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ケータイ刑事銭形海9話[改訂版] [ケータイ刑事]

MBSでの放送に合わせて記している銭形海「[改訂版]」。今回からは「夏舞台」の2回目で、「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件」の「捜査編」です。今回も主役の座は高村さんとクイーンに奪われ、更に柴田さんまでもが目立とうとしていたということで、ちゃんが霞んでいるが、4回目の「解決編」でたっぷりとちゃんが見せてくれます。

前回の続きであるが、冒頭に「前回のあらすじ」が入ることなく、続きが始まったので、余計なことは省略して、(今更ながらの)ネタバレ有りの長文で、本編に行きます。(尚、本放送後に記したものは「ここをクリック」して下さい。)

高村さんが「その人物を舞台上まで上げて」と指示を出し、警官が、高村さんが指差したサングラスの男を舞台の上につれてくる。男は「何だよ」と抵抗するが、結局は警官に連れてこられる。ちゃんは「本当に大丈夫なんですか?高村さん?」と心配な顔をするが高村さんは「銭形くん、覚えておきなさい。人を逮捕する時は臆病なぐらい用心深い方がいい。一つ間違えればその人の一生を滅茶滅茶にしかねないからね」と言う。このことはちゃんも分かっていて「ええ」と言う。高村さんは続ける。「それでも僕は逮捕に踏み切った。そこには鋭い洞察力に裏打ちされた僕の確信があるからだ」と推理に自信を持っていた。それを聴いたしじみは「じゃあ我々はお手並み拝見と行きますかね」と漏らし、平野田は「そうですね」、横山は「見学見学」と言って、高村さんの推理を聴くことにする。また睦月は「舞台が再開できれば犯人なんて誰だっていいわよ」と言っていた。

サングラスの男は腕組みをして座っている。ちゃんは「どうしてこの人が犯人なんですか、高村さん?」と尋ねる。すると高村さんは推理を語り始める。「この人はいずみさんの歌が終わるまで、じっとあの席でじっと目を閉じていた。でもそのサングラスでそれを隠すことが出来たんだ。そして会場が真っ暗になったと同時に目を開けて、隣に座っていた四谷さんを刺した。しかも大胆なことに逃げることもせず、ずーっとその場に座っていた。」と言い「違いますか?」と言ってサングラスの男に問い糾す。ちゃんはサングラスの男の側で男をじっと見ると「あれ~?高村さん、この人、金剛地武志さんじゃありませんか?」と気づいて声を上げた。高村さんは「こんごう?」と言うが「ほら、ラジオのDJで有名なタレントの」とちゃん。(緑リボンの先輩・ちゃんはミーハーでしたが、ちゃんも結構ミーハーですね。ちゃん・ちゃんの長女・青リボンの二人は「知りません」と言いそうですけど...)

