名曲探偵アマデウス#10 シューマン「子どもの情景」 [ドラマ]
今週は昼間のBS-2の再放送はありませんでした。(やっぱりつなぎだったんですね。)
で、夜の方はシューマンの「子どもの情景」ですが、ゲストが斉藤由貴さん、そして「ピアニスト刑事」ということで、初代スケバン刑事と3代目ケータイ刑事の夢の顔合わせが実現したという事になりました「スケバン刑事」「ケータイ刑事」の名前は出てこないが、物語の方は両者を意識しているという展開でした。
そしてもう一つ、大きな遊びもありました。今回の依頼者(斉藤由貴さん)の役名は「橘明日香(たちばな・あすか)」ということで、これは実に考えられた名前なのである。まず、苗字の「橘」は、斉藤由貴さんがNHKの朝のテレビ小説「はね駒」で演じたヒロインの名前が「橘(小野寺)りん」であり、更にカノンさんを演じる黒川芽以さんが「テツワン探偵ロボタック」(NHKではありませんが...)で演じたのが「橘ミサキ」である。(「立花」ではなく、共に「橘」なのである。)ということで、この部分は2人に繋がる苗字である。そして、下の名前「明日香」は、黒川さんが朝のテレビ小説「風のハルカ」で演じた「水野(浜口)アスカ」の名前である。(表記は違っていますが...)また、本作はNHKの製作なので、ここでは「はね駒」と「風のハルカ」(共に朝の連続テレビ小説ですね。)の組み合わせということになる。それが「ロボタック」にもしっかりと繋がっているのが巡り合わせの妙といった所ですね。ということで、NHKらしくない遊び心に満ちた名前である。→こういう所があるから、本作に「ケータイ刑事」のテイストを感じるんですよね。
また、今回は所長が橘明日香のファンだったと言うことで、いつもとは違って舞い上がった所があるのが面白い所である。その分、カノンさんがいつも以上にしっかりした所を出していました。(曲を聴いて、豊かな表情を見見せてくれるのはいつもと同じでしたが...)
最初から、楽しませてくれるカノンさん。高級車がビルの入口を塞いでいるということで、ブツブツと不満を口にするが、こういう所は正しいモラルを持っています。所長が「誰か偉い人でも来ているんじゃないか?」と言ったら「じゃあ、うちの事務所とは関係ないですねぇ...」と口にする所なんか、本当に楽しいカノンさんです。と思ったら、カチンコを手に楽しんでいたり、最後にサイン入りの台本をもらったら「ネットオークションで売りましょうよ。結構いい値段つくんじゃないですか」と言ったり、「鼻の下伸ばして...」と所長に突っ込んだりと、本当に楽しい楽しいカノンさんです。(家賃のことを心配するなど、そういう所は本当にしっかりしています。→こういう所も泪ちゃんとダブります。)が、売りたくないという所長の気持ちも良く分かりますけど...
ただ、初代・麻宮サキと銭形泪を直接感じるような所があれば、もっと楽しくなったんですけどね。(まあ、NHKの限界でしょう。)
次回(来週)はファイルNo.008、シベリウスの「フィンランディア」の再放送で、ファイルNo.011(ベルリオーズの「幻想交響曲」)は7/4の放送です。更にファイルNo.012は7/18の放送です。(再放送ということでつなぐのでしょうね。)
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