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BIG COUNTRY『THE CROSSING』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らの1st.アルバムである。イギリス・スコットランド出身の彼らは、スコットランドということを感じさせるバグパイプを意識したギター・サウンドで、ケルト民族の世界観を出していて、当時はイギリスのバンドが世界的に活躍していた時期(第二次ブリティッシュ・インベージョン)でもあって、U2やSIMPLE MINDSたちと共に新たなバンドとしてもてはやされることになった。本アルバムは、そんな彼らが一気にブレークしたアルバムである。

尚、本アルバムは、イギリスでは最高位3位を記録、アメリカでもBillboardで最高位18位を記録し、1984年の年間アルバム・チャートでは54位にランクインしている。

収録曲は、オリジナル版では全10曲であったが、現在は5曲のボーナス・トラックが追加されて全15曲となっている。(後ろの5曲がボーナス・トラックである。)収録曲は以下の通りである。『In A Big Country』『Inwards』『Chance』『1,000 Stars』『Storm』『Harvest Home』『Lost Patrol』『Close Action』『Fields Of Fire』『Porroh Man』『Wonderland [US Version]』『All Fall Together [Jimmy Iovine Remix Version]』『Angle Park [US Version]』『Crossing [US Version]』『Chance [Re-Recorded Single Version]』。

この中からシングル・カットされたのは、『In A Big Country』がBillboardのシングル・チャートで最高位17位を記録、『Fields Of Fire』が最高位52位を記録している。(いずれもBillboardの年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)また、『Chance』はイギリスのみでシングル・カットされていて、全英で最高位9位を記録している。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、何と言っても『In A Big Country』である。バグパイプ風のギター・サウンドと言うのが新鮮であり、ダウンアンダー勢が得意としたサックスとロックが融合したサウンドと共に、'80'sの新しいサウンド大いに堪能させてくれた曲である。そして、シングル・ヒットを記録している『Fields Of Fire』と『Chance』、更には『1,000 Stars』『Harvest Home』『Lost Patrol』と言う所をピックアップしておく。

その後、1999年まで、定期的に全部で8枚のアルバムを発表し、2000年に解散。中心人物だったSTUART ADAMSONが2001年暮れに自殺してしまったことで、もはや復活することはなくなって閉まったのが残念であるが、'80's中盤に彼らが残した新風は今でも光を失っていない。'80'sのブリティッシュ・ロックを語る上では欠かすことの出来ないバンドの1つでであり、その中でも代表作である本アルバムはじっくりと聴きたいところである。

 

The Crossing

The Crossing

  • アーティスト: Big Country
  • 出版社/メーカー: Universal
  • 発売日: 2002/02/05
  • メディア: CD

 

↑ボーナス・トラックあり(全15曲) | ボーナス・トラックなし(全10曲) ↓

The Crossing

The Crossing

  • アーティスト: Big Country
  • 出版社/メーカー: Mercury
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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