ケータイ刑事銭形海10話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
今回は「夏舞台」の3回目となる第10話「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件 混迷編」についてということだが、「夏舞台」に対しての3回目の「裏ネタ編」という扱いである。で、今回は劇中に登場したネタの中から「シロナガスクジラ」、「イタコ」、「幽霊」について記すことにします。(「イタコ」は「零・18話」の裏ネタ編でも記しているが、今回は追記があります。)
尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)
「シロナガスクジラ」:漢字で書くと「白長須鯨」と記す。クジラ目ナガスクジラ科に賊するヒゲクジラである。地球上の動物の中で最も体長が大きく、全長の平均は約24m、体重は100トンに達する。尚、メスはオスよりも大きく、平均で1.3mほど体長が大きい。生息域は北太平洋、北大西洋、南氷洋であり、冬になると温暖な地へ回遊する。オキアミやカラヌスなどの小甲殻類を食べる。
現在では個体数が減少したため、国際捕鯨取締条約によって捕鯨は禁止されている。(当然、ワシントン条約に出ている絶滅危惧種である。)
「イタコ」:「いちこ」とも言うことがある。東北地方において、口寄せ(いたこよせ)を行う巫女のことである。死者や行方不明者の霊を自分に乗り移らせて、その言葉を語る。口寄せとしては、毎年7月に行われる青森県・恐山大祭で行われるものは有名である。交霊術を使うということで、霊能力者とされているが、先天的または後天的な盲目の女性というのが多かった。(科学的な説明は出来ないが)弱視であることから厳しい修行を経て交霊能力を身につけた霊能力者ということになる。
青森県・津軽のイタコの習俗、秋田県・羽後のイタコの習俗、等は、現在では国指定選択無形文化財となっている。
最近では「イタコ」が行う交霊術を、通常の通信方法では交信することが出来ない相手(神、霊、死者、宇宙人など)と交信することを「チャネリング」と呼び、「チャネリング」をする人の一つとして「イタコ」が語られている。→何でもかんでも横文字にすれば良いというものではないと思うんですけどね...
「幽霊」:日本の民間信仰で、人間が死んで肉体が消滅した後でも現世に未練や恨みを持っているために成仏できず、浄土に行くことが出来ない魂が、姿と声を持って因縁ある人の前に出現するもの、という定義である。その存在は科学的には証明されていないが、現在でも怪談という形で語り継がれている。
また、それ以外でも、死者の魂、おばけ、という意味でも使われていて、これらから派生した意味としては、「実体を持たず、名前だけ存在しているものの頭に付ける接頭語としても使われている。(例えば、幽霊会社、幽霊部員、幽霊会員など。)
ちなみに、1825年7月26日に江戸・中村座という芝居小屋で「東海道四谷怪談」が初公演されたことから、7月26日を「幽霊の日」ということになっている。
語り継がれている怪談では、日本ではこの世に未練や恨みを持つ魂が化けて出るというものが多いが、西洋でも同じようなものがあり、「Ghost」と呼ばれる。しかし、西洋では、幽霊屋敷、幽霊船というように、人間以外のものに魂が宿ったというものが多い。ちなみに、「妖怪」とは特定の場所や時間に現れる化け物のことであって、特にこの世に未練をもっているとか、恨みがあるというわけではないので、「幽霊」とは別物である。
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