間に目撃したということで、トリックは違うものになっていました。
死体を海から捨てたというのは「海・1st.1話」で海から犯人が現れたシチュエーションであるし、超能力で殺しても起訴できないというのは「海・2nd.3話」で海ちゃんがたっぷりと説明してくれました。(丑の刻詣りの部分もそのまま引っ張ってきていました。)
浜田山が超能力で鉛筆を移動させるとして、息を吹きかけていたが、これは「恋日・ニュータイプ・2話」で下良さんがやっていました。(その時は鉛筆ではなくてタバコでしたけど。)
劇団かんじんかなめの次回作のタイトル「キングアンドリウの暗殺」って、こんな所に「キングアンドリウ」の名前が出てくるのだから、これは7代目「ケータイ刑事」で、またも丹羽Pが殺されるという物語があるかも...
番外的なネタとしては、劇団かんじんかなめのレッスンで、「パパイヤ」と「平山あや」の名前が出てきた所ですね。「パパイヤ」と言えば「パパイヤ鈴木」の名前に繋がり、「ケータイ刑事」ではお馴染みの一人である。しかも「舞・1話」のレッスンの先生はパパイヤさんでもありました。「平山あや」といえば、「ケータイ刑事」の原形となった「ルーズソックス刑事」の主演で、銭形紅子を演じていました。尚、「ルーズソックス刑事」出演当時は「平山綾」名義でした。(紅子はケータイ刑事の銭形姉妹の従姉妹でもある。)
一つ残念だったのは、柴田束志に繋がるネタが無かったことでした。死体が発見された海岸は「遠山海岸」と言っていたけど、ここを「山田浜」にすれば、「浜田山」という人物の名前を逆にした地名になり、少しは柴田束志に繋がることになったでしょうに...
今回は「UFOの仕業?」という程度に留めておいたが、これは「泪・1st.2話」を意識しているし、「舞・13話」でもちらっと出てきた所である。「ケータイ刑事」では「海王星」を出していた(これは元々、アニメ「探偵学園Q」の冥王星のパロディである。)が、本作では「火星」にしていると言う所もミソですね。で、次回が「宇宙人」ということで、次回のネタフリまで残しておくという楽しい楽しい物語でした。次回もまたまた「ケータイ刑事」テイストに満ちた物語になりそうですね。
↓一応本作もDVD化されるということで...
- 出版社/メーカー:
- メディア: DVD
↓もはや、このシリーズの番外作品ですね。
↓「M1」と「M2」
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: DVD
コメント 0