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「DEMONS 2」 [映画(洋画)]

表題の作品は1986年のイタリア映画「デモンズ2」である。言うまでもなく、前年の「デモンズ」シリーズの第2弾であり、続編である。(ストーリー的に繋がっているものではない。)前作は映画館が舞台であり、映画からデモンズが登場したが、本作はテレビから飛び出すことになり、また、高層マンションという閉ざされた場所が物語の舞台になっている。後に、TVから飛び出すとか、高層ビルという閉空間を舞台としたヒット作が生まれているが、それらよりも前に本作が取り入れている。ただ、残念だったのは、日本では劇場未公開であった。(ビデオで知られるようになった作品の一つである。)

作品データを記しておくと、時間は90分、監督はランベルト・バーヴァ、脚本はダリオ・アルジェント、ランベルト・バーヴァ、フランコ・フェリーニ、ダルダーノ・サケッティの4人、撮影はロレンツォ・バッタリア、音楽はサイモン・ボスウェル、ザ・スミス、ザ・カルト、アート・オブ・ノイズ、たちである。そして出演は、デヴィッド・ナイト、ヴァージニア・ブライアント、ボビー・ローデス、ナンシー・ブリッリ、アーシア・アルジェント、コラリーナ・カタルディ・タッソーニ、デバイデ・マロッタ、パスカリーノ・ソレム、ランベルト・バーヴァ たちである。尚、アーシア・アルジェントはダリオ・アルジェントの娘であって、本作がスクリーン・デビュー作である。(今では、イタリアを代表する女優であり、映画監督でもある。)

最新式のセキュリティを誇る高層マンション。その10階に住むサリーは誕生日ということで、友達が集まって誕生パーティが始まる。が、主役のサリーは衣装が決まらず、更には嫌っているジェイコブがパーティにやってきたということで、ご機嫌斜め。で、別室で一人TVを見始める。それは4人の若者がデモンズを復活させよう、という内容の番組だった。番組の面白さに惹かれてしまったサリーに、番組内で復活したデモンズが、ブラウン管を破って襲いかかり、怪我をしてしまう。そんな中、誕生パーティの方では主役のサリーのケーキのロウソク消しのために呼ばれていく。で、ロウソクの炎を吹き消したサリーだったが、サリーはその時、デモンズになってしまった。で、友人たちを襲うサリー。逃げ惑う友人たちだったが、ドアが開かず、次々と襲われて言ってデモンズになっていく。更に、デモンズの血は床を溶かし、階下に届き、それを浴びた人たちもデモンズになっていく...

アイデアといい、閉ざされた高層マンションという閉空間が恐怖を盛り上げてくれて、展開の方は面白いのだが、作りの方に雑な所があり、兎に角、デモンズが徹底して人を襲おうとする強引な所が目立ってしまう。製作費も抑えられているのか、結構手抜きと思われる所も散見できる。ということで、やはり、イタリアン・ホラーの傑作であっても、世界的にはB級作品のB級の続編という所である。が、それなりに怖がらせてくれるので、まあよろしいかと...

 

デモンズ 2

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