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「ZEBRA FORCE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1975年のアメリカ映画「ゼブラ軍団」である。元々はTVムービー(日本では劇場公開された)である本作は、ベトナム帰りの男たちがシンジケートを相手に戦うB級アクション作品である。また、本作から11年後の1986年になって「野獣部隊ゼブラ'87」(原題は「CODE NAME: ZEBRA」)が製作されている。(しかし、日本では劇場未公開である。→大ヒットした作品ならばともかく、続編を作るにしては間が空きすぎている。これはJ・トルナトーレ監督の執念と言った所でしょうね。)

作品データを記しておくと、時間は87分、監督と脚本はジョー・トルナトーレ、撮影はロバート・マクスウェル、音楽はチャールズ・アルデンである。そして出演は、ティモシー・ブラウン、グレン・ワイルダー、マイク・レイン、アンソニー・カルーソ、リチャード・X・スラトリー、たちである。

デトロイト。闇の大ボス・サルバトーレの息子が経営する賭博場に、突然8人の黒人の男たちが襲撃をかけた。で、息子は殺され、金を奪って逃走していく襲撃者たち。これを知った大ボス・サルバトーレは息子の復讐のために、右腕のカーマインを送り込んで8人組を探し出そうとする。が、それを嘲笑うかのように、シンジケートのシマは次々と襲われて、金を奪われていく。カーマインは敵対する組織の仕業だと考えて、その敵対組織に潜り込むが、襲撃者・ゼブラ軍団のことは何も掴めないでいた。ゼブラ軍団は、片腕で足が不自由で顔に火傷を負った白人のジョンソン中尉が率いるベトナム帰りの特殊精鋭部隊の8人の白人たちであった。彼らは黒人に変装して社会に害をなす者たちを始末して金を稼ぐと言うことをしていた。で、最終目的のシンジケートのボスの屋敷で行われる麻薬取引の場を襲う計画を進めていて、襲撃が開始される。が、ゼブラ軍団の1人がシンジケートに捕まり、アジトの場所が分かってしまう。カーマインはゼブラ軍団を潰すためにアジトを襲ったが...

ラストのどんでん返しが意表をつくものとなっていて、なるほど、と思わせてくれるが、それ以外はやはりB級作品の枠内にあるものであって、スケールが小さく纏まっている。(やはりTVムービーということで製作された作品らしいところである。)B級作品のファンにとっては、ツボをしっかりと心得た作品になっているということで、一応合格点を与えられるが、やはりB級の枠に収まっている。

それにしても、本作の生き残りが11年後に製作された続編に繋がるなんて、だれも陽右しなかったでしょうね。そういう点ではB級作品の枠からはみ出した作品であると言うことが出来る。(但し、続編の方はB級というよりもC級になっちゃったという感じですが...)

※DVDもビデオもありません。かつてLDではリリースされていました。
代わりに、J.トルナトーレ監督作品をピックアップしておきます。

CUBE IQ

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

クリスクタル・アイ(字幕)

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: VHS

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