するとサングラスの男が「すいません、あの...」と言って立ち上がり、二人の会話に割って入ると「何回も言うようですけど「こんごう」じゃなくて「」なんですよ。地球の「ち」なんですよ、大池の「ち」、「地盤沈下」の「ぢ」書いて「ち」」とアピールするサングラスの金剛地。(このネタはすっかりお馴染みですね。)しかし高村さんは「例え、こんごうぢであろうと、正義の前では何人たりとも平等だよ。それに君、本物の金剛地かどうか分からない」と言って受付けない。すると金剛地は「いやいや、本物です本物...」と言ってサングラスを外すと、スーツのポケットからメガネを取り出して、それをかけて「ほら、メガネ、黒子」と言って本物だと言うことをアピールする。するとしじみが「そっくり!」と言ってツッコミを入れる。金剛地は「そっくりじゃない、本物だって...」とアピールする。するとしじみは「本物だったらさぁ、ほら、よくあれやってくれたじゃない。あれやってよ」と芸を求める。で「「探偵物語」の薬師丸ひろ子と「セーラー服と機関銃」の薬師丸ひろ子を同時にやって、プラス松田優作」とリクエスト。金剛地は「同時に?」「松田優作?」と困惑するが、やろうとする。が、しじみは「でも松田優作さんは「なんじゃこりゃあ」はなし」と注文をつける。で、戸惑う金剛地。が、準備をしてからリクエストの「探偵物語」の薬師丸と「セーラー服と機関銃」の薬師丸のものまねをする。が、続いての松田優作は「これ出来ない」とギブアップ。するとしじもは「分かった、うちの大先輩がやるから」と言って平野田を引っ張ってきて、平野田(遠山俊也さん)が「なんじゃこりゃあ!」と松田優作のものまねを披露する。が、金剛地は「思いっきり言ってるじゃんか」とクレームを付ける。が、しじみになだめられ、更に「この人、そう言えば歌手ですよ。CD出しているからね」と言うと「『明日吹く風』歌って」とリクエストする。「『明日吹く風』?」と分からない金剛地に「小出早織ちゃんがほら雷で、おへそが…」と説明し「出てたでしょう」と言う。すると「あの曲?僕の代わりに大堀こういちさんという俳優さんがもうレギュラーとして出ておられて... 僕はゲストで1回、15分ぐらい出ただけなんですよ」と尻込みする。(念のための説明:金剛地さん演ずる鑑識・柴田太郎は「」まで、「」からの鑑識は柴田束志です。「15分ぐらい」というのは「・1st.12&13話」のことで、活弁の物語です。)が「何を言ってるのかさっぱり...???」としじみ。で、空気を読んだ金剛地は「分かったよ。マイク貸せよ、マイク」と開き直って歌うことにした。で、マイクが渡されると準備をして「では「ケータイ刑事銭形雷」のテーマ『明日吹く風』」と金剛地。で、メロディが流れてくると、歌よりも派手な振り付けを始める。歌の方は「♪ライラライラライ…」と歌い出す。が、観客席の最前列のお客さんの前に進み出て握手を始め、「ありがとう」「どうもありがとう」と感謝の言葉ばかりを言って最前列のお客さんと握手ばかりしていた。で、(歌ったのは冒頭の「いつも歩いてる道」、途中の「寂しさは」、最後の「忘れたよ」だけだった)で、ポーズを決めるが「全然歌ってねぇじゃないの」「ありがとう、ありがとうって、何やってるんだよ」と怒るしじみ。が、金剛地は「歌ったじゃん。ほら、(本物と)分かったでしょう」とアピールする。

するとしじみは高村さんを引っ張ってきて「鼻かみ正雄先生が、元相方ですからね、歌えますよ。先生、お願いします」と歌わせようとする。これに「僕は鼻かみ正雄じゃないよ。そして僕はここで何をするの?」と高村さん。するとちゃんが立ち上がって「ああ、そうだ、そうだ」と言って割って入ってくる。そして「本物の金剛地さんなら、エアギターが出来るはず」と言う。しじみも「世界第4位だから、4位」と言う。すると金剛地は「すいません、5位になった、去年」と正す。(2004年から3年続けて世界選手権で4、4、5位入賞でした。が、2007年は出場せず、得点を競うエアギターの方からは引退した。)高村さんは「5位じゃダメじゃない」と漏らすと「すいません」と体裁悪そうな金剛地。「4、4きて5位だった」と説明する。しじみは「まあちょっと残念な結果だけど、それはしょうがないよ。しょうがない話ですよ。」とフォローすると「聴きますか。お願いします」と持ち上げる。すると金剛地はネクタイを外してハチマキの様に頭に填めて準備をする。そして「ミュージック、スタート!」。そうして『明日吹く風(ROCK VERSION)』(「・1st.12&13話」で披露したあのバージョンです)が流れてくる。そしてエアギターのパフォーマンスを見せた。

で、パフォーマンスが終わると「もうこれで分かったでしょう、私が金剛武志だっていうことが...」と言う。すると高村さんは「確かに金剛武志だ」と認めた。「「ち」だって...」と金剛地は言うものの諦めたようでした。高村さんは「しかし例え、こんごうぢ武志であっても、正義の前では何人たりとも平等だとも言ったはずだ」と続け「金剛武志、四谷幸喜殺害容疑で逮捕する」と言って逮捕しようとする。これに「そんなの無茶苦茶だよ」と抵抗する金剛地。

