ケータイ刑事銭形零24話(2nd.11話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
今回の銭形零・「裏ネタ編」で取り上げる物語は、2nd.11話の「小学生検事VS銭形零 ~数学王選手権大会殺人事件」ということで、残りも少なくなってきました。
今回の物語は多摩川ドイルが登場する物語であるが、そちらのネタには行かず、劇中で開催されている「オール日本 数学王選手権大会」から「数学オリンピック」について、そして「そろばん」と「電卓」についてということにします。
ところで、この物語の「[改訂版]」で、「勿論、6代目に対しても挑むでしょうね。(いや、6代目は雷ちゃんシスターズの次女ということで、緑リボンとなるはず。泪ちゃんにドイルくんが挑まなかったのは、ひょっとしたら「緑」という色が彼の弱点ということで、また逃げたりして...???)」と記したが、6代目・海ちゃんにドイルくんは挑みませんでした。ということで、「緑」という色はドイルくんの弱点であり、それは「野菜嫌い」だから、と考えて間違いないでしょうね。(→「多摩川ドイル・野菜嫌い説」に関しては他でも述べているので、そちらをご覧下さい。)
尚、MBSの放送の時に記事は「ここをクリック(MBS)」、BS-iの再放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。
「数学オリンピック」:世界の中等教育課程(日本では中学、高校生がこれに該当する。)にある生徒を対象にした国際コンテスト・国際科学オリンピックの一つである。(数学以外では、物理、化学、生物学、情報、天文学、埃、言語学、哲学がある。)正式名称は「国際数学オリンピック」(略号はIMO)といい、高校生を対象とした数学問題を解く能力を競う国際大会である。→高校生が対象ということなら、零ちゃんが出場したら優勝するのも簡単かも...
第1回は1959年に行われ、1980年だけ開催されなかったが、それ以外は毎年行われていて、今年(2008年)は49回目となる。第1回大会の参加国は7ヶ国であったが、次第に増えていき、2007年の第48回大会は史上最多の93ヶ国が出場した。尚、日本が参加したのは1990年の第31回大会からである。尚、2003年の第44回大会は初めて日本(東京)で行われた。
日本人がこれに参加するには、日本数学オリンピック大会に参加する必要があり、この大会が選考会になっている。但し、翌年の国際大会への出場者を決定するため、参加資格は高校2年生までである。
この大会に出場した人の中には、フィールズ賞(受賞資格は40歳以下という規定がある。)を受賞した人も何人かいる。
「そろばん」:漢字では「算盤」または「十露盤」と表記する。計算器の一つであり、古くから中国や日本で使われてきた道具である。横長の箱に、横方向に梁を設け、これを貫く形で縦方向に串を渡し、それぞれの串には5個~7個の珠を貫く構成となっている。梁上に1個または2個の珠があり、これは1個の珠で「5」を表している。また、梁下には4個または5個の珠があり、1個の珠は「1」を表している。そして、珠を上下に動かしてして加減乗除の計算を行う。
起源は宗から元の時代の中国という説と、古代バビロニア説がある。日本には室町時代の末期に伝来したとされている。
昔は「読み書きそろばん」と言われたように、そろばんは基本的な学問の一つとされていた。小学校でもそろばんの授業が必須であった時代がある。しかし、電卓の普及によって、次第に取って代わられるようになった。しかし、「10進法」の概念を説明するのに「そろばん」は都合良く、教材として生き残っている。また、そろばんを使うことで手先を素早くこまめに動かすことになり、これが能の発育に良いとされ、近年では見直されている。→考えてみれば、電卓は電池が無ければ「唯の箱」であるが、そろばんには電池は不要ですし...
