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東京少女・大政絢#3「恋忍者☆服部絢蔵」 [ドラマ]

今月の4つの物語は、「幸福荘」の同じ部屋に、異なる時間軸上に住む少女・絢(当然別人)の物語であるが、今回は最初に登場した志摩さんが再登場し、更にぶっ飛んだ展開の物語と言うことで、前回、前々回とは全く違う世界の物語でした。(「東京少女」で月に1度はあるコメディ編でした。)

そして、4月からの「東京少女」で、主人公の(下の)名前が、初めて演じる役者の名前と違うものになりました。(「絢」ではなくて「絢蔵」でした。でも、女の子の名前らしくない...→時代錯誤のような所が面白いんですけど...)

あの壁の赤いスプレーに、「I was here」という文字が加わったが、しっかりとそれが受け継がれていました。でも、住人が変わったら、壁紙を貼り替えるとか、ペンキを塗るとかするのが常識だと思うので、(今回登場した)大家さん、手抜きをしているとしか言いようがないと思いますけど...

今月の主題歌は『トウキョウノウタ』であるが、今回は「銭形海」に出てきた『イケナイ恋』がちらっと出てくる(志摩さんが歌う)というのは、やってくれました。でも、主題歌『トウキョウノウタ』は逆に物語からは浮いてしまってましたね。

今回の物語には「ケータイ刑事」を思わせる所がたくさんあって、楽しい所でした。(これをやるなら、4月から9月のヒロインの顔ぶれをみても、絢ちゃんしかいませんし...)で、あの青い忍者装束はやっぱりお姉ちゃまのものでしょうね。(志摩さんが来ていた赤い忍者装束ちゃんです。)同じ製作会社だったら、こういう衣装の使い回しというのは当たり前ですけど...

今回の物語は「恋日・3rd.19話~アダルトな恋」を初めて見た時(当然、BS-iでの本放送の時であり、2007/5/12です。)のぶっ飛んだ世界観に近いものがありました。中途半端なコメディ作品ならば何処にでもあるが、今回の様に徹底しているコメディ作品となると、やっぱり本当に楽しむことが出来ますね。

幸福荘。忍者の里から東京に出てきた服部絢蔵、17歳が忍者になる夢を諦めて、普通の女の子になろうとして住んでいた。忍者の夢を諦めたのは落ちこぼれ忍者だったためだった。そんな絢蔵が雑誌SEVENTEEN(これを持ってくる所がポイントでもありますね。)を読みながら食事をしている。で、一般的なファッションということで、雑誌に出ているストールを見て、「何と都会的なさらしの巻き方じゃ」と言って真似ようとする。(雑誌から知識を得ようとするのは4月の「東京少女・山下リオ」の第1話と同じですね。それにしても「さらし」って...→こういうぶっ飛んだ所も今回の物語の特徴で面白い所です。)で、自分なりに巻いて悦に入っている絢蔵。そんな所に、蝿がとんでいるのに気づくと、手裏剣で仕留めようとする。(が、外れてばかり。)で「手強い敵じゃ...」と言っていた。で「かくなる上は、秘技・殺虫剤の術」で、両手に殺虫剤のスプレーを持って、蝿を撃退していた。(スプレーの蒔きすぎです...→色々ポーズを決めて噴射しているが、「銭形海・1st.7話」で見せていた身体の柔らかい所もしつかりと披露していました。)

絢蔵の大胆な料理(大根をぶった切り、鮭を焼こうとする。)を始めるが、そこに大家さんがやってきて、「何、この煙」と文句を言う。これに「この煙で鮭を燻製にしたいだけで...」と、このぶっ飛んだ発想が良いですね。また、大家さんは壁に刺さった手裏剣を抜いて文句を言ったり、落書きのことをブツブツと言う。(→しっかりと前回に繋がります。でも、気づいているのなら、住人が変わった時に、ペンキを塗るとか壁紙を買えるということをするべきだと思いますけど...)大家さんがいなくなると、食器棚の後ろに落とされた手裏剣を拾おうとする絢蔵は食器棚を動かして、壁の赤いスプレーの跡に「I was here」と書かれた落書きを発見する。で「壁画?」と呟いていた。

雑誌に出ていた「恋せよ乙女」と言う記事で、恋の事に思いを巡らせる絢蔵だったが、頭で考えた「こい」は「」だった。が、川の鯉にも逃げられるダメ忍者だったことを思い出す。そんな所に、変なうめき声が聞こえてきた。さっそくネギを手にして「曲者?」と身構える。(ネギを剣のように扱ったのは「・1st.12話」のラジオドラマを思い出します。)が「間違えた」(「ケータイ刑事」ではお馴染みの台詞の一つですね。)と、楽しい所でした。で、下の部屋からのうめき声をじっくりと聴こうとする。(『イケナイ恋』の歌詞が出てきます。)で「恋はイケナイだと?」から「もしや、甲賀のくノ一か?」と呟くと、下の部屋の様子を探りに飛び出していく。