その時「高村さん、ちょっと待って下さい」と言って、柴田束志が戻ってきて舞台に駆け上がって待ったを掛けた。(が、アコースティック・ギターをしっヵりと抱えている)「鑑識柴田、ただいま戻りました」と言って息を整えながら敬礼する。続けて「では歌わせて頂きます」と言うと、今度は柴田束志のライブコーナーへと進んでいった。

柴田さんは「はい皆さん、席について下さい」と言って、舞台上にいる人たちを座らせる。更に客席に向かって「まだまだこんな感じで続きますよ」と語りかけると、「♪死体は語る~」と『鑑識柴田の歌』をギターの弾き語りで歌い始める。(途中、金剛地さんのちょっと付託された表情が面白い...)たっぷりと歌って終わると、敬礼をして「報告します」と言って、ようやく報告を始める。

「四谷さん殺害に使われた凶器のナイフから検出された指紋と、昨夜野口さんが殺害された凶器のナイフから出た指紋が一致しました」と柴田さんが報告すると「同一犯ということかね」と高村さんが尋ねる。「はい」と柴田さんが答えると、高村さんは「連続殺人事件が確定だ」と言う。海ちゃんが「指紋から犯人の特定は?」と柴田さんに尋ねると「出ました。犯人は10年前に傷害事件を起こして逮捕されたことのある鯨井唐十郎(くじらい・からじゅうろう)という男です」と答える。(浅利慶太、野田秀樹、三谷幸喜に続いて唐十郎と、ネタを取る所はしっかりと拘っています。)これにしじみは「鯨井?」と漏らした。

高村さんは「逮捕歴のある男。再犯ということかね?」と柴田さんに確かめると「はい」と柴田さん。すると高村さんは金剛地の方を向いて「じゃあ君は無罪放免だ。おめでとう」と言い、ちゃんも「ご苦労様でした」と言う。これに金剛地は「ご苦労様って、こういうのを冤罪って言うんじゃないですか」と不満を口にする。すると束志が「あれれっ?こんごう?」と口にして、再び「こんごうぢ/こんごうち」ネタへ。更に、金剛地の顔の黒子を見て「こんな所にボタンがあるよ」と束志は言って、「押していいの?」と言い「押してみて」と金剛地。で、束志は押す。すると「ピンポン」と金剛地。で、「大ファンなんです」と感激していた束志だった。海ちゃんが「本日のスペシャルゲスト、金剛地さんでした」と言って、拍手を受けて、頭に巻いたネクタイを外して金剛地は客席に戻っていった。

高村さんが「さあ、続きに戻ろう」と言って、「金剛地・オンステージ」から本筋に戻る。高村さんとちゃんが整理して語る。「2つの事件に使われた犯人の指紋が一致した」「そしてその指紋は、10年前に傷害事件を起こして逮捕されたことのある鯨井唐十郎という人の物でした」「ということは、この会場の中に鯨井はいるはずだ」ということで「呼び出してみよう」と言った高村さんは客席に呼びかける。「鯨井唐十郎、隠れても無駄だ。おとなしく出てきなさい」が、柴田さんが「高村さん、おそらく出てこないと思います。というか、ここにはいないと思います」と告る。これにちゃんが「いないって、どういうことですか?」と尋ねる。高村さんも「そうだよ、犯行が行われてこの会場から誰一人出ていないんだよ。いるに決まってるじゃない」と言う、これに柴田さんは「実は、鯨井さんはもう亡くなっているんです。10年前に傷害事件を起こした後、自殺して...」と説明する。すると「じゃあ何故凶器に鯨井の指紋が付いてるの?」と尋ねる高村さん。柴田さんは「考え競れることは2つあります」と言って、生前に鯨井の指紋を誰かが採取していた、もう一つは鯨井自身の犯行、すなわち幽霊の仕業と言う。(ちゃんは「まさか」と言ってました。)

