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TwellV・神宮前名画座「YOU CAN'T TAKE IT WITH YOU」 [映画(洋画)]

今週の神宮前名画座は、1938年のアメリカ映画「我が家の楽園」でした。126分の作品であるため、30分拡大しての放送でした。(でも、約20分の余りがあるので、15分拡大で十分なのに...)この作品はブロードウェイでヒットした舞台劇を映画化した作品であり、キャプラ監督の代表作になり、アカデミー賞で作品賞と監督賞を受賞した作品である。物語は風刺の効いたコメディであり、傑作として名高い作品である。

作品データを記しておくと、時間は126分、白黒作品である。原作はジョージ・S・カウフマンとモス・ハート、監督はフランク・キャプラ、脚本はロバート・リスキン、撮影はジョセフ・ウォーカー、音楽はディミトリ・ティオムキンである。そして出演は、ジェームズ・スチュワート、エドワード・アーノルド、ジーン・アーサー、ライオネル・バリモア、アン・ミラー、ミシャ・オウア、スプリング・バイイントン、ドナルド・ミーク、ハリウェル・ホッブス、ダブ・テイラー、サミュエル・S・ハインズ、ハリー・ダヴェンポート、ウォード・ボンド、たちである。

物語は、大富豪カービーと、奇妙な一家との間で繰り広げられる物語であるが、色々と楽しい仕掛けも用意されているコメディ仕立ての物語である。最後の楽観的なオチが時代を感じさせてくれるものの、安らぎ感を感じるところである。

実業家で大富豪のカービーは、軍需工場を作るための用地買収を進めていたが、その土地の持主の中の一人ヴァンダホフ一家の反対にあって、話が進んでいなかった。一方、副社長であるカービーの息子・トニーは秘書のアリスと恋仲になり結婚を考えていた。が、アリスがヴァンダホフの孫娘ということが分かり、猛反対にあう。アリスは何とか気に入って貰おうと、カービー夫妻を自宅に招くが、それは約束の日の前日のことであり、突然の来客という形になり、ヴァンダホフ一家の真の姿を目にすることになったカービーは...

資本主義の鬼のようなカービーと、余生を送る金があることから引退して好きなことをやっているヴァンダホフ。いくつかの騒動を通して、人生に必要なものは何かということを語りかけてくれる物語は、アカデミー賞を獲得したのも納得できる内容である。

また、キャスティングの方も、オールスター・キャストということで、実に豪華な顔ぶれが集まっていて、たっぷりと見せてくれている。

現実のコセコセした生活を忘れて夢のような世界に浸ることもでき、更に大切なことを思い出させてくれるということで、これはなんとしても見ておきたい作品である。

次回8/9&10は「市民ケーン」(1941年)が、やはり30分の拡大枠での放送となります。これも見ておかなければならない名画です。その後は、8/23「ローマの休日」(1953年)、8/30「黄昏」(1952年)と続き、やはり30分拡大しての放送です。(8/31は通常の2時間枠となって「ジェーン・エア」の再放送です。)

 

 

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