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BABYFACE『TENDER LOVER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼の2nd.アルバムである。前作もそれなりにヒットを記録したが、本作のヒットによって彼はバラード・シンガーとしての地位を確固たるものにした。当時の売れ筋路線の曲と、じっくりと聴かせるスローなバラードとが融合したアルバムであり、完全に彼のスタイルは確立している。尚、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位14位を記録し、1990年の年間アルバム・チャートでは21位にランクインしている。

収録曲は全11曲で会ったが、現在はボーナス・トラックが3曲追加されて、全14曲になっている。収録曲は以下の通りである。(後ろの3曲がボーナス・トラックである。)『It's No Crime』『Tender Lover』『Let's Be Romantic』『Can't Stop My Heart』『My Kinda Girl』『Where Will You Go (Prelude)』『Whip Appeal』『Soon As I Get Home』『Given A Chance』『Sunshine』『Where Will You Go』『Tender Lover (Dub L. A)』『My Kinda Girl [12" Version]』『Whip Appeal [12" Version]』。

この中からは4曲がシングル・カットされてヒットを記録している。『It's No Crime』が最高位7位、1989年のBillboard年間シングル・チャートで90位にランクインしており、『Whip Appeal』は最高位6位、1990年のBillboard年間シングル・チャートで83位にランクインしている。また、年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていないが、『Tender Lover』がレギュラー・チャートで最高位14位を、『My Kinda Girl』が最高位30位を記録している。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『It's No Crime』『Tender Lover』『Whip Appeal』『Soon As I Get Home』『Given A Chance』『Sunshine』という所をピックアップしておく。前半はミディアム・テンポの曲で、ノリがよいが、次第にスローなバラードになっていく後世は秀逸である。後半の方は、たっぷりと聴かせてくれるということで、彼のボーカルに酔いしれます。

大人の鑑賞に堪えうるだけのバラードは、それぞれの曲の出来も良いが、アルバムとしての構成も旨くまとめられているので、収録曲をバラバラに聴くのではなく、1枚のアルバムとして曲順に従ってじっくりと聴いてもらいたいアルバムである。ややアップテンポで聴く者を引き込むと、次第にスローダウンしていき、気がついた時にはバラードのオンパレードになっているが、全く違和感を感じることなく、そして時間の経過も感じさせないのは凄い所である。夜にグラスを傾けてじっくり聴くのが似合うアルバムである。

 

 

Tender Lover

Tender Lover

  • アーティスト: Babyface
  • 出版社/メーカー: Sony Mid-Price
  • 発売日: 2001/02/08
  • メディア: CD


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