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東京少女・水沢エレナ#2「君の歌(後編)」 [ドラマ]

今回の物語は、先週の続きとなる後編です。『翼』だけでなく、今月の主題歌でもある『蕾』(アコースティック調という所が、歌詞の内容にも合っていて、いい感じです。)をたっぷり聴くことが出来た物語で、物語の内容とこの曲の歌詞が上手く繋がっていて、上手くまとめられた物語でした。

そんな中、今回から提供のDoCoMoのロゴが変わり、docomoというように小文字だけになりました。この弊害は、今まで以上に提供の所でロゴが大きくなったこと。ロゴの枠を透過処理しているため、バックの映像の方もそれなりに見えるのだが、影響を受けるエリアが今までよりも更に大きくなったというのは頂けません。次回予告の方は、木曜深夜のアニメ枠などで流れる所で確実にゲットしたい所です。(OPの方は諦めるしかない。地上波での放送や、BS-iでの再放送まで待つしかないし...)

「後編」ということなので、冒頭は前回のおさらいがあるものと思っていたが、それは無く、いきなり後編の物語が始まったが、内容は充実していて、メインとなる『蕾』をたっぷりと聴かせてくれることを考えたら、これはこれで良かったですね。一応、尺の関係もあるでしょうが...(一応、「前編」を始まる前に再度見ておさらいをしておいた筆者です。)

カナエのシークレットライヴが決まり、社長はライヴ・バージョンのレコーディングをエレナに促す。「これ以上、カナエのゴーストはやらせないから。それに明日から個人レッスンを受けて貰うことになっている」と言って、デビューを約束する社長。で、エレナは「分かりました」と言って了承した。

そんな所にカナエが姿を見せた。エレナと2人になるとカナエは先輩らしく語りかける。が「アンタは私のお化けだから」と口にしていた。

エレナは『翼』のライヴ・バージョンのレコーディングを行った。スタジオから出てきたエレナにカナエが声を掛けた。そして自分も苦しい立場にいることを口にした。エレナはは希望に燃えていることを口に出すが、カナエは「東京に来たばっかりの頃、アンタと同じ目をしていた気がする」と言い「でもね、変わっちゃうんだよ」と、先輩らしいことを口にする。そんなカナエは「バイバイ」と告ると姿を消した。

その頃、カラオケ店では啓太が、カナエがシークレット・ライヴをすると言う話を聞くと、エレナのことが頭に浮かんだ。

エレナはライヴが終わったらデビューできると思っていて、マネージャーの掘口も「ああ、社長が約束してくれただろう」と言うが、エレナの心は複雑だった。

カナエのシークレット・ライヴの日。エレナもライヴハウスにやってきた。店内には客も入っていたが、社長はカナエがまだ来ていないことにイライラしていた。そこにマネージャーの掘口がやってきて、「カナエがいなくなりました」と告げた。カナエは失踪したのだった。で、シークレット・ライヴはドタキャンとなった。(「急に体調を崩しまして...」と言う社長。)

エレナはライヴハウスを後にする。たまたま表に啓太がいて、エレナに声を掛けた。「歌って欲しい歌あるからさ。俺が作ったんだ」

カナエが失踪したことで、ニュースター・プロダクションは潰れる寸前になっていた。エレナの個人レッスンも、デビューの話も「それどころじゃない」ということで吹っ飛んでしまった。(新聞に「カナエ失踪」という記事があって「お騒がせ若手女優」と言う文字がある。→誰とは言わないが、頭に浮かぶ人が...)

失意のエレナはカラオケ店にやってきた。目からは涙がこぼれていて「歌いに来た」と告る。その後、啓太と近所の公園にやってきたエレナは、カナエのゴーストだったことを話した。(啓太は「やっぱ、そうだったんだ」と気づいていた。)で「田舎に帰ろうかなぁ~」と言うエレナ。これに啓太は「なんだ、そんなこと」と言い、「当たり前のこと」「成功が約束されて田舎から東京に出てくる奴なんかいないだろう」「やりたいことがあるから頑張るんだろう」「簡単に諦めるなよ」とエレナを励ます。エレナは「今が半分くらいかなぁ?マラソンだったら...」と漏らすが「半分どころか、まだスタートラインに立つ前だろう。やっと入場門入りましたって感じ」と啓太。

それからエレナは啓太の勤めているカラオケ店でバイトを始めた。アパートを探し、啓太の作った曲『蕾』を練習するようになった。で、ストリート・ミュージシャンとして多くの人に聴いて貰うことになった。(ここでAパート終了。経過時間は15分半強ということで、Bパートは10分半弱となります。)

町中にやってきたエレナと啓太。準備をすると啓太がギターを弾き始め、エレナが『蕾』を歌い始める。それからエレナと啓太はストリート・ライヴを続ける。

その頃、掘口がニュースター・プロダクションを辞めると言って退職届を出した。で、田舎に帰る決意をして街中を歩いていると、エレナの姿を見かけ、声を掛けた。啓太は「エレナを幽霊にした奴」「プロダクションの人間だろう、共犯だろう」と掘口のことを言う。掘口は「悪かった」と言って頭を下げると、事務所を辞めたことと田舎に帰るということを話した。これにエレナは笑顔で「もし良かったら、聴いていってください」と言った。