その時、睦月が「刑事さん!」と声を上げた。「どうしました?」と高村さんが尋ねると、奥のドアを指差して「あのドアの向こうに怪しい男が...」と睦月。すると素早くドアの方に移動した高村さんがドアを開けて、扉の向側の様子を見る。が「誰もいないよ」と言う。睦月は「そんなはずないわ、顔中火傷した男がこっち見てたの...」と怯えながら言ってイルカのプン太をしっかりと抱く。柴田さんは「火傷?」と反応し、ちゃんは「高村さん、捜しましょう」と言ってドアの方に歩を進める。これに「ちゃん、ちょっと待って下さい」と柴田さんが呼び止め、睦月の側に移動すると「すいません。その男の人は顔中に火傷を負っていたんですか?」と確かめる。睦月は「ええ、まるでゾンビのようだったわ」と答える。すると「まさか、信じられない...」と呆然となる柴田さんだった。

高村さんが「柴田くん、何か」と言うが、舞台セットの壁の上から見下ろすように顔を出している高村さん。で、柴田さんはその高村さんを見上げて「焼身自殺だったんですよ、鯨井さん」と言い、鯨井は
頭から灯油を被って火を付けた、ということを話す。これに「えっ?」とちゃん。しじみは「じゃあ今覗いていた男は幽霊ってこと?」と漏らす。柴田さんは「考えたくはありませんが...」と言うが、ちゃんは「そんなぁ...」と、そっちに持っていかれそうなのを何とか食い止める。

その時横山が観客席の奥を指差して「ああっ゛!あそこに誰かいます」と叫んだ。で、そっちの方をみんなが注目する。高村さんは「あれが鯨井?」と言うが、平野田が「違いますよ。あれはBS-iのドラマ「怪談新耳袋」で使った小道具です」と口にする。「小道具?」と首を傾けるちゃん。平野田は「ちょっと待って下さい」と言うと、客席に降りていき、途中で一回転んで、立ち上がると、人形の元に行って、それを抱えて舞台に戻ってくる。確かにそれは人形だったが、「でも~、ちょっとグロくないですか~」とちゃん。で、舞台の真ん中に人形を置く平野田。

その時、再び睦月が悲鳴を上げて、舞台の上にしゃがみ込んでしまった。素早く「いずみさん、大丈夫ですか」と駆け寄る横山はやっぱりプン太を抱えた。ちゃんが睦月の側に駆け寄り「どうしたんですか?」と尋ねると、睦月は泣きそうな顔でドアの方を指差して「また、あそこに火傷した男の人...」と震えながら言う。で、ちゃんと高村さんがドアの方に移動して、ドアを開けて奥の様子を見る。が「誰もいません」とちゃん。すると「そんなはずないわ。私、確かに...」と睦月。するとギターのメロディが流れてきた。

睦月は立ち上がると歌い始める。「・2nd.14&15話」に登場した『僕は見たんだ』であるが、歌詞の「僕」という部分が「」に置き換えられている。睦月が1番を歌い終えると「その歌なら知っている。僕も歌わせて」と高村さんが睦月の方に進んでくると、2番を睦月と一緒に歌う。(やっぱりクイーン&高村さんがかっさらっていきます。)歌い終えると、ポーズをとったままの高村さんとクイーン、そして拍手が続く。あまりにも長くポーズをしていて固まっている高村さんとクイーン、そして続く拍手に、しじみが「止めて」と割って入り「何で歌って踊ってるの」と呟く。そして「こんな緊迫した時に、何で歌って踊って...訳分かんない。私は帰るよ、もう。冗談じゃないよ」と言って舞台を降りて帰って行こうとする。高村さんが「おいちょっと、止めてくれ」と指示をすると、出入り口のドアが開いて、表にいた警官がしじみを止めた。舞台上で高村さんが「困る」と言うとそれに反応して「困るのは私だ、こっちの方だよ」と言いながら舞台の方に戻って来る。そして「次殺されるのは。私なんだよ」と続けた。これに「一体どういうこと?」とちゃん。で、舞台の明かりが消えてCMへ。(ここでAパート終了、経過時間は16分を回った所ということで、Bパートは9分少しになります。)尚、BS-iの本放送の時には、ここでちゃんCMが入ったのだが、今までのものとは違っていて、ちゃん自身が舞台の案内係という役割を担っていて、「ケータイ刑事の舞台、楽しんでますか?それではこちらのCMをどうぞ」と語りかける。で、CMが終わると「それでは引き続きケータイ刑事の舞台の方をお楽しみ下さい」と言うちゃん。(スポンサーの名前は一哉無かった。)ということで実に上手く繋いだのだが、先日のBS-iの再放送、そしてMBSの放送では、この15秒のちゃんの案内部分はカットされていました。(カットされるのは予想通りでした。)流してくれたらいいのに...

