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東京少女・桜庭ななみ#1「恋より大切なこと」 [ドラマ]

6月になったということで、ヒロインが桜庭ななみに変わり、今回はその初回となる「恋より大切なこと」です。BS-i作品には初めて登場ということになるが、最初が佐々木浩久監督作品ということで、佐々木監督夫妻の英才教育を受けてからの主演デビューとなるので、大丈夫でしょう。(水沢エレナも「恋日・3rd.」でのドラマ・デビュー時、そうでした。)また、佐々木監督の英才教育となると、奥さんの滝本ゆにさんも関係するが、その滝本さん、ななみの母親役として出演していました。「銭形海・1st.5話/3rd.5話」以来のこの枠への出演と言うことでした。

それにしても、桜庭ななみって、4年ほど前の真希ちゃんを見ているような気になります。初々しさもそうだが、髪型も近いですし...(事務所も同じだし、しばらくは同じような路線で売り出していこうということかもしれませんね。)

ポップな感じの主題歌のタイトルは『恋はみぢかい』(漢字で「短い」としないところがいい感じです。)。歌い始めの部分は滑舌の練習になりそうな感じがしますね。また、チェンバロ風のメロディ・ラインがちょっと新鮮な所を感じます。

物語の方は何処にでもありそうな物語であるが、それだけ身近に感じられるドラマというのも良いですね。でも「東京少女」というドラマのコンセプトである「東京を舞台にした」という所が置き去りにされているのが気になります。完全に「月単位で4つの役を演じる」ということに主眼が変わっているのがちょっと残念。「68FILMS」からのシリーズであるだけに、「東京を舞台にした」という所にも拘って貰いたい所です。しかし、「東京」という拘りを捨ててしまえば、「恋する日曜日」で主人公が女子高生というものばかりを集めたようになり、これはこれでまた楽しみでもあるんですけど...

今回の物語は、幼稚園時代の恨みを今だに根に持っている女子高生の物語。タイトルから「恋より大切なこと」は「友情」だろうと思っていたが、思った通りの物語でした。が、ストレートというのもまた良い所です。

ところで、高校生の幼稚園時代と言うと一応10年以上前のことになる。また、高校生と言えば10代後半なので、10年の歳月と言えば高校生にとっては人生の半分以上ということになる。これが20代からの10年、30代からの10年、…、と比べると同じ「10年」であっても、その人の人生をスケールにすると、重みが全く違うことになる。それに、子供の時のことって、深く思った事はトラウマになって一生を左右することになることもあるぐらいなので、「執念深い」と言うような言葉で片付けられるものではない。そういう意味では良い物語でした。

高校生のななみと小川千夏は幼稚園の時からの親友だった。勉強も運動も千夏は出来るが、ななみは不器用で千夏のようにはいかない。みんなは「仲が良い」と言うが、ななみは、自分は千夏の単なる引き立て役だと思っていた。お母さんは「被害妄想」だと言うが、ななみは「千夏は本当は友達とは思っていない」と思っていた。

幼稚園の時、ななみの初恋の相手・順二に対して、千夏はななみの悪口を吹き込んだため、ななみの初恋をぶちこわさ、いつか仕返しをしてやると決めていた。

家庭科の授業でパジャマを作っている時、ななみは千夏から「相談がある」と言われ、塾の後、相談を受ける。千夏は「好きな人が出来ちゃった」と打ち明けられる。で、その仲を取り持つことを頼まれる。ななみは「これは神様が暮れたチャンスだ」と思い、千夏の悪口を言ってその恋を破滅させてやる、と決意して行動に出る。

千夏の恋した相手は、隣のクラスの高志だった。ななみは高志に千夏のことを話すが、高志は「彼女がいる。それでもよかったら」「お前が黙っていてくれたら」と言ってOKした。

家庭科で作ったパジャマ。ななみが作ったのは何故か片方だけ半袖ということになっていてみんなから笑われる。ななみはそれを笑う千夏に対して、「(千夏のパジャマを)見せてよ」と言うが、「ダメよ」と断られる。ななみは長袖の方をはさみできると、「OKだって」と千夏に伝えた。で、千夏は高志とつきあい始め、「今日、一緒に帰ろう」と言われたことを喜んでななみに伝える千夏。

放課後、ななみは高志が彼女と電話しているのを目にするが、通り過ぎていく。が「やっぱ、許せん」と思って高志を追いかけていこうとする。が、ななみは順二とぶつかり、膝を怪我してしまう。で、順二と共に下校するななみ。そこで順二は千夏から聞かされたななみの悪口を口にするが「信じていなかった」「お前のこと好きだった」「今でも結構気になっている」と言ってななみをデートに誘った。ななみは初恋は実ったと思い「正義は勝つのだ」と言って、デートの時の服選びをしていた。(ここでAパート終了。経過時間は12分半を過ぎた所ということで、Bパートは13分と少しになります。)

