BLACK CROWES『SHAKE YOUR MONEY MAKER』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1990年に発表された彼らの1st.アルバムである。正攻法のロックを聴かせてくれる彼らの本アルバムは、デビュー・アルバムなのに完成度が高く、たっぷりと聴かせてくれるアルバムである。本アルバムはBillboardのチャートで最高位4位を記録するヒットとなり、1990年の年間アルバム・チャートでも86位にランクインするヒットを記録した。そして'90'sに華々しい活躍をすることになる。
収録曲は以下の全10曲である。『Twice As Hard』『Jealous Again』『Sister Luck』『Could I've Been So Blind』『Seeing Things』『Hard To Handle』『Thick N' Thin』『She Talks To Angels』『Struttin' Blues』『Stare It Cold』。
この中からは『Jealous Again』『She Talks To Angels』『Hard To Handle』の3曲がシングル・カットされてヒットしている。特に、オーティス・レディングのカヴァーである『Hard To Handle』は、彼らなりに消化していて、カヴァー曲であるが、彼らの持ち歌のように、オリジナルとは全く違った魅力を持っている。で、Billboardのシングル・チャートで最高位26位を記録している。(年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、やはり『Hard To Handle』を筆頭にするのは異論のない所であろう。そしてリード・トラックの『Twice As Hard』とそれに続く『Jealous Again』、そしてエンディングに繋がる後ろの2曲である『Struttin' Blues』『Stare It Cold』をピックアップしておく。
現在では、アメリカのロック界の巨星となっているが、本アルバムはデビュー・アルバムと言うことで、まだまだ荒削りな所があるのだが、伸び代を感じる部分があり、しかもアルバムとしては完成度が高いので、ある程度安心して聴くことが出来る。(後の大活躍も当然だという気になります。)
それにしても、イースト・コースト/ウエスト・コーストではなくサザン系の彼らであるが、アメリカというと本当に驚異的な新しいバンドが出て来るものですね。'90's以降のアメリカン・ロックを聴くのであれば、しっかりと聴いておきたいアルバムである。
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