名曲探偵アマデウス#9 ベートーベン「ピアノソナタ『月光』」 [ドラマ]
昼間(15:15~15:59)にはBS-2で再放送もあり、1日に2本が放送される形が先週からなったのだが、夜のBS-hiの放送が最も先を行く放送です。(昼間の再放送はファイルNo.007のモーツァルトの「ピアノ協奏曲第20番」でした。)
今回はベートーベンの「ピアノソナタ『月光』」でした。ベートーベンときたら交響曲第5番や第9番をはじめ、有名な曲がたくさんあるが、それらではなくて「月光」が取り上げられるというのは面白い所です。
今回のカノンさんは、夢見る乙女という所と、探偵事務所の助手としてしっかり者という所の両面が出ていて、楽しませてくれました。依頼者からの電話で「今すぐお邪魔したいんです。今すぐ」と言われて、所長が寝ているのを目にすると「ウチもちょっと色々忙しいので...」と言ったり、花嫁姿の依頼者がやってくると「パパパパーン」(♪「結婚行進曲」)と口ずさんだり、「披露宴ぶちこわし」とか「ストーカーじゃないんですか?」と平然と言ったり、実に表情豊かに色々と魅せてくれます。ノリも現代っ子というところ全開でした。また、所長の「ナポリ」という言葉に「ナポリタン?」と反応する所は、大食いキャラの泪ちゃんを彷彿させてくれました。
それでいて、依頼者の婿さんから電話があったら、「何処にいるの?」という質問に困っている依頼者に「トイレ」と助け船をだしたり、解決後、依頼者が忘れていった手袋を手に追っていったりというところは世話好きで細かい所まで気が回るという一面を見せていました
。
一方、依頼者は依頼者で、「月光」が暗い曲ということで「葬送行進曲」と何度か言っていてカノンさんに対抗していたように思えたのだか、やっぱりカノンさんの方が一日の長があって、何倍も楽しませてくれます。
そんな中、所長は所長で、花嫁の手を取って映画「卒業」のあの名シーンを再現しようとしていましたね。(これに対するカノンさんの反応がまた面白い所でした。)
演奏の後のオチは、手袋を持って追いかけていったカノンさんがなかなか帰ってこないということにイライラしている所長が、「ただいま~」とカノンさんが戻ってくると取り繕ったようにクールにするというのも面白い所だったが、笑顔で「見事ブーケ、ゲットしちゃいました~」と言ってブーケを見せたカノンさんが全て持っていきました。また「私は誰と結婚するのかなぁ~」というカノンさんの言葉に対する所長の反応から、どうやら所長はカノンさんに気があるようですね。(が、この所長のキャラを考えたら、しっかり者のカノンさんというのは年の差があるものの、ベスト・カップルになりそうな気が...)
来週はファイルNo.010、シューマンの「子どもの情景」です。しかもゲストは斉藤由貴さんで、サブタイトルは「~ピアニスト刑事、危機一髪~」となっている。これは絶対にスケバン刑事を意識していると分かるが、初代スケバン刑事・麻宮サキと3代目ケータイ刑事・銭形泪の夢の顔合わせが実現するのか、と思うと、ワクワクしちゃいます。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、第21番「ワルトシュタイン」、第23番「熱情」
- アーティスト: ケンプ(ヴィルヘルム),ベートーヴェン
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2001/10/24
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月光ソナタ~ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番「葬送」,第13番「幻想」&第14番「月光」
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ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」&第14番「月光」&第23番「熱情」
- アーティスト: ポリーニ(マウリツィオ),ベートーヴェン
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ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ第14番ハ短調作品27の2<月光>
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