ケータイ刑事銭形海6話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
今回の「裏ネタ編」で語る物語は、第6話「生きていた恐竜!? ~未確認生物殺人事件」です。今回は未確認生物ということで、元ネタになった「ネス湖のネッシー」についてと、「未確認生物(U.M.A.)」について記すことにする。→柴田太郎さんが得意とする世界です。柴田さんならばいくらでも語ってくれそうですが...
尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)
「ネス湖のネッシー」:ネス湖はイギリス・スコットランド北部のハイランド地方にあるイギリス最大の淡水湖である。ある狭長な形をした湖であり、実に細長い。最大深度は230mである。氷食を受けた地溝湖である。ネス湖から北東に流れ出るネス川の河口にある都市・インヴァネス(ハイランド地方の唯一の市、人口約5万人)が最寄りの都市である。(本当に何もない所にある湖である。)
20世紀の最大の謎の一つということで、怪獣の目撃例が多数報告されている。20世紀以前から目撃例はあるが、特に1933年以降、目撃例が多くなった。「ネッシー」というのは「ネス湖の怪獣」の通称であり、この種のものには「○○シー」という名前が付けられたことから日本では「ネッシー」の名前が広く知られている。(例えば、屈斜路湖のクッシー、池田湖のイッシーなど。)また、日本では未確認生物の代表という存在になっている。
正体については色んな説があり、目撃証言や写真から、恐竜時代に生息していた大型水棲爬虫類の首長竜の生き残り説が古くから語られてきた。また、竜脚類の生き残り説、哺乳類説、両棲類説、魚類説、海牛類説などがある。しかし、目撃証言、写真の多くが自然現象の誤認で、他の既知の動物、船舶や流木、波であったり、或いは捏造と判断されて、決定的な証拠はない。また、首長竜の生き残り説についても、ネス湖は彪我の侵蝕によって誕生した湖であり、恐竜が生きていた時代には氷の地であったことから、科学的には否定されている。
そして、長い間、ネッシーの存在の根拠となっていた1934年に撮影された写真(既に、大型生物ではなく、小さなものということが証明されていた。)がトリック写真であったと、1993年に告白されたことから、一気にネッシーの存在を否定する意見が大勢を占めるようになった。
「未確認生物(U.M.A.)」:Unidentified Mysterious Animalのことで、文字通り、生物学的に確認されていない生物のことである。略して「UMA(ユーマ)」と呼ばれるが、これは日本だけでしか通用しない。(高村さんが口にした「うま」とは言いません。念のため。)尚、神話などに出てくる動物や、小説などの世界に登場する空想上の生物はUMAには含まれない。
コンピューター用語として「Unified Memory Architecture」も「U.M.A.」という同じ略語を持つが、これはメモリ技術の一つであり、未確認生物とは全く関係ないものである。
「UMA」の代表的な存在は、やはりネッシーやビッグフット、イエティ(雪男)などであろう。また、日本ではクッシーやイッシー、ツチノコなどが「UMA」というものに分類される。
「UMA」は生物学的に存在が確認されていない生物なので、それを見たというのは「確認」にはならない。(物理的な目撃確認と、生物学的な確認とは全く別物である。)学問的にどういう分類がされるのか、進化の過程は、等が明らかにならない限りは「未確認」ということなる。よって、生物学的に確認されると、その時点で「UMA」ではなくなる。
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