しじみが語る。「鯨井を自殺に追い込んだのは、私たちですね」これに高村さんが「私たちというのは、昨日下北沢で殺害された野口さんと、先ほど殺された四谷さん、そしてあなた」と確認する。で、しじみが更に語る。駆られ2人は10年前同じ演劇サークルに所属していて、そこに新人として入ってきたのが鯨井だった。彼はアイデアに溢れた男で、作家としても演出家としても優れていた。3人は彼の存在に脅威に感じ、このままではいずれ抜かれてしまうと直感した。で、共謀して鯨井が世に出るチャンスをことごとく潰した。更に、鯨井の未発表作品を3人は自分たちの作品と嘘をついて発表してしまった。そんなことがあって鯨井は自暴自棄になり、酒を飲んで町のチンピラと傷害事件を起こした。それから数日後、鯨井は下北沢の河原で灯油を被って焼身自殺をした。その翌日、鯨井から3人の元に手紙が届き、「もし、時々目を開けることができるなら、…」と書いてあり、結びは「この恨み、晴らさでおくべきか」と記されていた。高村さんは「随分、文学的だね」と漏らすと、ちゃんは「劇作家ですから、意味分かんないけど...」と言っていた。(実に正直です。)しじみは「そうなんだよ、全然意味分かんないんだよ」とちゃんに同意すると、高村さんに「死んじゃった二人はもうしょうがないじゃないですか。だから、せめて僕だけでも鯨井の幽霊から守っていただけませんかね」と頼む。これに高村さんは「生身の人間だったら守りようもあるんだけどね...」と言う。しじみは「そんな冷たいこと言わないでくださいよ...」と泣きつくが、ちゃんが「大丈夫ですよ。幽霊なんて存在しません」と言ってしじみを安心さる。

その頃、四谷が座っていた客席付近を調べていた柴田さんが「ちゃん」と声を上げた。そして「現場百回、こんなもの見つけました」と言うと、そこで発見して拾った物を掲げる。そしてちゃんの所に戻っていって「これです」と言って渡す。それはボタンであり、ちゃんは「これが四谷さんが刺された席に落ちていたんですか?」と確認すると、その席の方を指そして「ええ、丁度、あの席の下の辺りです」と答える。

すると「ジャスト・モーネント!」と高村さんが声を上げた。ちゃんは再び「だから、「モーネント」じゃなくて「モーメント」」と、前回と同じツッコミを入れる。が、高村さんはそれを無視して「僕、また凄いことに気づいたよ、銭形くん」と言う。が、ちゃんはこの展開を見越していて「また、犯人が分かっちゃったなんて...」と呟く。高村さんは自信満々に「分かったんだよ。真犯人が分かったからには、やっぱりあれでしょう」と告げる。ちゃんは「やっぱりって、さっきやったばかりじゃないですか」と言うも「今夜も決めるぜ、レイディ」と高村さんは言うと、ダンスのポーズで身体を振り始める。こうなるとちゃんも呆れてしまって「もう、止められない。お好きにどうぞ」と匙を投げ、歌うことを認めた。

