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「シベリア超特急」(その3) [映画(邦画)]

今回は映画として残っている「シベリア超特急5」についてです。尚、「4」と「7」は舞台であり、その様子を収録したものがビデオ化され、更に「4」はそれが劇場公開されたが、これら2本は「舞台」扱いということで別の機会ということにする。

シリーズ第4作シベリア超特急5」(2004年)
作品データを記しておくと、2004年のM&T PICTURESの作品で、時間は95分である。製作、原作、脚本、監督は水野晴郎であるが、監督は「MIKE MIZNO」名義である。また、美術は木村威夫である。そして出演は、西田和昭、片岡愛之助、片岡進之介、西條三恵、中野良子、岡田眞澄、ガッツ石松、佐藤允、淡島千景、ニコラス・ペタス、片岡未来、大槻ケンヂ、片岡我當、片岡秀太郎、中村福助、山口浩司、三角大、徳秀樹、水野晴郎、たちである。

1941年、ヒトラー、ムッソリーニ、スターリンとの会談を終えた山下大将とその部下・佐伯大尉。モスクワ駅からシベリア超特急に乗り込もうとしていたが、そこに緊急電報が届いた。そこには、満州里に着くまでの7日間の間にある地図を確保せよ、というものだった。その地図とは、若き冒険家・裕木小次郎がモンゴルで発見した源義経の秘宝のありかを記した古い地図であり、列車に乗っている誰かがその地図を持っているようであり、更にその地図を狙っている者たちも列車に乗り込んでいた。で、シベリア超特急は満州里に向かって出発した。それぞれの思惑が交錯する中、車内では最初の殺人事件が起こり、連続殺人事件へと発展していく...

基本コンセプトはこれまでの映画作品と同じであって、列車を舞台にしたクローズド・サークルという形を取った物語である。まあ、これが「シベ超」のスタイルであるので、それを外れたら「シベ超」で無くなってしまうので、当然と言えば当然です。が、本作はアクションの方にも今までの作品以上に力が入っている。

キャストの点では、本作では歌舞伎界の若手・片岡愛之助、片岡進之助が出演しているが、A級映画のような豪華な顔ぶれが集っているのはこれまでと同じである。そして、映画に関する部分でのポイントとなるのは、前作「3」を上回る長回しがあるのと、階段落ちとして万里の長城を使ったものが出てくることろであり、これらが売りとなっている。

一応、本作が劇場版として製作されたものとしては最後の作品と言うことになっているが、シリーズ最終作として「シベリア超特急8」を製作する予定となっていて、脚本は完成しているということなので、水野先生の意思を継いで、製作して貰いたい所である。

 

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