「電卓」:電子卓上計算機というのが正式名称であるが、現在ではその略称である「電卓」JIS規格で正式名称として採用されていて、世界的にも「デンタク」で通用するようになった。電子回路によって計算を行い、その結果を表示部に表示する計算装置である。名前の通り、卓上で使うのに適した大きさの小型計算機であるが、現在では電子技術の進化により、現在では「卓上」とは言えないような小さなサイズにまで進化している。また、時計や携帯電話にも、当たり前のように計算機の機能は搭載されている。
一般的な電卓は、四則演算と平方根、百分率の計算機能を持つものが標準的なものとなっている。また、日本では消費税計算機能も今では一般的な機能になっている。数値の入力は10キーと呼ばれるキーを使って行い、8桁程度の表示部に計算結果が表示される。
尚、同じ「10キー」を使っているものとして「電話」があるが、電卓の10キーと電話の10キーの数字の配列が違っているというのは「銭形舞・8話」を見ていたら知っていることでもある。
機能的には一般的な電卓と同じであるが、入力キーに「00」や「000」を持ったり、表示桁数が10~12桁になった事務用電卓、三角関数、対数、指数計算など、物理や工学計算機能を持った関数電卓、計算する関数をプログラムすることが出来るプログラム電卓などがあり、関数電卓になると計算式も表示が可能になっていたり、中にはグラフを表示することも可能なものもある。
「電卓」が世の中に登場したのは1962年のイギリスが最初であり、日本では1964年に初登場した。最初は真空管を使っていたこともあって、「電子計算機」であったが「卓上」と呼べるような代物ではなかった。真空管からトランジスター、さらにはICへと技術が進化していくのにつれて、小型化されていき、1970年代には「卓上」と呼べるものが次々と登場した。更に、1980年代になると、LSIの技術によってカード電卓と呼ばれる薄いものが登場している。(電卓の小型化は、IC、LSIの奇術の進歩を象徴するものであり、これがマイクロ・プロセッサの開発技術に繋がった、というのは有名な話である。)また、表示部には、最初は発光管が使われていたが、液晶が使われるようになり、現在では液晶が当たり前になっている。(電卓の液晶技術の発展が、液晶ディスプレイの発展に繋がったというのも有名な話である。)また、最初は家庭用AC電源を使っていたが、これが乾電池になり、さらにはボタン電池というように小型電池が使われるようになった。また、太陽電池を使ったものも登場し、やはりこれが太陽電池パネルの発展に繋がることになる。→「電卓」の開発は、そこから派生した色んな技術の発展に繋がっており、現代の技術には必要不可欠な技術が多数生まれている。よって「たたかが電卓」というようなことはできません。(でも、暗算能力の低下という別の問題を生み出したのもまた事実ですけど...)
↓「数学オリンピック」関係
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- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/04/21
- メディア: 単行本
数学オリンピック問題にみる現代数学―難問の奥にある“ほんもの”の香り (ブルーバックス)
- 作者: 小島 寛之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/02
- メディア: 新書
↓「そろばん」関係
「江戸の子育て」読本―世界が驚いた!「読み・書き・そろばん」と「しつけ」
- 作者: 小泉 吉永
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
できる子はやっぱりそろばんをやっている―なぜ、計算だけではなく全ての勉強に役立つのか?
- 作者: 塩澤 雄二
- 出版社/メーカー: 青月社
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- メディア: 単行本
↓「電卓」関係
日商簿記受験生のための電卓操作完ぺき自習帳―これで楽勝合格 総得点20点アップのトラの巻 (とりい書房の負けてたまるかシリーズ)
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- 出版社/メーカー: とりい書房
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- メディア: 単行本
SHARP グラストップ調デザイン電卓 マルチ換算・早打ち・アンサーチェック機能搭載 ナイスサイズタイプ 12桁 EL-N732-X
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- 出版社/メーカー: キヤノン
- メディア: エレクトロニクス
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- 出版社/メーカー: カシオ
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SHARP カード・クレジットカードタイプ電卓 大型表示・フラットタッチキー ソフトケース付 8桁 EL-878S-X
- 出版社/メーカー: シャープ
- メディア: エレクトロニクス
SHARP ピタゴラス グラフィック関数電卓 リバーシブルキーボード搭載 473関数・機能 10桁 EL-9900
- 出版社/メーカー: シャープ
- メディア: エレクトロニクス
CASIO プログラム関数電卓 FX-4850P-N 仮数10桁
- 出版社/メーカー: カシオ
- メディア: エレクトロニクス
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