下の部屋(志摩さんの部屋です。)の前で「名は仮にA子としよう」と言ってから、色々と想像を始めるが、甲賀の忍者組合に似たような忍者がいたことを思い出すと、A子はその忍者だと決めつけていた。

そんな所に、絢蔵の隣の部屋に住む男がコンビニ袋を手にして帰ってきて、絢蔵に声を掛けた。で、絢蔵は一目惚れ。背中のネギを挙げてしまう。で、男が部屋に向かうと、その男の名を「仮にB男氏としよう」と言ってから、胸キュン・モードに突入。「初恋純情編に突入じゃ!」と恋に目覚める。尚、この時、うめき声「イケナイ恋」が上手いタイミングで入りました。(ここでAパート終了。11分を越えた所でした。よってBパートは15分に少し足りない所になります。)

翌日、部屋で考えている絢蔵。(一休さんですね。)で、「謎は解けた」(やっぱり「ケータイ刑事」を意識した台詞ですね。)から、壁の「奇妙な落書き」と隣人A子のうめき声は密接な関係があると考えた。A子はB男氏に恋心を抱き続けていて、何度も告白しようとしたが叶わなかった。それはB男氏に恋人がいて、それはこの部屋の前の住人・C子として空想を勧めていく。(C子は前回の物語の絢がそのままという形で出てくるのがポイントです。)C子が落書きを書いた張本人で、B男氏とC子の関係を目にしたA子はC子に嫉妬して呪いの藁人形に夜な夜な釘を打っていた。で、まじないの術によって苦しむC子。で、最後の力を振り絞って壁に字を書き、この部屋を後にした。→想像とは言え、実に凄い発想ですね。

で、絢蔵は仇を取り、B男氏を自分のものにすると決めると、A子の部屋に潜り込む。(絢蔵の部屋のトイレの下とA子の部屋の押し入れが繋がっている。→実に凄いアパートですね。まるで忍者屋鋪です。)A子は外出しているようで、部屋には誰もいなかった、で、A子の部屋にあるカラオケ装置を見て、それがまじないの道具と思った絢蔵。側にあったマイクを手にするがそれが何か分からなかった。ハウリングが起こると「何だ、この術は?」という有様だった。→ハウリングが起こるということは、電源は入ったままということになりますけど...

そこに、A子が帰ってきたようで、慌てて押し入れに戻り、自分の部屋に戻った絢蔵。が、マイクを持ってきてしまった。一方、帰宅したA子は、マイクが無くなっていることに直ぐに気づいた。

B男の部屋、丁度食事を作っている所だった。絢蔵は恋の相手の下調べをすることだと言って、天井裏徘徊の術ということで、押し入れの上段に潜り込んだ。で、素麺を作って食べようとしているB男を目にした絢蔵は、B男が茗荷を買い忘れたことを嘆いて忌めのを見て困っていると思い、部屋に戻ると素麺を作った。で、竹の樋を用意すると再び押し入れ上段へ。で、流し素麺を始める。B男は突然、水を被ることになり、更に素麺を被ることになり、「怪奇現象?『新耳袋』?」と言っていた。(→「怪談新耳袋」の名前まで飛び出しました。)→だけど、食べ物を粗末にするのはどうかと...(この部分が今回の物語の大きなマイナス点です。)

絢蔵は、「次は茗荷」「次はネギ」と言って、第二弾、第三弾を。が、B男の目に茗荷が刺さり、ネギが目に染みて、苦しんでいた。それを見た絢蔵はB男が喜んでいるものと(勝手に)思い、「大成功」と言って喜んでいた。

次は、プロポーズの時に相手が驚く衝撃的な演出をすべし」ということで、壁に細工を始める。(これが次回にしっかりと受け継がれることになるのでしょうね。)

A子は大家さんを呼んで、空き巣が入りマイクを盗まれたと訴えていた。(この時、A子が猿飛志摩という名前であることが判明(1話の志摩さんでもある。)し、苦節20年、初めてのワンマンライブがまもなく(8/21)開催されるということが分かりました。)そんな大家さんの携帯が鳴り、電話に出ると「出ていく」と言うB男からの電話だった。で、大家さんは志摩さんに「アパートの神様がバツとしてマイクを取り上げたんじゃないの」と言って事を収めるとB男の部屋に向かった。

絢蔵は壁に扉を作ろうとしていて、その枠線を書いていた。で、相手を驚かす告白方法はこれしかない、と思って、作業を続ける。で、木槌を手にして壁を叩き始めた。

その頃、B男の部屋に大家さんがやってきた。B男はリアルな体験をしたと言って怖がっていたが、大家さんは楽しんでいると言い「アパートの神様がプレゼントしてくれたんじゃないの」と言って収めようとしていた。そこに、絢蔵が木槌で壁を叩く音がする。何度か叩いていると、壁に穴が開いた。で、目を閉じたまま絢蔵は、穴越しに「拙者とおつきあいして下さらぬか」と告白する。が、それを受けたのは大家さんだった。一方、B男は「やっぱり出ていきます」と言う。大家さんはそれを宥めようとする。絢蔵は「ここにはもうすぐ、回転式の忍者扉が完成するのじゃ」と言うが、大家さんは「出ていってくれる」と告げた。