デートの日、赤坂サカスで順二を待つななみ。(赤坂サカスを選ぶ所はBS-i作品らしいところです。この春にオープンしたばかりでもあるし...)そんな時、千夏から電話が入り、携帯に出るななみ。千夏が誘うが、「お母さんと一緒だから」といって断ったななみ。そこに順二がやってきて、デートが始まる。お上りさん状態になっているななみは写真を撮ろうとするが、その時高志が彼女とデートしている姿を目にした。

夜、公演で昼間の写真を見ていたななみ。そこに千夏がやってきた。で、「お母さんと一緒」と嘘をついたことを謝るななみだったが、千夏は全く気にしていなかった。千夏は、今日一日中高志と連絡が取れなかったこと、更に明日弁当を作っていく、と話す。これからななみは、千夏のパジャマは彼のために作っていると察知した。で「だから見せてくれなかったの?」と塔。これに「まあね」と千夏。ななみは、夏が自分の初恋をぶちこわしたので自業自得だと思おうとしたが...

翌日、学校の屋上。千夏は高志に弁当を作ってきて、それをだす。「旨そう」と言って感激する高志だったが、そこにななみが現れて「ちょっと待った!!」そして、「こいつには彼女がいるんだよ。そいつを隠して千夏とつきあっているんだよ」と言って、デートの日に撮った高志と彼女の写真を見せる。「これ、誰?」と問う千夏に「もう一人の彼女」と答える高志。が、ななみに「お前も知ってて黙っていたくせに」と言う。で、ななみは知っていたことを誤り「でも、もう私、千夏を裏切るのは嫌だから」と言うと、高志に向かって「千夏の前から消えろ、この二俣男」と言って高志を追っ払った。

改めて千夏に謝るななみ。が、千夏は「この写真、何?」と言って、ななみと順二のツーショット写真を問う。で、幼稚園の時のことを口にするななみ。(で、よくある喧嘩に...→ななみは千夏が「(私の)アイスの当りを捨てた」と持ち出し「カビが生えてたから捨てた」と返す千夏。(3ヶ月も筆箱に入れていた)なんて、どっちもどっちだが、そういう小さな事でも、本人にしたら大きいことであり、微笑ましく思いました。)で弾みから「千夏は私を友達だなんて思ってないんでしょう」と口にしたななみ。「何それ」と千夏。が、千夏は「待って、そろそろ来るかも...」と口にすると、ななみの手を引っ張っていって物陰に隠れる。

そんな所に順二が彼女と共にやってきた。で、千夏はこの前高志とお昼を食べていたら、順二が彼女とやってきたということを話し、昔からそういう奴であるため、順二をななみに近づけないようにしていた、と話す。で、千夏は順二の前に飛び出すと「私の親友に近づくな、って言ったはずだよね」と告げた。

放課後、千夏は手提げ袋を「これ、あげる」と言ってななみに渡した。その中には「NANAMI」と入ったパジャマが入っていた。で「彼の為じゃなくて、ななみのために作っていたんだ」と千夏。で、驚かせたかったので、見せられなかったことを謝る。これに感激したななみは「私の、半袖になっちゃったけど、もらってくれる?」と口にした。これに笑顔で「もちろんだよ」と千夏。

その夜、二人はパジャマ姿でマクラ投げをして戯れていた。(ななみの作ったパジャマの袖が敗れると「ノースリーブにする?」と言うななみだった。→微笑ましいですね。)で、ななみは「きっと死ぬまで、ずっと一緒」と思っていた。

そして、主題歌『恋はみぢかい』が流れてきて、物語のダイジェストの小画面とエンドロールが流れました。

次回は、「鏡の国のななみ」という物語です。タイトルからはファンタジックな印象を受けるが、そう言う物語ではありません。今回の物語に近いものがあるように感じたのですけど... が、今度は女子高生のラブストーリーのようです。

また、着ている制服についてだが、今回は「学校の階段」(これも佐々木監督でしたね。)の天栗浜高校のものだったが、次回予告での制服姿は、上は違っているが、スカートの方は夏服の青葉台学園のものですね。

BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせの映像は、今回も高速と東京タワーを中心とした夕景でした。これがスタンダードだということは分かるが、こうなってくると4月の「山下リオ」の時が特別で、毎回物語に関係した場所を使っていたというだけなんでしょうかねぇ?

相変わらず派手さはないが、色々と頷いてしまう所があって、微笑ましくなってしまう物語でした。「東京少女」でも「セピア編」に見られた切なさというものは無く、ラブストーリーでは無いものの、見終わった後にちょっぴり幸せを感じる「恋する日曜日」のテイストの物語でした。また、製作発表などの様子から、初々しさが桜庭ななみにはあるのかなぁ?と思っていたが、落ち着いて、なかなかしっかりとした演技をしていましたね。やっぱり丹羽Pの目に止まった人材ですね。

 

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↓桜庭ななみって、この頃の真希ちゃんに近い雰囲気がありますね。

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