AL GREEN『LET'S STAY TOGETHER』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1972年に発表された彼の4枚目のアルバムであり、初めて全米No.1の座を獲得したヒット曲『Let's Stay Together』を収録したアルバムである。また、彼の発表したソウル・アルバムとしては最高傑作という呼び声もある'70'sに残るソウルの名盤である。(後に彼はゴスペルの方に入って行きます。)
収録曲は、現在は2曲のボーナス・トラック(後ろの2曲)が追加されて、以下の全11曲になっている。『Let's Stay Together』『La-La For You』『So You're Leaving』『What Is This Feeling?』『Old Time Lovin'』『I've Never Found A Girl (Who Loves Me Like You Do)』『How Can You Mend A Broken Heart?』『Judy』『It Ain't No Fun To Me』『Eli's Game』『Listen』。
この中からは、アルバム・タイトル・ナンバーである『Let's Stay Together』が全米No.1ヒットとなっている。1位の座にいたのは1週間であったが、1972年のBillboard年間シングル・チャートでは11位という好位置にランクインしている。
本アルバムからのお薦め曲は、大ヒット曲である『Let's Stay Together』は絶対に外せないので当然である。これ以外では『So You're Leaving』『I've Never Found A Girl (Who Loves Me Like You Do)』『It Ain't No Fun To Me』『Eli's Game』というところをピックアップしておく。
'70's前半のソウルは独特の雰囲気がある。特にノリの良いダンス系のソウル・ミュージックのビートは'70's終盤の世界的なディスコ・サウンドの一大ブームのベースとなるビートへと発展していくことになるが、'70's前半のビートは自然体で優しく身体を動かしてくれるものであることが特徴であるが、本アルバムはそれを代表するものである。また、彼の独特のボーカルは既に確立していて、それが広く受け入れられたのも、本アルバムとその1作前の「AL GREEN GETS NEXT TO YOU」である。ということで、全盛期の彼のボーカルを堪能することが出来る。じっくりと聴き込むのもよし、ビートに任せて身体を動かすのもよし、ということで、'70's前半のソウル・ミュージックを聴くのであれば、聴いておきたいアルバム、いや、聴いておかなければならないアルバムである。たっぷりと堪能しましょう!
Let's Stay Together [12 inch Analog]
- アーティスト: Al Green
- 出版社/メーカー: The Right Stuff
- 発売日: 2004/01/06
- メディア: LP Record
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