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谷山浩子『白と黒』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2005年の暮れにリリースされた2枚組のベストアルバムである。2枚組のベストアルバムということで、曲数の方はたっぷりと言うことになるが、ちょっと面白いコンセプトによるベスト盤となっている。それは、タイトルが示すように「白」盤と「黒」盤という2つの違ったアルバムから構成されていて、前者は彼女の代表的な曲(所謂メジャーな所)が集められている。一方、後者はシュールな曲やブラックな曲、その他実験的な曲が集められている。ということで、全く雰囲気の違う2つのアルバムが対を成しているベストアルバムである。(選曲は本人です。)

収録曲は、それぞれ17曲ずつで全34曲ということになり、ベスト盤としたら十分な曲数である。が、全く違う彼女の世界を堪能できると言うことを考えたら、もう少しあっても、という気にもさせられる。

DISC 1の収録曲は以下の全17曲である。『銀河通信』『カントリーガール』『まっくら森の歌』『学びの雨』『会いたくて』『小さな魚』『河のほとりに』『SORAMIMI~空が耳をすましている~』『ひとりでお帰り』『お早うございますの帽子屋さん』『風になれ~みどりのために~』『』『MOON SONG』『恋するニワトリ』『海の時間』『神様』『ねこの森には帰れない』。

DISC 2の収録曲は以下の全17曲である。『たんぽぽ食べて』『ドッペル玄関』『人形の家』『SAKANA-GIRL』『ガラスの巨人』『悪魔の絵本の歌』『てんぷら★さんらいず』『そっくり人形展覧会』『』『ダイエット』『穀物の雨が降る』『不眠の力』『王国』『リカちゃんのポケット』『キャンディーヌ』『意味なしアリス』『楽園のリンゴ売り』。

「白」(=DISC 1)の方は、何のことはない、ごく普通のベスト盤という感じであって、彼女の主な曲を聴くのであれば、まずまずと言った所である。(他にもリリースされているベスト盤がありますし...)やはり、本アルバムの醍醐味は「黒」(=DISC 2)である。実にバラエティに富んだ内容であって、シュールなもの、実験的なもの、メルヘン・チックなもの、というように、おもちゃ箱をひっくり返したような感じになっている。(ということから、筆者の本アルバムからのお薦め曲は、DISC 2の全てということにしておく。→別売りしてくれたらいいのに、と思ってしまう所である。)

DISC 1の方では、普通のシンガーソングライターという感じであるが、彼女の奥深さを知ることになるDISC 2こそ、シンガー・ソングライター・谷山浩子を物語っているアルバムである。

 

谷山浩子ベスト 白と黒

谷山浩子ベスト 白と黒

  • アーティスト: 谷山浩子,萩田光雄,石井AQ,小野崎孝輔,乾裕樹,倉田信雄,クニ河内,斎藤ネコ,橋本一子,藤本敦夫,崎谷健次郎
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2005/12/07
  • メディア: CD


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