『バーボン刑事のテーマ』が流れてきて、熱唱する高村さん。「二日酔いするぜ!」でポーズを決め、歌が終わる。するとちゃんが高村さんの側にやってきて「で、一応聴きますけど、高村さん。犯人は?」と尋ねる。高村さんは自信満々に「ボタンが教えてくれたよ。いいかい。犯人はこのボタンを落とした人間だ」と言う。これにちゃんは「はい?」高村さんは「いいかい」と言って客席に呼びかける。「みなさん、隣の人のボタンに注目して下さい。もしボタンが一つ無い人がいたら、その人が犯人」と言う。これにちゃんは「強引すぎ...」と呆れ顔。しかし高村さんは全く気にすることなく「さあ、隣の人に注目」と言って客席に捜査協力を求め、照明さんにはライトを当てるように言う。

が、横山が高村さんの側にやって着ると「刑事さん、その必要ないと思います」と言う。「どうして?」と高村さんは尋ねる。これに「実は僕も、ボタンのない人、見つけちゃいました」と言う。そして、それは平野田であり、平野田の服のボタンのない所を指摘する。素早くちゃんは「平野田さん?」と言って詰め寄る。後ずさりをする平野田、それを追う海ちゃんと高村さん。高村さんは柴田さんが拾ったボタンをかざして吹くのボタンと比べる。で、平野田の服には確かに1つボタンが無く、しかも服のボタンは柴田さんが発見したものと同じだった。

しじみは「まさか、お前が野口と四谷を?」と言い、犯人は平野田だという空気に満ちあふれる舞台上。高村さんが平野田を捕らえようとするが、これに平野田は抵抗し、ちゃんを突き飛ばしてカウンターの方に移動、カウンターの上にあった包丁を手にすると、客席の金剛地の所に行く。そして金剛地に包丁を突きつけると、羽交い締めにして舞台に引き上げる。金剛地さんが「多聞さん、多聞さん」と助けを求めていたが「多聞って誰だ?」と平野田。

舞台上に戻った平野田は「この男の命がどうなってもいいんだなぁ」と言って人質事件に発展する。高村さんは「バカなことはよせ、平野田」、ちゃんは「ナイフを捨てて下さい」と言って説得しようとするが、「下がれ!この男、どうなっても構わないのか」と平野田。高村さんは「平野田、これ以上罪を重ねるな」と言って説得を続ける。そして、得意(?)のあの「落としのバーボン」の戦術の登場となる。「目を閉じて、お前を生んでくれたお袋さんのことを思い出すんだよ...」ちゃんはカウンター席に座ってイルカのプン太を抱いて呆れ顔になり、横山としじみは舞台奥で高村さんの話に添った寸劇を始め、睦月もそれに絡み始める。平野田は金剛地を羽交い締めにしたまま、高村さんの話を聞いている。次第に平野田は涙ぐんでくる。更に、金剛地ももらい泣きを始める。高村さんは語りは続き「苦労、苦労で死んでいったお袋さんに恥ずかしいと思わないのか、平野田...」と語りかける。すると平野田は金剛地を突き飛ばす。すかさずちゃんは「大丈夫ですか?」と金剛地に駆け寄る。が、金剛地は「なんだこれ。ちゃんとギャラ出るのか?」と、違うことの心配をしていた。一方、平野田は「俺だよ、やったのは俺だ」と犯行を認め、膝をついて崩れ落ちる。すると高村さんは「平野田、よく言った。天国のお袋さんも喜んでるよ」と言う。これに平野田は「刑事さん、俺のお袋、まだ田舎でピンピンしてます」と言った。また、これとほぼ同時に後ろの3人の寸劇も終了、金剛地は客席に戻っていった。