人だかりが出来て、エレナは『蕾』を歌う。掘口は遠巻きに聴いていた。拍手の中、エレナは「夢」を語る。それを聴いていた掘口は、ストリートライヴが終わるとエレナの側に行き「手伝わせてくれないか。君の歌」と口にする。これに笑顔でエレナは「はい」と答えた。

三年後、エレナの初めてのライヴハウスでのライヴが行われる。チケットは大盛況でSOLD OUTになっていた。啓太はライヴハウスで演るのが初めてで不安でいたが、エレナは「いつも通りで演ればいいんじゃない。聴かせたい人を思い浮かべて...」と落ち着いていた。啓太は「エレナの聴かせたい人って誰なの?」と尋ねると「おばあちゃん」とエレナ。

東京に出て3年が流れ、エレナは初めてのCDを発売した。それをおばあちゃんに送った。手紙には「東京へ来て3年。やっと私のCDを出すことが出来ました。長かったような、短かったような3年間でした。でも、一つだけ言えるのは、今日があるのは、おばあちゃんのお陰」という書き出して始まり、「エレナはこれからも頑張ります」と結ばれていた。

おばあちゃんがエレナのCDを再生するのと、エレナのライヴハウスでのライヴがオーバーラップして、『蕾』をたっぷりと聴かせてくれる。(この歌詞がエレナの気持ちを上手く伝えていて、実に良いエンディングでした。)

次回は、「一日限りのデート」という物語です。「キ・ニ・ナ・ル!」で、最近恥ずかしいと思ったこととしてエレナちゃんが語っていたペアルックが出てくる物語です。同じ相手を好きになった少女の物語ですが、これにペアルックが絡んだデートが出てくるが、結末は...

今回の「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせの映像は、前回と全く同じものでした。まあ、前回の物語の後編なので、同じ物語という位置づけになるから、これは当然かも知れませんね。次回からは劇中で舞台になった場所が使われるものと思います。

今回の物語は、『蕾』の歌詞を考えたら、この曲をテーマ曲とした「恋日」のような雰囲気もあった物語で、「若いっていいなぁ」と年寄りじみたことを感じた物語でした。そんな中、社長が口にした「きれい事だけじゃ世の中渡っていけないことぐらい分かっているでしょう」という台詞、啓太がエレナを励ます台詞、挫折を感じて夢を諦めかけようとするエレナが夢のために頑張っていく姿など、分かっているけど、こういう物語にはウルウルきちゃうんですよね。内容のある良い物語でした。

さて、来週の水曜(14日)はエレナちゃんの始球式が予定されています。天気の方は大丈夫でしょうか?17:30から特番が組まれていますし、本作のメイキング映像も少しは流れそうだし、中止にならないように祈るばかりです。また、同じ日の深夜には、「東京少女・セピア編」が「「東京少女~セピアの思ひ出」というタイトルになって、未放送の映像も加わって手直しされたものが放送されます。(深夜25:00から)

 

↓原作はこちらです。

好きといえない (リンダブックス 東京少女 2)

  • 作者: リンダブックス編集部
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 文庫

 

↓違う曲ですが、『蕾』というタイトルを含むものを集めてみました。

蕾 (通常盤)

蕾 (通常盤)

  • アーティスト: コブクロ,小渕健太郎
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/03/21
  • メディア: CD

蕾(つぼみ)【ブラバン・マーチ・バージョン】

蕾(つぼみ)【ブラバン・マーチ・バージョン】

  • アーティスト: エコダ・ウインド・オーケストラ,小渕健太郎,黒田俊介,藤井理央
  • 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
  • 発売日: 2008/03/19
  • メディア: CD

BLUE/蕾-blue dreams-

BLUE/蕾-blue dreams-

  • アーティスト: Suara,大倉雅彦,Bee’,藤間仁,藤田淳平
  • 出版社/メーカー: KINGRECORDS.CO.,LTD(K)(M)
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: CD

蕾~つぼみ~

蕾~つぼみ~

  • アーティスト: 久保田洋司
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2005/01/19
  • メディア: CD

蕾 tubomi

蕾 tubomi

  • アーティスト: Angelique,326,康珍化,清水信之,西慎嗣
  • 出版社/メーカー: フォーライフ ミュージックエンタテイメント
  • 発売日: 2001/02/21
  • メディア: CD

 

↓『蕾』と『翼』の作者の別のアルバムです。

カレイドスコープ(DVD付)

カレイドスコープ(DVD付)

  • アーティスト: Bahashishi,ユラリ,朝本浩文
  • 出版社/メーカー: Columbia Music Entertainment,inc.( C)(M)
  • 発売日: 2008/04/09
  • メディア: CD

心の世界

心の世界

  • アーティスト: Bahashishi,ユラリ,Toru Minami
  • 出版社/メーカー: Aer-born
  • 発売日: 2006/05/24
  • メディア: CD


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