漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん #8 [ドラマ]
今回は3つ目のエピソード「午前二時の出会い」の2回目です。が、何ですかねぇ、物語の方は殆ど進んでいない。実にかったるい展開でした。
ダメ・ホストのマサトは美女をゲットして、更には先日合った出会った後輩のリョウコともデートをするというように、赤い漫画本のおかげで絶好調。(特に、異変は起こっていない...)
一方、シズカは一人で例の漫喫に行って調査をする。で、シズカには赤い糸が見えて、それに導かれるように辿って行くと、44号室に辿り着き、そこで少女・マンナの姿を見る。そして、そこで見たものは、赤い糸に縛られた自分の姿だった。ショックと恐怖のシズカは漫喫を飛び出していく。
そんなシズカを見かけたリョウコは、一人で恐怖に怯えていたシズカを助け、カムイの元に連れて行く。カムイは赤い漫画本の核心にかなり迫っていて、リョウコに、赤い漫画本のことを忘れなさい、と忠告する。更に、しばらくシズカを預かって様子を見守ることにしたが...
前回もそうだったが、3つ目のエピソードは「起承転結」の「転」の部分と言うこともあるが、シズカの首の傷とマンナさんとの関係が分かることになるのだろうが、それにしても余りにもゆっくりとした展開で、殆ど先に話が進んでいない。実質的に本編が約16分半で、のんびりしているから、今回もあっという間に時間だけが消費されただけ。シズカが恐れる部分については今後じっくり描くのだろうが、今ひとつ伝わってこない。何を描きたいのか、足元がしっかりしていない本作の粗が一気に出てきただけでした。
本作は「ホラー」という看板を掲げているが「恐怖」を感じないのだから、これは見ていても辛い... →これが「新感覚ホラー」というものなんでしょうか?ただ確実に言えることは、あれだけブームになった「ジャパニーズ・ホラー」も完全に終わっているということですね。「新耳」のレベルまでとは言わないが、もう少し「恐怖」を感じさせて貰いたいところである。
終了後、DVD発売記念イベントの告知があったが、グラビア・アイドルが出演しているということで、そっちの方向のイベントになっちゃうだけですね。ネットでDVDを予約したら参加できるようだが、DVDを購入するような内容の作品ではなく、ON AIRを見るだけで十分というレベルです。
↓一応これらを。(今回の物語は「第三章」に収録です。)
ホラー映画の魅力―ファンダメンタル・ホラー宣言 (岩波アクティブ新書)
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