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「APRIL FOOL'S DAY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1986年のアメリカ映画「エイプリル・フール/鮮血の記念日」である。邦題を見たらホラー作品だと言うことが分かる作品である。(原題からは、何かと仕込まれている、と感じる事も出来ますけど...)また、ミステリーの一ジャンルである「クローズド・サークル」(人数のことを考えると、A.クリスティの「そして誰もいなくなった」がベースにある。)を用いたストーリー展開と、ラストのどんでん返しにやられた、ということになる作品であって、ホラー映画が苦手であっても、映画ファンであればそれなりに楽しむことが出来る作品である。また、原案と製作のフランク・マンキューソ・Jr.は「13日の金曜日」とリーズでお馴染みのあの人である。

作品データを記しておくと、時間は89分、原案と製作はフランク・マンキューソ・Jr.、監督はフレッド・ウォルトン、脚本はダニロ・バック、撮影はチャールズ・ミンスキー、音楽はチャールズ・バーンスタインである。そして出演は、エイミー・スティール、グリフィン・オニール、ケン・オランド、ジェイ・ベイカー、デボラ・フォアマン、デボラ・グッドリッチ、クレイトン・ローナー、トーマス・F・ウィルソン、たちである。

ある週末、大学生のスキップ、キットたち9人は、金持の息子でリッチな生活をしているマフィに招待されて、孤島にある別荘に招待される。その夜から乱痴気パーティが始まり、楽しむ一同。が、1人、また1人と姿を消していく。そして、キットとロブを除く7人のが行方不明になってしまう。そして、キットも何者かに襲われて... が、その日は4月1日、エイプリル・フールだった...

邦題に期待して、スプラッター・ホラー作品という認識で見ていたら、途中で見るのを止めてしまいたくなってしまうような、ホラー映画としたら散々な出来で物語が進んで行く。が、最後のどんでん返しを知ったら、それも納得できる。これは「クローズド・サークル」を上手く使った物語だからこそ成り立つものでもある。

「シベリア超特急」シリーズや、「ケータイ刑事THE MOVIE」(=「M1」)におけるラストのどんでん返しに繋がる部分があると言うことが出来る。ホラー映画のファンにとっては「何だ?」と言うことになるが、これぞ映画の醍醐味でもある。「シベ超」や「ケー刑事」のファンであれば、ホラー映画は苦手であっても、見ておくことをお薦めしたい作品である。(ある意味では「ホラー」というジャンルに入れることが間違いと言うことが出来る作品でもあります。)

 

↓DVDではなく、ビデオです。 

エイプリル・フール鮮血の記念日

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • メディア: VHS

 

↓輸入盤(日本語字幕はありません。また、DVDはリージョンコード「1」です)

April Fool's Day

April Fool's Day

  • 出版社/メーカー: Paramount
  • メディア: VHS

April Fool's Day

  • 出版社/メーカー: Paramount
  • メディア: DVD


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