ちゃんは柴田さんに「柴田さん、ちょっと調べて欲しいことがあるんです」と口にすると、束志の耳元で指示を出す。これを受けて柴田さんは「了解、調べてみる」と言って敬礼をすると、駆け出して行った。ちゃんは舞台中央に移動すると「お楽しみはこれからですよ!」と客席に呼びかけた、で、主題歌の替え歌でナレーションの役割(「♪ドンドン、ドンドン、謎は深まる。でも、でも、大丈夫。銭形海」と歌い、高村さんと相談を始める。そしてサブタイトルを歌詞にして歌うと、今回はここまでで次回へ。ちゃんは最後にもう一度「お楽しみはこれからですよ」と呼びかけた。

次回・第10話の物語は、夏舞台の3回目となる今回の続きで、「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件」の「混迷編」です。次回予告でも、色々とお楽しみがあることが分かります。

また、MBSの放送はいつもより4分繰り下がって、26:34からの放送となるので、時間指定で録画予約している方はご注意を。

鑑識メモ。今回は舞台の4日目(7/27)の国広さんがスペシャルゲストの時の楽屋での収録でした。「柴田です」と言って束志の挨拶でスタートする。「本番5分前です。役者というものは自分で化粧をしなければなりません」と語り、鏡を見ると「しまった、ヒゲ書いてしまった」と言う束志。(口髭が書かれていました。)続いて、その奥にいた遠山俊也さん、林和義さんも「しまった、ヒゲ書いてしまった」と言う。(それぞれ口髭が書いてあった。)更に、その奥にいた諏訪太朗さんは頬に「ヒゲ」という文字が書いてあって「しまった、「ヒゲ」と書いてしまった」。手前にいた高村さんが「しまった、ヒゲ忘れた」と言うと「それ、正解ですよ」と束志の声。すると、高村さんの奥から国広さんがやってきて、ブラシでヒゲの手入れを始めると「岡野はヒゲでしょう」と言って笑っていた。

これまで、岡野さんは高村さんと並ぶことは無かったが、楽屋とは言うものの、今回それが実現しました。この後、「・2nd.」では五代さんが、「・3rd.」では松山さんが登場したことで、相棒4人の中で岡野さんが一番ご無沙汰しているという状況になっただけに、岡野さんのカンバックも期待したい所です。(おそらく「M3」で・岡野コンビがあると思いますが...)

MBSの放送(BS-iの再放送も同じ)では、この後の着ボイスDLのお知らせは当然の如くカットなのは今回も同じです。

今回の物語は、完全に前回の続きであり、更に次回へ続くということで、こういうポジションの物語は「ケー刑事」では初めてでした。(前後編ならば何度かありましたけどね...)が、4話で「起承転結」として纏まっているだけに、今回だけでは(事件についての)「起承転結」が揃っていないこと、更にお馴染みの「警視庁から入電中」、「寄せる、悪のさざ波」、「謎は解けたよ、ワトソンくん」、「口上」の4点セットが全くないので、ちょっと物足りなさがありました。(やはり「夏舞台」の4回はまとめて見るべきです。)が、これは放送形態の問題であって、物語のクオリティとは別問題です。2時間枠のSPとして放送することを考えて貰いたいところです。(7代目以降で舞台をやるとしたら...)

今回の主役の座は、高村さんとクイーン、そしてSPゲストの金剛地さんに持って行かれたちゃんでした。一応、主役として要所要所では仕切っているものの、影が薄くなっていました。(DVDの「夏舞台・完全版」で見ると、そうでもないと感じるんですけど...)

ネタの方では色々と楽しませてくれて、歌もまたまた新たなバージョンが登場したということで、主題歌しか収録されていない「銭形愛」を含めて、「TVシリーズ」のサントラ盤の完全版のリリースをお願いしたい所です。(次回には、更に新しい曲も出てきます。)

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

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ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

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  • アーティスト: オムニバス,DJサミー,オーバーヘッド・チャンピオン,シャン・プー,ソウル・コントロール,オゾン,ブルドーザー,ポール・グラツビー,S.T.F.,インリン・オブ・ジョイトイ vs.金剛地武志,デラクション
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  • アーティスト: Gemini,金剛地武志,伊藤アキラ,水谷幸正
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
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