BOB SEGER『FACE THE PROMISE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは2006年に発表された11年ぶりとなねアルバムである。最初は2004年にリリースされる予定であったが、色々と遅れて、2006年9月になってようやくリリースされた。日本では今ひとつ名前の浸透度は低いが、アメリカではその名前は根深く浸透しているということもあって、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位4位を記録するヒットとなっている。
収録曲は以下の全12曲である。『Wreck This Heart』『Wait For Me』『Face The Promise』『No Matter Who You Are』『Are You』『Simplicity』『No More』『Real Mean Bottle』『Won't Stop』『Between』『The Answer's In The Question』『The Long Goodbye』。
この中からは『Wait For Me』と『Wreck This Heart』がシングル・カットされたが、いずれもが特に大きなヒットにはならなかった。が、存在感のある所を証明することになった。
彼の持ち味を活かした骨太なアメリカン・ロックを聴かせてくれているが、これまでの彼とは少し違った一面も見せていて、還暦を過ぎても、まだまだロック魂は衰えることはない。(流石に声の方は、少し衰えたと感じさせる所が少しあります。)
本アルバムからのお薦め曲は、『Wait For Me』『Face The Promise』『Simplicity』『Between』という往年の彼らしい所がそのまま出ている曲と、今までとはすこし毛色の違う『Wreck This Heart』。全体を通して、土の香りを感じさせるパワフルなアメリカン・ロックを聴かせてくれている。
ベスト盤などがリリースされていて、年齢的に第一線を退いたのでは?と思われていただけに、往年のロックが100%とは言わないが、高水準をキープしているということで、実に嬉しいアルバムである。アメリカン・ロック・ファンであれば聴くべし!
また、本アルバムは、最近のアルバムらしい所もあって、「SPECIAL DELUXE EDITION」もあり、ボーナスDVDがセットになっていて、1978年のサンディエゴでのライヴ(2曲)が収録されている。内容的にはDVDの方は寂しいが、評判の高いライヴであるので、手元に置いておくのなら、やはりDVDとセットになった方にするべきですね。
↑通常盤 | SPECIAL DELUXE EDITION ↓
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