CYNDI LAUPER『A HAT FULL OF STARS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1993年に発表された彼女の4th.アルバムである。4年ぶりのアルバムということで、'90'sになって初めてのアルバムと言うことになったが、これまでのアルバムと違ってセールスの点では大きく苦戦して、'90'sは低迷することになる彼女であるが、それを象徴する結果になってしまったアルバムである。本人は全ての曲作りに参加して、やりたいことをすべてやった内容となったが、ドイツで最高位9位、日本で最高位15位をヒットを記録するも、アメリカでは最高位112位、イギリスでも最高位56位と、チャート成績は振るわなかった。
収録曲は以下の全12曲である。『That's What I Think』『Product Of Misery』『Who Let In The Rain』『Lies』『Brokern Glass』『Sally's Pigeons』『Feels Like Christmas』『Dear John』『Like I Used To』『Someone Like Me』『Part Hate』『Hat Full Of Stars』。
この中からシングル・カットされたのは以下の4曲であるが、低迷することを象徴するように、いずれの曲もBillboardのHot 200にランクインしなかった。『Who Let In The Rain』『Sally's Pigeons』『That's What I Think』『Hat Full Of Stars』。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は『That's What I Think』『Lies』『Feels Like Christmas』とアルバム・タイトル・ナンバーである『Hat Full Of Stars』をピックアップしておく。
内容的にはチャート成績が示すような悪いものではないが、時代が求める方向とのズレがあったということでしょう。(所謂、「商業路線」を離れて、やりたい音楽を追究したということです。)が、新たなシンディ・ワールドをたっぷりと堪能することができるだけに、聴いておきたいアルバムである。
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