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「XTRO」 [映画(洋画)]

表題の作品は1983年のアメリカとイギリスの合作映画「エクストロ」である。SFホラーというジャンルに分類されるが、かなりグロテスクな異形の生命体が出てくるというB級作品であり、一般受けはしにくいが、マニアには嬉しい作品である。また、本作は1983年のパリ国際ファンタスティックSF映画祭でグランプリを獲得した作品であるが、日本では劇場未公開である。本作には、1987年の「007」シリーズ第15作でボンドガールとなるM・ダボが出演しているのが注目点である。

作品データを記しておくと、時間は85分、原案はハリー・ブロムリー・ダヴェンポートとマイケル・パリーの2人、監督はハリー・ブロムリー・ダヴェンポート、脚本はロバート・スミスとイアイン・キャシーの2人、撮影はジョン・メトカーフ、音楽はハリー・ブロムリー・ダヴェンポートである。そして出演は、フィリップ・セイヤー、バーニス・ステジャース、マリアム・ダボ、ダニー・ブレイニン、サイモン・ナッシュ、ピーター・マンデル、デヴィッド・カーディ、アンナ・ウィング、たちである。

UFOによって連れ去られた男が、3年後、突然戻って来た。が、彼は人間ではない生物に進化していた。家族の元に戻ってきた彼は、息子に超能力を授ける。で、周囲では色々と騒動が起こる。また、彼は次々と異形の生命体を産んでいき...

ストーリーは単純であるが、特殊メイクや造形物に特徴があり、こちらの分野ではカルト的な人気のある作品である。女性が成人男性を産むとか、玩具を超能力で巨大化させるとか、発想の方は実にユニークである。が、ちょっと悪のりしすぎている感もある。そのため、本作に対しては拒否反応が示され、一般的には評判が悪かった。が、B級SF作品がお好きな方やB級ホラー作品のファン、特殊メイクやクリーチャーに興味がある人には評判が良く、カルト的作品となっている。→少なくともB級作品に理解がないような人は見ない方がいいでしょう。そういう作品である。

また、本作には「エイリアン・ウォーズ」(1991年)、「シークレット・ファイル/接・近・遭・遇」(1995年)という2本の続編と思われる作品が製作されている。(邦題だと分からないが、原題を見ると分かる。(「XTRO2」「XTRO3」というタイトルである。))が、タイトルだけ続編という形の、何の関連もない作品が製作されている。→こういうノリもB級カルト作品らしい所である。

かつて、LDではリリースされていたのだが、現時点ではDVD化もおろか、ビデオも廃版になってしまって消えている。(海外版のソフトならある。)日本版のソフト(DVD)がリリースされることは、おそらく考えられないでしょうね...

 

↓英語版(ビデオです。)

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア: VHS

↓ドイツ語版のDVDです。(リージョンコード「1」なので、ご注意を!!)

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア: DVD


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