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ケータイ刑事銭形泪1話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回は、物語に出てきたネタにに関しての「裏ネタ編」です。(今週は「カルピス・ドラマスペシャル」が月曜夜にあったので、火曜日の「裏ネタ編」はお休みしました。)劇中に登場した事柄から、「カルタ」「競技カルタ」「百人一首」について記すことにする。(他にもいくつか知るそうと思いましたが、第1話から膨れすぎると、今後、何処まで膨れるか分からなくなるので、これぐらいにしておきます。)

尚、約2年半前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

カルタ」:「カルタ」というのはポルトガル語の「carta」から来ている言葉であり、漢字では「歌留多」、もしくは「骨牌」と書く。(ちなみに、イタリア語の「carta」は献立表、メニューという意味である。)

遊戯、または博奕で使われるもので、絵や文字が書かれた長方形の札のことを指す。また、その札を使って行う遊びのことも指す。(対になった複数の札があって、片方が取り札、もう片方が読み札となり、取り札の中から読み手が読みあげた読み札の対となる取り札を取り合う遊びである。)

歴史は古く、室町時代にポルトガルから伝来したカルタに倣って、「花札」や「うんすんかるた」が生まれる。が、これらは賭事に使われることが多かった。また、それ以前、平安時代から、札ではなくて貝殻を使った貝覆(かいおおい)や貝合(かいあわせ)というものが日本にはあり、これが所謂「よみかるた」と言われる「歌かるた」や「いろはがるた」の元になる。「いろはかるた」は知識を教えることを本来の目的として江戸時代初期に生まれたものである。

現在では様々な競技会が行われていて、社団法人・全日本かるた協会の定めたルールによって行われる競技会は、正月の風物詩となっている。

競技カルタ」:小倉百人一首を用いて、社団法人・全日本かるた協会が定めたルールによって行われる競技である。正月に滋賀・大津の近江神宮で行われる名人戦(男性)、クイーン戦(女性)はあまりにも有名である。

A級の者に与えられる東日本/西日本予選のトーナメントに出場し、その挑戦者優勝者同士が、挑戦者決定戦の3番勝負を行う。この勝者が名人/クイーンへの挑戦資格を得て、1月に近江神宮での5番勝負(名人戦)/3番勝負(クイーン戦)を行い、勝者が「名人/クイーン」、敗者が「準名人/準クイーン」となる。

また、名人戦を連続5期、または通算で7期勝ち取ると「永世名人」の称号を、クイーン戦を通算5期勝ち取ると「永世クイーン」の称号が得られる。2008/1時点で、永世名人は4人、永世クイーンは2人いる。
→劇中に登場する新日本競技かるた協会では、10連覇で「永世クイーン」だから、これはかなり厳しい規定ですね。(この規定を、全日本かるた協会の競技カルタに当てはめると、「永世名人」は2人、「永世クイーン」は1人ということになる。)しかも、同じ日に挑戦者決定戦とクイーン戦が行われるというのだから、挑戦者に取っては過酷なスケジュールです。

ルールはシンプルであり、百人一首の100枚の札の内、50枚を使い、それを対戦相手と25枚ずつ、裏返した状態で2つに分け、その25枚の札を自陣に3段に並べる。15分の暗記時間の間に、自陣と敵陣の50枚の札の位置を覚え、競技開始となる。読み札が読まれ、それと対になる札を自陣、または敵陣の中から取り合う。

お手つきをした場合、相手から1枚札を自陣に送られる。自陣の札を取った場合はそのままで、敵陣の札を取った場合は、自陣の中から任意の1枚の札を敵陣に送る事が出来る。

百人一首」:短歌を集めた歌集の一つであり、藤原定家撰の「小倉百人一首」のことを一般的に指している。これは鎌倉時代前期の成立で、藤原定家が、天智天皇から順徳天皇の時代に至る古来からの100人の歌人の歌を1人1首ずつ撰して集めたものである。(尚、宇都宮頼綱(蓮生)撰説もある。)

単に「百人一首」と言えば、100人の歌人が詠んだ短歌を集めたことによって成立してしまうので、他にも多数の「百人一首」は存在する。「歌かるた」として使われる「小倉百人一首」が余りにも有名であるため、このようになっているが、現在では「新百人一首」をはじめとする他の「百人一首」と区別することから、「歌かるた」で使われる(藤原定家撰)百人一首は「小倉百人一首」と呼ぶのが普通になっている。

中学の頃、古典の授業で百人一首を覚えさせられたが、誰でも百首の中のいくつかは覚えていることでしょう。(筆者も全てまで覚えていません...)

 

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