ケータイ刑事銭形零26話(2nd.13話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
銭形零の「裏ネタ編」も今回が最終回ということになりました。物語の方は「さよなら、愛しき人! ~保険金連続殺人事件」です。本家四姉妹の物語としては最後のTVシリーズの物語であり、同時に鑑識・柴田太郎が登場する最後の物語である。(「海」終了時点で。)
今回はロジータに関係することから、「フィリピン」「国際結婚」について、そして物語に出てきた「カップラーメン」について記すことにします。
尚、MBSの放送の時に記事は「ここをクリック(MBS)」、BS-iの再放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。
「フィリピン」:正式国名はフィリピン共和国(Republika Ng Pilipinas(フィリピン語)/Republic Od The Philippines(英語))。漢字では「比律賓」と表記するため「比」と記すことがある。アジア大陸の南東に位置する約7000の島からなる共和国である。首都はマニラ。人口は約8800万人。人口増加率が比較的高い方であり、そう遠くない時期に12番目、若しくは13番目の人口1億人の国になる可能性が高い。(ベトナムも同様に人口増が大きく、1億人国家になると見られている。)
1521年にスペインの探検家マゼランが寄港したことから始まり、1565年にミゲル・ロペス・デ・レガスピがセブ島を領有し、スペインの占領が広がり、1571年にスペイン領となる。19世紀末に独立運動が盛んになり、1898年の米西戦争の結果、独立を宣言するも、1899年のパリ条約によってアメリカが占有権を獲得し、アメリカの統治化となる。太平洋戦争の時、日本が占領するが、日本の敗戦でアメリカ領に戻る。1946年に独立する。
資源に乏しく、農業、軽工業、観光が主な産業であるが、約800万人とも言われる海外在住労働者の送金による収入が大きく、これがフィリピン経済の大きな収入源になっているのが特徴である。→今回の物語でも、日本への出稼で来日しているという設定がありました。
「国際結婚」:文字通り、国籍が異なる男女が結婚することである。陸続きの欧州では全く珍しいものではないが、島国日本では、最近でこそ珍しくなくなったが、昔はかなり珍しいものであった。一時期、財産目当てで日本人(男性)と結婚する外国人(女性)が事件を起こし、世間を騒がせたことがあったり、国際結婚詐欺で組織の資金源としているマフィアの存在があったこともあって、その影響によって一部には根深い反感が今も残っている所があるのもまた事実ですが...(国際結婚の仲介業は違法としている国も一部にはある。)
日本で国際結婚と言えば、夫が日本人で妻が外国人という場合と、その逆で妻が日本人で夫が外国人という場合があるが、届け出があるのは前者が圧倒的に多い。(実数では後者が極端に少ないとは考えられず、日本の役所に婚姻届を提出しないものが相当数あるものと思われる。)
日本人が国際結婚する場合も、基本的には日本人同士の結婚と同じであるが、法的には色々とややこしい所があって、簡単ではない。例えば、両者の本国法が適用されるため、年齢などが法的に違っていると、婚姻が成立しないことになる。婚姻が成立した後は、特に大きな違いはない。(但し、帰化した/していないによる国籍の違いによって、選挙権などの一部の公民権では差がある。)
日本人と結婚した外国人は、日本人との婚姻関係を持たない一般の外国人よりも帰化しやすくなる。特に、居住要件が短縮されるというのが大きい。また、20歳未満であっても帰化することが可能である。
尚、表だって言われることが少ないが、日本人の国際結婚をしたカップルは、日本人同士の婚姻カップルと比べて離婚率が高いというデータがある。日本人同士でも合わないことがあるのだから、それが外国人ということになったら、簡単には馴染めないなど、色々とあるのは容易に想到できるところである。
「カップラーメン」:熱湯を注ぐだけで調理が可能なラーメンで、容器に麺が入っているもののことである。(「チキンラーメン」も熱湯を注ぐだけであるが、これは容器に入っていないため「カップ麺」とは言わない。尚、「チキンラーメン」はお湯を使わず、乾麺を割ればスナック菓子のように食べられますね。(「ベビースターラーメン」のようになる...))現在では全世界で販売されるようになった、日本発の食品でもある。
また、熱湯さえあれば食することが出来るということで、非常用の食料として備蓄されることも珍しくなくなっているが、災害発生時(特に地震などの天災の時)には熱湯が確保しにくい、という問題があることが忘れ去られている。(→下手に火を使えば、ガスが漏れていて爆発という可能性がある。)が、災害後でもある程度の時間が経過してライフラインの確保が出来れば、大いに役立つ食糧になる。
初めて登場したのは1971年のことで、「カップヌードル」の発売から歴史が始まる。メンの種類は乾麺であり、熱湯を注ぐだけで食することが出来る。現在では、ラーメンの他に、うどん、そば、焼きそば、スパゲッティなど、他の麺も製品化されているため、これらをまとめて「カップメン」と言う。
また、乾麺ではなく生麺を使ったものも現在はある。但し、乾麺だと、本当に熱湯を注ぐだけというものや、かやくとスープを入れて熱湯を注ぐということで調理は済むが、生麺タイプだと、麺も袋に入っているというように、熱湯を注ぐだけでは食せないものもある。(更に、現在では、電子レンジで調理するという「カップメン」も登場している。)
現在では、国際的にも広く販売されているが、国によっては他の食糧と比べて非情に割高という所もある。(調理が簡単ということが付加価値を生んでいて、高く販売される。)そのため、国によってはおみやげとして非常に歓迎される所もある。(持っていく方も、体積の割りに重量は軽く、そんなに高価ではないので、チョイスしやすい。)→この辺りの事情が今回の物語の背景にある。
※今回で「銭形零・裏ネタ編」は終了です。ところで、「愛」「舞」「泪」はまだ「裏ネタ編」を書いていないので、来週からは誰にしましょうかねぇ...(週一で記していくと、「愛」は半年、「舞」は3ヶ月、「泪」は9ヶ月の時間が必要ですし、週一としたらこれだけで1年半も持つことになる。←そんなに引っ張る気でいるのか???)
↓参考まで
フィリピン・セブ島―マニラ、ボラカイ島、パラワン島、パマリカン島、ダバオ、エルニド (〔2007年版〕) (ワールドガイド―アジア)
- 作者:
- 出版社/メーカー: JTBパブリッシング
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
フィリピン―ハロハロ社会の不思議を解く (ワールド・カルチャーガイド)
- 作者:
- 出版社/メーカー: トラベルジャーナル
- 発売日: 1999/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓国際結婚ということで
ビザ(在留資格)の手続きもっと簡単になーれ!―国際結婚当事者34組による「配偶者ビザ」取得までの泣き笑い体験集
- 作者:
- 出版社/メーカー: ぶなのもり
- 発売日: 2004/01
- メディア: 単行本
国際結婚ガイドブック―国際家族の時代に向けて わかりやすいイラスト版
- 作者: もりき かずみ
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2000/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓カップラーメンに関して
ジュニア版まんがプロジェクトX挑戦者たち〈2〉82億食の奇跡
- 作者: 加藤 唯史
- 出版社/メーカー: 宙出版
- 発売日: 2004/07
- メディア: 単行本
この人からはじまる―カップラーメンからキャバレーまで (小学館文庫)
- 作者: 鹿島 茂
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/11
- メディア: 文庫
日清食品驚異のヒット商法―「チキンラーメン」で日本に初めて即席めんを誕生させ、「カップヌードル」で驚異の急成長をとげた日清食品 (Yell books)
- 作者: 五野井 博明
- 出版社/メーカー: エール出版社
- 発売日: 1994/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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