アパートを追い出された絢蔵は伊賀の山に戻って忍者修行に復帰した。最初は落ち込んでいたが、頭領からは忍者の腕を上げたと、もっぱらの評判だった。そんな絢蔵は川で鯉を捕まえると「この鯉は逃さないぞ」と言っていた。

『トウキョウノウタ』が流れるなか、物語のダイジェスト的なシーンがいくつか出てくる中、エンドロールが流れていき、幕となりました。

次回の物語は、「東京少女・大政絢」の最終回ということになって、「エチュード・秘密」という物語です。台本は無く、設定だけ与えられて、後は全てアドリブという物語ということで、地上波作品ではあり得ない物語である。次回予告も「ケータイ刑事」を意識していて「BS初」ということをアピールしていました。で、ちゃんが簡単な説明をして、松崎さん、大掘さんがメイキング映像の様に少しだけ語り、本編の映像がチラッと流れました。→15秒版の予告は3人の語りということになるのではないかと思われるが、15秒版の予告にも注目です。

監督は古厩智之監督ということで、ちゃんとは「恋日・ニュータイプ・10話」「銭形海・2nd.9話/3rd.1話」でも顔を合わせしているし、「銭形海・3rd.」でコンビを組んだ松山さんこと松崎しげるさん、そして鑑識・柴田束志の大掘こういちさんが出演ということなので、「銭形海・3rd.」のトリオがどういう物語を見せてくれるのか、とても楽しみです。尚、次回の物語では、絢の名字は「大政」ということで、これは本人そのままということになり、しかもあのアパートの大家さんだそうです。

BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせは、今回もバックの映像は、高速道路と東京タワーを中心としての夕景でした。が、今回は(東京は)完全に幸福荘だけだったので、妥当な所です。

今回は、ちゃんのハイテンションと八木小緒里さんの怪演ぶりが目立ちました。特にちゃんのハイテンションはデビュー作である「東京少女 ~TOKYOかしましガールズ」の後半を思い出させてくれました。(前半の暗さを持っていた部分が前回に繋がる。)「TOKYOかしましガールズ」では12分の1つの作品の中で、(同一人物の)暗い面と明るい面の両方を見せていたが、「東京少女・大政絢」では4つの物語の中で、(異なる人物の)暗い所と明るい所を演じ分けるというように、別シリーズであるが同じ「東京少女」ということを考えたら考えたら、なかなか奥の深い仕掛けがしてありますね。(少なくとも、4、5、6月の3人よりも深い仕掛けがある7月です。)

出てきたネタは「ケータイ刑事」だけでなく、雑誌「SEVENTEEN」や「怪談新耳袋」というように、ちゃんに繋がるものというところは、やっぱりBS-i作品らしいところでした。(前回のシリアスなドラマからここまでぶっ飛んだコメディ編に変わる所も同じです。)

ただ、志摩さん(八木小緒里)の歌う『イケナイ恋』もたっぷりと聴いてみたかったところです。(歌手としてレコード・リリースもしていましたからね。)

PS.7/24(木)深夜のMBSの「銭形海」の放送はいつも通りの26:30からですが、関西テレビが25:54~27:35の枠で、お姉ちゃまの黒川芽以さん主演の「学校の階段」をノーカットで放送します。(26:04~27:35)それにしても、CX系って、土曜日の本放送の枠でもそうだが、「ケータイ刑事」(及びその放送枠)に対して、「ロス・タイム・ライフ」の最後といい、「ハチワンダイバー」(ちゃんファンだったら、やっぱり「東京少女・大政絢」の方が優先度が高いはずですけど...)といい、本当に狙い撃ちにしてますねぇ。→「学校の階段」はDVDを持ってますし、「銭形海」はBS-iの本放送で見ているのと、本日(7/20)の再放送で(BDに残す)HD化できたので、ここは「学校の階段」のHD化をと思う筆者です。(地デジ・ハイビジョンはBSデジタル・ハイビジョンよりもデータレートは下がるが、SDではなくてHDですし...)

 

↓今月の原作ノベライズ本です。

さびしい夜、私は大声ででたらめな歌を唄う。 (リンダブックス 東京少女 4)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: 文庫

 

↓やっぱりこれを

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD

 

↓八木小緒里(歌手時代は「八木さおり」名義です)の歌が収録されています。

80’sアイドルJAPAN2

80’sアイドルJAPAN2

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 1998/11/06
  • メディア: CD

おしえてアイドル キング編

おしえてアイドル キング編

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: P-VINE
  • 発売日: 2000/12/25
  • メディア: CD

↓「PS.情報関係」


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