篤姫#25 [ドラマ]
今週のBS-hiはいつもより1時間繰り上がって、17時からの放送でした。今回で丁度半分ということになったが、相変わらずの展開ですね。が、今回は少し作風が変わってました。
今回は、篤姫と本寿院の嫁姑バトルをメインとして進んで行くが、この「バトル」ということに重ね合わせるように「お世継ぎバトル」を重ね、さらには出世バトルで一人取り残された大久保にスポットを当ててフォローをするということで、色々とやってくれます。
本寿院が篤姫の「正体見たり」と口にしていたが、その一方で、大奥の井戸端会議メンバー・マリバロン・本寿院チームも世界征服を企む悪の組織のような雰囲気が出ていて、これが面白い所でした。滝山が悪の女幹部に見えました。
家定が倒れたということで、本寿院は篤姫のせいとして、2人を遠ざけようという作戦に出た。朝の仏間のお祈りの席に来ないようにし、おわたりの連絡を知らせないように手を打った。(お志賀を用意させておいたが、完全に無視されました。)
篤姫は誤解を解こうとして本寿院と掛け合うが、瞬間湯沸かし器となったマリバロン・本寿院の前に銭形愛・篤姫はタジタジだった。
が、ここから篤姫は妻として、女として目覚めていき、本気で家定のことを思っていることに気づく。→「愛」のドラマに変わりました。
一方、家定も家定で、篤姫の事を本気で思っていた、ということで、おわたりに来たら篤姫がいないということで駄々をこねる子供のような所を見せたと思ったら、計算尽くで倒れ、本寿院にこれまで育ててくれたお礼と、大人になったことを告げ、篤姫の元に向かった。
家定と篤姫を見守る本寿院、滝山、幾島。それぞれの思惑があるが、結局は家定と篤姫の愛の絆が全てに勝っていた。
これ以外のサイドストーリーとして、井伊が帝の事を口にするとか、斉彬が危機を感じて動き出すとか、西鄕が江戸に向かい、大久保は熊本で挫折を再度痛感し、そこから「鬼になる」と目覚める発言があったが、これらははっきり言って霞んでしまったエピソードでした。ただ、大久保の所は、下手な青春ドラマで。逆に浮いてましたね。
実際、今回は殆どの登場人物が空気のようになっていて、存在感がなかったですね。その筆頭はお志賀でしょう。最近は一段と貫禄が出てきた幾島も存在感がなく、その他大勢の一人になっちゃいました。結局、篤姫・家定の愛の強さを確認したのと、本寿院の妬みの深さが全てという物語でした。
次回からは完全に後半に突入ということになる。が、もう暫くはホームドラマが続きそうです。斉彬の一橋派の反撃ということでまたも、ということになるが、本寿院もまた次の手を打っていたということで、「嫁姑バトル」から「お世継ぎバトル」ですかね。
尚、来週6/29のBS-hiの放送はいつもの18時からに戻るが、BS-2は1時間繰り下がって23時からの放送です。(従姉妹・海ちゃんの「怪談新耳袋SP」と被ります。妹・泪ちゃんの「名曲探偵アマデウス」はお休みです。)それ以外にも6/29は録画したいものがたくさんあり過ぎる一日です。でも、優先順位が高いのは、本作と「怪談新耳袋SP」です。
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